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第四十一話 怪力と愚か者と家族愛と
バッファローの問題
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「もしかすると、イビル教団はコナキ地方に戦力を集中させとるのかもしれん。警戒が必要じゃな」
「ええ……」
今後も接敵が増えていくかもしれない。もしかすると、あのジョロウたち四幹部や大司祭ソラルも……。
少なくとも単独では、ナガレとジョーですら逃げる間もなくやられてしまうだろう。用心しなければならない。
「それともう一つ、気になることがあって。サニーが変なこと書いてるんだよね」
「……なんだ?」
ナガレも頭を掻きながら、首を傾げていた。
「スカルドラゴンが、最近ずっと大人しくなったって……」
「なんじゃ、そんなことか。そりゃアイツも死んでるとはいえモンスターじゃから、大人しくなる時もあるじゃろう」
楽観的な声のレンだが、ジョーは眉を顰めた。
「……それでも分からないな。スカルドラゴンは確かにスラガン地方のヌシとして、多少の喧騒には動じない。だが明確にケンカを売られたら絶対応じるような奴だ。事件も多い」
スカルドラゴンは普段はニンゲンなど歯牙にもかけず、スラガン地方の空を飛んでいる。
しかし世間知らずの野生モンスターは、強大な存在であることを知らずに、スカルクリーチャー辺りは縄張り上空を飛ぶドラゴンに、岩を飛ばしたりして攻撃することがある。
……結果は大惨事。明確に挑まれれば応じるスカルドラゴンによってギタギタに薙ぎ倒される。
それだけならまだ良いのだが、近辺に集落などがあった場合はさらに悲惨。巨体で大暴れして地形を変え、さらに黄泉の炎を撒き散らし周囲を焦土に変えてしまう。
そして気が済むまで相手をボコしたら去っていく。ニンゲンの集落が消し炭になってもどこ吹く風。モンスターなのだから当たり前だが。
「それが大人しいんだって。最近はずーーっと降りてくることなく、空を飛び続けてるらしいよ」
「……そうか」
確かに気になるが、今のジョーたちがいるのは異国の地。調査はできそうにない。
「サニーは自分たちの方で探ってみるって言ってる。近況報告求むってさ」
「……まぁそれはさておき、そろそろナガレの箱も開けてみたらどうだ。すぐ取り出した方がいいものが入っているかもしれん」
「それもそうだな」
長々と話したが、ようやくナガレも自分宛の箱を開封し始めた。サキミからの手紙はベッド上の棚に置いて、文鎮まで置いている。当然レンは不満顔。
「ふうん、サキミ嬢のことがそんなに大事か。手紙一つでも、まるで大金の小切手みたいに扱うんじゃのう……」
「ええ……」
今後も接敵が増えていくかもしれない。もしかすると、あのジョロウたち四幹部や大司祭ソラルも……。
少なくとも単独では、ナガレとジョーですら逃げる間もなくやられてしまうだろう。用心しなければならない。
「それともう一つ、気になることがあって。サニーが変なこと書いてるんだよね」
「……なんだ?」
ナガレも頭を掻きながら、首を傾げていた。
「スカルドラゴンが、最近ずっと大人しくなったって……」
「なんじゃ、そんなことか。そりゃアイツも死んでるとはいえモンスターじゃから、大人しくなる時もあるじゃろう」
楽観的な声のレンだが、ジョーは眉を顰めた。
「……それでも分からないな。スカルドラゴンは確かにスラガン地方のヌシとして、多少の喧騒には動じない。だが明確にケンカを売られたら絶対応じるような奴だ。事件も多い」
スカルドラゴンは普段はニンゲンなど歯牙にもかけず、スラガン地方の空を飛んでいる。
しかし世間知らずの野生モンスターは、強大な存在であることを知らずに、スカルクリーチャー辺りは縄張り上空を飛ぶドラゴンに、岩を飛ばしたりして攻撃することがある。
……結果は大惨事。明確に挑まれれば応じるスカルドラゴンによってギタギタに薙ぎ倒される。
それだけならまだ良いのだが、近辺に集落などがあった場合はさらに悲惨。巨体で大暴れして地形を変え、さらに黄泉の炎を撒き散らし周囲を焦土に変えてしまう。
そして気が済むまで相手をボコしたら去っていく。ニンゲンの集落が消し炭になってもどこ吹く風。モンスターなのだから当たり前だが。
「それが大人しいんだって。最近はずーーっと降りてくることなく、空を飛び続けてるらしいよ」
「……そうか」
確かに気になるが、今のジョーたちがいるのは異国の地。調査はできそうにない。
「サニーは自分たちの方で探ってみるって言ってる。近況報告求むってさ」
「……まぁそれはさておき、そろそろナガレの箱も開けてみたらどうだ。すぐ取り出した方がいいものが入っているかもしれん」
「それもそうだな」
長々と話したが、ようやくナガレも自分宛の箱を開封し始めた。サキミからの手紙はベッド上の棚に置いて、文鎮まで置いている。当然レンは不満顔。
「ふうん、サキミ嬢のことがそんなに大事か。手紙一つでも、まるで大金の小切手みたいに扱うんじゃのう……」
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