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第四十話 クリスタル・ピックアックス
脱出
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「あんたは黙ってろッス。あんたが出てくると話が拗れるッス」
「やいやいっ、オレたちを抜きで話を進めるな! この誘拐犯め、とっ捕まえて兵士に突き出してやる! 観念してお縄につけっ……」
ナガレがその男へ叫んだ、その直後!
ガラガラガラッ! ゴゴゴゴゴ……!
「どわ!」「なによっ⁉︎」「地面が揺れてるにゃあ!」
突然洞窟が揺れ出して、みんなよろめいた。シャットが「あーーっ!」と真っ青になって叫んだ。
「大変だよーみんな! さっきの戦いで、もしかしたらどこかで落盤が起こったのかも! 生き埋めになっちゃう前に早く逃げないとー!」
「な、なんだって⁉︎」「……いかん、ひとまず脱出だ!」
ジョーの一声で、みんな一斉に出口へ走り出す。シャットを先頭に、猛ダッシュで洞窟内を走り抜ける!
「はぁはぁはぁ、も、もうダメ……」
「ニンフォしっかりしろ! 死にたくなかったら、走れぇぇ~~~~!」
ガラガラガラッ! ドガドガーン!
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして数分後、なんとか出口から外へ脱出できた。一応まだ夕暮れ時のはずだが、雪が降り始めている。そのせいで空に雲がかかり、ずっと薄暗かった。
「あ、あぉ、疲れた……」
ヘロヘロになって雪の上にへたり込むナガレ。こんなに寒いのに、汗でビショビショだ。
「おぉ、帰ってきた!」「よかった、無事だったんですね!」
厚着したオーク族の従業員たちが出迎えてくれた。だが彼らの視線の先にいるのは、ナガレたちではない。
「カシラ、ご無事で!」「よかったですぅ~!」
ベネットとあのオーク族の、初老の男性だった。みんなホッとした表情で彼を囲んでいる。
「……何者なんだ、アイツは。ただのリーダーではないようだが」
ジョーが不思議そうな顔をしていると、眼帯のオーク族は「おうおう」と群衆を諌め、ナガレたちのもとへやってきた。
「な、なんだよ、やる気にゃあ⁉︎」
ミケがサッと立ち上がるも、眼帯のオーク族は首を横に振る。そして地面にあぐらをかいて座り込み……すっと頭を下げた。
「まずは、感謝するべきだろうよ。おい! てめえらも頭下げろ! よせばいいのにこのニンゲンさまがたに、救助を頼んだんだろうが」
「「「へい!」」」
それに合わせて坑夫のオーク族も一斉に地面へ跪き、ペコリと地面に額をつけた。
「え、急にどうしたの?」
「面目ねえ、おかげで助かった。あの妙ちきりんなバケモンのせいで、ベネットごと採掘場に閉じ込められてた。このアホンダラたちの命も助けていただいて、本当に感謝している」
「やいやいっ、オレたちを抜きで話を進めるな! この誘拐犯め、とっ捕まえて兵士に突き出してやる! 観念してお縄につけっ……」
ナガレがその男へ叫んだ、その直後!
ガラガラガラッ! ゴゴゴゴゴ……!
「どわ!」「なによっ⁉︎」「地面が揺れてるにゃあ!」
突然洞窟が揺れ出して、みんなよろめいた。シャットが「あーーっ!」と真っ青になって叫んだ。
「大変だよーみんな! さっきの戦いで、もしかしたらどこかで落盤が起こったのかも! 生き埋めになっちゃう前に早く逃げないとー!」
「な、なんだって⁉︎」「……いかん、ひとまず脱出だ!」
ジョーの一声で、みんな一斉に出口へ走り出す。シャットを先頭に、猛ダッシュで洞窟内を走り抜ける!
「はぁはぁはぁ、も、もうダメ……」
「ニンフォしっかりしろ! 死にたくなかったら、走れぇぇ~~~~!」
ガラガラガラッ! ドガドガーン!
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして数分後、なんとか出口から外へ脱出できた。一応まだ夕暮れ時のはずだが、雪が降り始めている。そのせいで空に雲がかかり、ずっと薄暗かった。
「あ、あぉ、疲れた……」
ヘロヘロになって雪の上にへたり込むナガレ。こんなに寒いのに、汗でビショビショだ。
「おぉ、帰ってきた!」「よかった、無事だったんですね!」
厚着したオーク族の従業員たちが出迎えてくれた。だが彼らの視線の先にいるのは、ナガレたちではない。
「カシラ、ご無事で!」「よかったですぅ~!」
ベネットとあのオーク族の、初老の男性だった。みんなホッとした表情で彼を囲んでいる。
「……何者なんだ、アイツは。ただのリーダーではないようだが」
ジョーが不思議そうな顔をしていると、眼帯のオーク族は「おうおう」と群衆を諌め、ナガレたちのもとへやってきた。
「な、なんだよ、やる気にゃあ⁉︎」
ミケがサッと立ち上がるも、眼帯のオーク族は首を横に振る。そして地面にあぐらをかいて座り込み……すっと頭を下げた。
「まずは、感謝するべきだろうよ。おい! てめえらも頭下げろ! よせばいいのにこのニンゲンさまがたに、救助を頼んだんだろうが」
「「「へい!」」」
それに合わせて坑夫のオーク族も一斉に地面へ跪き、ペコリと地面に額をつけた。
「え、急にどうしたの?」
「面目ねえ、おかげで助かった。あの妙ちきりんなバケモンのせいで、ベネットごと採掘場に閉じ込められてた。このアホンダラたちの命も助けていただいて、本当に感謝している」
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