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第十四話 女王への叛逆
黒幕の正体……?
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ジーカの疑問をバードが教えてくれた。その横ではなおもオータムが話を続ける。
「彼女たちの証言では、勧誘した人は色々だったらしい。若い男性の時があれば中年の女性、小さな子供もいたそうだ。……だがもれなく全員、手の甲や顔のどこかなど、どこかしらに逆五芒星のマークがあった。……それを調べてたら、昔にもそんな集団がいたことが分かったんだ」
オータムはもう一度、周囲を見渡した。誰かが聞いていないか、相当警戒しているようだ。
周囲には冒険者以外いない。遠くで子供たちがまだ遊んでいるくらいだ。
オータムはやっと安心したのか口を開いた。
「……その名も『イビル教団』だ」
「イビル、教団……?」
「な、なんじゃそりゃあ。聞いた事ねえぞプロデューサー」
ナガレたちにはピンとこない。ベアンたちも知らないようでキョトンとしている。
「まあ、そうだろう。十年か十五年か前に突然現れた秘密組織で、モンスターを改造して凶暴化させたり、民間人を拐って自分たちの仲間にしたり、悪い事をたくさんやっていたらしい。それがとってもコソコソしてたのがタチの悪いところでね……今でも正確な情報が少なくて、その事件を知るのは一部の政府職員だけだったらしい」
「ど、どうしてですか? そんなヤツらが現れたら大事件ですよ! ここにいる人たちも全員知ってるはず……」
「ああ、王国政府はなるべく大ごとにしたくなかったんだろう。見えない敵を無策で広げてしまえば、魔女狩りみたいな風潮が生まれてしまうかもしれない」
「う、うーん、その通り……なのかな……」
ナガレは首を捻った。伝えた方がいい気もするが、それだと国民を不安にさせるだろう。するとフローレンスが「あれ?」と不思議がった。
「それじゃあ、そのイビル教団ってのはどうなったんですか? その十五年前の奴らがまだ活躍していたってことですかね?」
「いや、イビル教団は五年以上前に滅んでいる。隠れていたリーダーが、何者かによって殺されたらしい。それがきっかけで、残党も散り散りになったんだ」
「へぇ……」
「やったな、ナガレ君! これで異変の正体が分かったぜ。こいつぁ大きな第一歩だ」
タネツはガッツポーズを決めたが、オータムが「待ちたまえ」と嗜めた。
「あいにくこれは僕の考察だ。あくまでイビル教団に『似ていた』だけで、決定的な証拠はない。もしかしたら逆五芒星をアピールするだけの謎軍団かもしれないし、冒険者への熱烈なファン軍団かもしれない」
「む、そ、そうか……」
「それでも、タイムリミットはあと三ヶ月ちょっとしかないわ~。こうなったらそのイビル教団ってのが正体だと仮定して、決定的な証拠を掴んでやるわ~!」
「彼女たちの証言では、勧誘した人は色々だったらしい。若い男性の時があれば中年の女性、小さな子供もいたそうだ。……だがもれなく全員、手の甲や顔のどこかなど、どこかしらに逆五芒星のマークがあった。……それを調べてたら、昔にもそんな集団がいたことが分かったんだ」
オータムはもう一度、周囲を見渡した。誰かが聞いていないか、相当警戒しているようだ。
周囲には冒険者以外いない。遠くで子供たちがまだ遊んでいるくらいだ。
オータムはやっと安心したのか口を開いた。
「……その名も『イビル教団』だ」
「イビル、教団……?」
「な、なんじゃそりゃあ。聞いた事ねえぞプロデューサー」
ナガレたちにはピンとこない。ベアンたちも知らないようでキョトンとしている。
「まあ、そうだろう。十年か十五年か前に突然現れた秘密組織で、モンスターを改造して凶暴化させたり、民間人を拐って自分たちの仲間にしたり、悪い事をたくさんやっていたらしい。それがとってもコソコソしてたのがタチの悪いところでね……今でも正確な情報が少なくて、その事件を知るのは一部の政府職員だけだったらしい」
「ど、どうしてですか? そんなヤツらが現れたら大事件ですよ! ここにいる人たちも全員知ってるはず……」
「ああ、王国政府はなるべく大ごとにしたくなかったんだろう。見えない敵を無策で広げてしまえば、魔女狩りみたいな風潮が生まれてしまうかもしれない」
「う、うーん、その通り……なのかな……」
ナガレは首を捻った。伝えた方がいい気もするが、それだと国民を不安にさせるだろう。するとフローレンスが「あれ?」と不思議がった。
「それじゃあ、そのイビル教団ってのはどうなったんですか? その十五年前の奴らがまだ活躍していたってことですかね?」
「いや、イビル教団は五年以上前に滅んでいる。隠れていたリーダーが、何者かによって殺されたらしい。それがきっかけで、残党も散り散りになったんだ」
「へぇ……」
「やったな、ナガレ君! これで異変の正体が分かったぜ。こいつぁ大きな第一歩だ」
タネツはガッツポーズを決めたが、オータムが「待ちたまえ」と嗜めた。
「あいにくこれは僕の考察だ。あくまでイビル教団に『似ていた』だけで、決定的な証拠はない。もしかしたら逆五芒星をアピールするだけの謎軍団かもしれないし、冒険者への熱烈なファン軍団かもしれない」
「む、そ、そうか……」
「それでも、タイムリミットはあと三ヶ月ちょっとしかないわ~。こうなったらそのイビル教団ってのが正体だと仮定して、決定的な証拠を掴んでやるわ~!」
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