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第十四話 女王への叛逆
余裕感たっぷり
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タネツに嗜められ、サニーは黙り込む。だがエルフというのは基本的に協調性があまりない種族(レンみたいなエルフは結構珍しいタイプである)なのでこうなるのも仕方ない。
「オレはやるよ。こんな状況で仲間をほっぽって逃げ出せるかっちゅーの。……ヒズマさんとタネツさんは帰ってもいいんですよ」
「バカタレ、俺もお前とおんなじだよ。ナガレ君は俺の仲間だ。そして仲間が逃げないんだったら、俺も逃げないさ」
「ええ、それに死ぬつもりなんてないわ。ここでベアンさんを助け出せれば、私たちはクイーンスライムから姫を救い出した王子様になれるわよ~!」
「……ドラゴンから姫を救い出した王子様、的な事言いたかったの?」
「あー……へ、変だったかしら~……?」
「いやいや。全然変じゃなかったぜ。でもヒズマって結構メルヘンなトコあったんだなぁ~って」
「もうっ! なんか今日、私の扱いなんか酷くない⁉︎ 子供扱いしちゃって! もうアラサーなのよ~⁉︎」
(あ、アラサーだったんですね。……ってそうじゃなくて!)
フローレンスもつい気が緩みそうになってハッとした。というか目の前に怒り狂ったクイーンスライムが臨戦態勢なのだが……,
「正気ですか、相手は危険度S級のクイーンスライムですよ⁉︎ 正直死んじゃいますって! それにみなさんなんでそんな余裕そうなんですか!」
「うーん……流石に三回目となりゃ、結構慣れてきたっていうか……」
必死そうなフローレンスとは対照的に、タネツは困ったように頭を掻いた。困る余裕があるならまだまだ大丈夫そうである。
「さ、三回目⁉︎ 前に危険度S級と戦ったことがあるんですか⁉︎」
「正確には、危険度S級一頭とA級一頭だけどね~」
「それでもヤバいですよ! 怖くないんですか⁉︎」
「そりゃ怖いわよ~。でもなんか、この恐怖にも慣れてきたってカンジ~。冒険者としてはこういう場面で緊張感無くなっちゃうのは、不用心になってる証拠だから良くないんだけどね~」
「な、ナガレさん! なんとか言ってやってください!」
フローレンスはますます焦り、ナガレに助けを求めるが……。
「……オラどうした。とっととかかってこい」
……ナガレはクイーンスライムにメンチ切っていた。彼はC級冒険者である。正気の沙汰とは思えない。
(ど、どうして⁉︎ みんな恐怖で頭がおかしくなったの⁉︎ い、いや……まさか私がおかしいんですか~⁉︎)
「オレはやるよ。こんな状況で仲間をほっぽって逃げ出せるかっちゅーの。……ヒズマさんとタネツさんは帰ってもいいんですよ」
「バカタレ、俺もお前とおんなじだよ。ナガレ君は俺の仲間だ。そして仲間が逃げないんだったら、俺も逃げないさ」
「ええ、それに死ぬつもりなんてないわ。ここでベアンさんを助け出せれば、私たちはクイーンスライムから姫を救い出した王子様になれるわよ~!」
「……ドラゴンから姫を救い出した王子様、的な事言いたかったの?」
「あー……へ、変だったかしら~……?」
「いやいや。全然変じゃなかったぜ。でもヒズマって結構メルヘンなトコあったんだなぁ~って」
「もうっ! なんか今日、私の扱いなんか酷くない⁉︎ 子供扱いしちゃって! もうアラサーなのよ~⁉︎」
(あ、アラサーだったんですね。……ってそうじゃなくて!)
フローレンスもつい気が緩みそうになってハッとした。というか目の前に怒り狂ったクイーンスライムが臨戦態勢なのだが……,
「正気ですか、相手は危険度S級のクイーンスライムですよ⁉︎ 正直死んじゃいますって! それにみなさんなんでそんな余裕そうなんですか!」
「うーん……流石に三回目となりゃ、結構慣れてきたっていうか……」
必死そうなフローレンスとは対照的に、タネツは困ったように頭を掻いた。困る余裕があるならまだまだ大丈夫そうである。
「さ、三回目⁉︎ 前に危険度S級と戦ったことがあるんですか⁉︎」
「正確には、危険度S級一頭とA級一頭だけどね~」
「それでもヤバいですよ! 怖くないんですか⁉︎」
「そりゃ怖いわよ~。でもなんか、この恐怖にも慣れてきたってカンジ~。冒険者としてはこういう場面で緊張感無くなっちゃうのは、不用心になってる証拠だから良くないんだけどね~」
「な、ナガレさん! なんとか言ってやってください!」
フローレンスはますます焦り、ナガレに助けを求めるが……。
「……オラどうした。とっととかかってこい」
……ナガレはクイーンスライムにメンチ切っていた。彼はC級冒険者である。正気の沙汰とは思えない。
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