崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十四話 女王への叛逆

プロデューサー登場

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(なぁ……バレてないんだったら、このまま『レガーナちゃん』ってことで押し通せばいいんじゃねーの?)
(多分、ナガレ君はもう帰りたいのよ。バッファローの町にね……)
 タネツとヒズマはそう話している。

「はっはっは、元気でいいね。では私はこれで……君たちも励んでくれ!」

「「「「はいっ!」」」」

 クリフに手を振られ、冒険者たちは元気よく返事を返した。そのままクリフは階段を登っていって、冒険者たちもようやくバラバラと離れていく。

「オラ、そろそろ離せよばあさん」
「もう、意地悪なんだから。はいはい、離すわよ」
 ビレジさんもやっと落ち着いたようで、ベアンから離れた。

「ねね、いいでしょ? 一緒に行こうよ☆」
「え、あ、うーんと……実は私、じゃなくてオレ……」
 一方ナガレがあたふた来ていたその時!


「……ハハッ、そこまでさ」

 突然よく通る声が響いた。ナガレにはこの声に見覚えがある……。
「え……オータム、さん……⁉︎」
 見ると、セキュリティのイカした兄ちゃんオータムさんが階段から降りてくる。
「やめたまえ、カナル。困ってるじゃないか。…………そうだろう、ナガレ・ウエストくん」
「ああ、助かりましたオータムさん」
 ツインテアイドル(カナルという名のようだ)を止めてくれたオータムさん。ナガレは一言お礼を言った。
(……ん? 今さっき、変なことを……)

「……えぇぇぇぇぇぇ⁉︎ な、なんでオレの、いや、わ、私の名前を⁉︎」
「知ってるさ。……君が変装していたことも、ここまでやって来た理由も全てね」
 オータムは真っ白な歯を覗かせて、キザにキラリと笑って見せた。それと同時にサングラスを取る……その裏には、クールでカッコイイ鋭い眼差しがあった。
 狼狽するナガレにオータムが近づき、手を差し伸べる。
「……改めて、よろしく」
「え? え? どう言うこと?」
「ああ。ラストハーレムズ事務所のセキュリティは仮の姿。……僕こそがラストハーレムズのプロデューサー、オータム・ハーレムズだ」

「ぷ、ぷろでゅーさー……⁉︎」
 呆気に取られたナガレは、ポカンとして立ち尽くすままだ。
(あぁ~。そう言えば、アイドルなのにプロデューサーがいなかったわね~)
(ナガレ君も全く言ってなかったからな。だが、言われてみればって感じだぜ)
(私たちも全然気にしてませんでした。……あの、プロデューサーとは何ですか? 人間の役職か何かでしょうか)
(うーん……アイドルたちにとってのギルドマスターみたいなものだ。要するにアイドルたちのボスだな。ラストハーレムズじゃなくたって、踊り子とか見たことねえの?)
 タネツたちの話はさておき、ナガレもちょっとビビりながらその手を握った。
「……そうだね。君も目立ちたくはないだろう。ちょっと外で話さないかい? ……ナガレさんの仲間と、ベアンちゃんたちも一緒にね」
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