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第十三話 スライムパニック
話し合いの内容
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「アイツらてんで実力ねぇからな。ダンスと歌にゃあ確かに良いものがある。それは認めるが、あのリーダーどもはハッキリ言って冒険者ナメてんだよ。……それがこうも強くなったたぁ、そう言うことねぇ」
「如何ですか? どうやら成果の方は信じていただけたようですが。そうそう、最近新しい後輩が入ったようですねぇ。その方についても教えて……」
「やだね、言うもんか。個人情報だかんな」
(や……ヤバイヤバイ! これそう言うことじゃん! ラスト一週間でついに明らかになっちゃったよ!)
まさに棚からぼたもち、明らかになった事実に震えるナガレ。このわずかな会話の相手がウワサの怪しい連中だったのなら、すべて辻褄が合う。トレメインたちリーダー組は、彼女(?)らのおかげで成績を上げ昇格のチャンスを手に入れたのだろう。
(や、ヤバいなこれ! ひとまず気持ちを整理しないと……)
思いがけない展開にプチパニックを起こしつつ、ナガレはひとまず談話室へ戻っていった。
「……ベアン先輩、話してたから戻って来た」
「あ、おかえりやでレガーナちゃん……めっちゃ顔色悪いけど、どないしたんや?」
「確かにそうッスね。どうしたんッスか? まるで闇取引の現場を見てしまったかのような青い顔ッスよ」
(図星だぁっ!)「え、えーと……なんでもない! そう、なんでも……」
「大丈夫ですか?」
みんな心配そうな表情で見つめてくる。
「う、うん! 全然大丈夫! それよりさ、みんなクエストのこと考えない?」
「クエスト? せやなぁ。ウチらでも勝てるようなクエストがええねんけど」
「スライム五十体討伐とかやってみるッスか? 五人でやればゼッタイ早く終わるッスよ」
「そんなクエストあるんですか?」
「あると思う……こないだ『スライム百体の討伐』とかあったし。報酬もかなーり高かった」
「もはや投げ売りッスね。スライムのバーゲンセールッス」
「あ、そういえばですけど……私この前エレメントスライムの依頼書取りましたよ」
「え、ホンマに?」
フローレンスの一声で、三人の注目が集まった。
「結構レアなヤツやん。スラガン地方に元々おらんかったんやなかったっけ?」
「はい。元はポーツ地方のモンスターですね」
エレメントスライムとは、ポーツ地方の水辺に生息する成長したスライム個体。何らかの影響で魔力を蓄え、炎や雷など属性を体に宿したそこそこ強いモンスターだ。
これらは成長を続けて最終的に『ハイパーエレメントスライム』にまでパワーアップするが、その代償としてクイーン個体には絶対になれない。クイーンスライムになれるのは、最後まで無属性だった個体のみだ。
「如何ですか? どうやら成果の方は信じていただけたようですが。そうそう、最近新しい後輩が入ったようですねぇ。その方についても教えて……」
「やだね、言うもんか。個人情報だかんな」
(や……ヤバイヤバイ! これそう言うことじゃん! ラスト一週間でついに明らかになっちゃったよ!)
まさに棚からぼたもち、明らかになった事実に震えるナガレ。このわずかな会話の相手がウワサの怪しい連中だったのなら、すべて辻褄が合う。トレメインたちリーダー組は、彼女(?)らのおかげで成績を上げ昇格のチャンスを手に入れたのだろう。
(や、ヤバいなこれ! ひとまず気持ちを整理しないと……)
思いがけない展開にプチパニックを起こしつつ、ナガレはひとまず談話室へ戻っていった。
「……ベアン先輩、話してたから戻って来た」
「あ、おかえりやでレガーナちゃん……めっちゃ顔色悪いけど、どないしたんや?」
「確かにそうッスね。どうしたんッスか? まるで闇取引の現場を見てしまったかのような青い顔ッスよ」
(図星だぁっ!)「え、えーと……なんでもない! そう、なんでも……」
「大丈夫ですか?」
みんな心配そうな表情で見つめてくる。
「う、うん! 全然大丈夫! それよりさ、みんなクエストのこと考えない?」
「クエスト? せやなぁ。ウチらでも勝てるようなクエストがええねんけど」
「スライム五十体討伐とかやってみるッスか? 五人でやればゼッタイ早く終わるッスよ」
「そんなクエストあるんですか?」
「あると思う……こないだ『スライム百体の討伐』とかあったし。報酬もかなーり高かった」
「もはや投げ売りッスね。スライムのバーゲンセールッス」
「あ、そういえばですけど……私この前エレメントスライムの依頼書取りましたよ」
「え、ホンマに?」
フローレンスの一声で、三人の注目が集まった。
「結構レアなヤツやん。スラガン地方に元々おらんかったんやなかったっけ?」
「はい。元はポーツ地方のモンスターですね」
エレメントスライムとは、ポーツ地方の水辺に生息する成長したスライム個体。何らかの影響で魔力を蓄え、炎や雷など属性を体に宿したそこそこ強いモンスターだ。
これらは成長を続けて最終的に『ハイパーエレメントスライム』にまでパワーアップするが、その代償としてクイーン個体には絶対になれない。クイーンスライムになれるのは、最後まで無属性だった個体のみだ。
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