崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第六話 解散のギルド⁉︎

お手並み拝見

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~☆~☆~☆~☆~☆~

「ケンガ! ちょっと連れていきたいところがあるんだけど」
「ナガレか。いいだろう、どこへ連れて行ってくれるんだ? 居酒屋か、それとも加工屋か?」
 と言うわけで誘ってみたところ、ケンガはまんまとついて来た。ジョーからは「どこへ行くかは伝えるな。ついてこいとだけ言えばいい」とアドバイスされているため、行先は言わない。
「ほらここだよ。ケンガにぴったりの場所かもと思って」
「ほう……薄暗いテントだな。ミステリアスな雰囲気が俺様にピッタリだ」
(ドロシーに頼んで、雰囲気消してもらってるからな。まったくポジティブな奴だ……)
 前もってこのことを紫肌魔族スキル鑑定士のドロシーに頼み込んだところ、すぐに快諾してくれた。逃がす隙も無いように、ドロシーより手早いオトナなヒツジ獣人のイチコさんも呼んでくれるらしい。
「ん、何だここは? 娼館にしては手狭いが……」
 そうしてテント内に入ると、そこには長机と椅子があるのみ。ケンガはさすがに違和感を覚えたようだ。……と、いきなり背後のカーテンが閉められる。
 シャーーッ……。
「な?」
「はい、ここはスキル鑑定屋さんだ! これからともに戦う仲間のこと、よ~く知っておくべきだからな」
「なにぃっ!?」
 ナガレのネタばらしに、いきなりギクッと硬直したケンガ。さっきまでの悠々とした態度はどこへやら、急に緊張した表情になった。
「はいはーい、すかさずドロシーちゃん登場ですー!」
「あらぁ? 今日占ってほしいっていうコは貴方なのね……?」
 ささっと店の奥からドロシーとイチコさんが登場し、テーブルにドカッと水晶玉を置く。
「な、なんだと!? だだだ、騙したな!」
「いやオレ、何もだましてないぞ! 今までの会話を落ち着いて振り返ってみろよ!」
「…………た、確かに」
 なぜか素直に納得してしまったケンガ。
(おいおい、なんでそんなに焦ってるんだ……?)
 別にスキルを仲間に見られるくらい訳ないと思うのだが、なぜ全力拒否しているのだろうか?
「もう、早く水晶玉に手を置きなさい! まったくメェ~ワクなコなんだから……ドロシーちゃ~ん、やっておしま~い!」
「はいはい、それベターっと!」
 ぐいっ!
「あー!?」
 すかさずドロシーがケンガの腕を引っ張り、手のひらを水晶玉にべったり貼り付けた! その隙にイチコさんが手早く呪文を唱え始める。
「ルエミ・ラカチ、ルミエ・ラカチ! かの者の力を我に示し……」
 しかしケンガも黙っていられず、力ずくでドロシーの手を振りほどく!
「何をするっ!」
 パシッ!
「キャッ!?」
「な、ナガレ! 俺様は急用を思い出したので、これにて失礼する。さらばだ!」
 そう言うや否や方向転換して、大慌てでテントを飛び出して行ってしまった。

「ありゃー……行っちゃいましたねー……」
「もう、乱暴なんだからぁ。水晶にキズが付いちゃったらどうするのよ!」
「二人ともありがとう、手伝ってくれて。失敗しちゃったけど……」
 ナガレがお礼を言うと、ドロシーは「えへへー」と笑った。心なしか、ほんのり顔が赤いような……。
「な……ナガレのためならお茶の子さいさいですー。何かできることがあったら、また言ってくださいねー」
(え、呼び捨て? 別にいいけど……きっとオレのことを友達と思ってくれてるんだな!)
「私も構わないわぁ。でも逃げられちゃったわねぇ……」
 イチコの言う通り、ケンガのスキルやステータスを見ることは叶わなかった。がっくりと肩を落とすナガレ。
「……いや、一つでも収穫はあった」
「ん? ……ジョー!?」 
 声が聞こえて振り向くと、いつの間にかジョーが背後に立っている!
「収穫ってなんだ? 逃げられちゃったのに……」 
「……少なくとも、奴は自分のステータスやスキルを見せたがらないということだ。見栄を張った手前、弱いステータスを見せたくないのか、それとも見せられないような問題のあるスキル持ちなのか……」

「あら、それならちょっとだけなら私が調べられるわよぉ?」
「……え?」
 突然イチコさんが話に割り込んできた。ちょっとだけなら調べられるとはどういうことだろう?
「あのコ、呪文を唱えてる途中に逃げちゃったけど……実は半分くらい鑑定が終わってたのよぉ。スキルは分かんないけど、ステータスくらいなら見えるんじゃない?」
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