崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十一話 さらば、アタカンの子息

遭遇

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 その後もサニーが次々と痕跡を見つけてくれたおかげで、森の最奥までどんどん進んでいく。
 しかし街道からはどんどん逸れていき、確実に森へ迷い込んでいた。獣道すら無く、気を抜くとすぐに迷子になってしまいそうだ。
「ええと、これは……いえ、気のせいでした」
 サニーがしょっちゅう木を削ったり地面にしゃがんだり石ころを蹴っ飛ばしたりするのが気になるところだが、そこはご愛嬌である。
「…………」
 フローレンス気になっている様子だが、何も言わない。
「そう警戒するなって。サニーの実力は、オレが保証するよ」
「いえそうではなく……サニーさん、目印の場所がバラバラじゃないですか? まるで何か修正してるみたいです……」
 そうフローレンスが言いかけたところで、サニーが「あっ!」と声を上げた。
「おそらく、すぐ近くにヤツがいます。これを見てください」
 そう言って指差したところには、木を削ったような真新しい傷跡がある。爪で引っ掻いたような跡は、明らかに人間が残すようなものではなかった。
「ここからは近いです。ナガレさんにフローレンスさん、ここは三手に別れましょう。遭遇したら大声で呼ぶのです。あまり離れてはいけませんよ!」
「お、おう! 分かった!」
 サニーの提案でナガレは前方、フローレンスは右側、そしてサニーは左側と別れていった。


「……誰もいませんよね?」
 フローレンスは一人で少し歩いた跡、キョロキョロと辺りを見回す。ナガレもサニーも木々の間へ消えていって姿が見えない。
「…………」
 フローレンスは用心深く辺りを見渡す。すると足元に折れた木の棒を発見した。普段なら根本から折られた細木なんて気にも留めないはずだが、今日は別だ。
「よっと……ふんぬっ!」
 両手で引っ張ると、簡単にズボッと地面から抜けた。
(自然の木にしては綺麗すぎます。それに大して劣化もしていません……森が警戒区域に入ったのは数ヶ月も前なのに、誰かがここに来て旗でも立てたのでしょうか? 慌てて引っ張ったからへし折れて、先だけが残ったとか……)
 折れた棒を前に考え込むフローレンス。先ほどからサニーの怪しい行動を見ていて、何かあると考えたようだ。
(すると、サニーさんが探していた、いや『隠していた』モノは一体……)
 そんか考えが頭をよぎった、その時!


「どわぁーーーーっ⁉︎」
 遠くからナガレの悲鳴が聞こえた!
「はっ⁉︎ い、いけない!」
 急いで声のした方へ駆けるフローレンス。木の根を飛び越え薮をかき分け勢いよく進むと、ナガレの背中が見えた。
「ナガレさん! 大丈夫ですか!」
「あ、フローレンス! アイツが……アイツがいきなり木から降って来たんだ!」
 ナガレが指差した方を見ると、そこには……。
「キシャーーーーッ!」











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