崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十四話 女王への叛逆

本当の輝き

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「…………は? え? ま、マジ?」
 これには流石のナガレも唖然とした。急すぎる新メンバーの加入に、脳の整理が追いついていない。
(お、おいナガレ君? 馬車の上でそういう話してたんじゃねえの?)
(だからあんなにニコニコしてたんじゃないの~⁉︎)
(い、いやいや! そんなこと一言も聞いてなかったですって! オレはフローレンスの相談に乗ってただけで……)
 パニくるバッファロー組を前に、フローレンスは顔をあげた。
「あの、ナガレさん」
「は、はい?」
「私……もう二度と、あなたを諦めません。あなたの夢を、あなたの成り上がりを……私にも、参加させてください。……ダメ、ですか……?」
「…………」
 ナガレは少し俯いてから……ニコッと笑った。

「……ウチは忙しいよ。加入したらベアンさんたちにゃ、すぐに会えなくなるよ!」
「それでもいいです」
「オレら、人気ないよ! イケメンなのもサニーくらいしかいないよ!」
「おいっ。まぁそうだけどよ」(ビシッ)
「いいですよ」
「オレら、ワンチャン解散するよ。それも今からだいたい三ヶ月だよ! それでもいいの!」
「はいっ、どこまでもオトモします!」
 ナガレはそれを聞いて、タネツ、ヒズマ、サニーと顔を見合わせる。……そしてニッと笑った。

「よしっ、なら決まりだ! 一緒に頑張ろうぜ、フローレンス!」
「ナガレさん! …………はいっ!」
 ガシッ!

 そうして青空の下、二人で固い握手を交わす。フローレンスの手もナガレの手も、硬くてゴツゴツしてて……それでも、暖かかった。

 しばらくそうしていたが、先に手を離したのはナガレだった。
「ならフローレンス。オータムさん以外にも、挨拶しなきゃいけない人がいるでしょ。準備してから、バッファローの街においで。マスターにはオレから伝えとくから」
「あ……はい、そうですね」
 フローレンスも手を解き、ベアンの元へ走っていく。
「ベアンさん! ジーカさん! バードさん! ……今までお世話に……」
「待った!」
 ……しかし、ベアンが突然手を上げてフローレンスを制した。
「……フローレンス。おめーはレガーナちゃん……や、ナガレさんと一緒に行け。バッファローってのがどんな町か案内してもらえばいいさ」
「え……」
 ベアンはニッと笑う。
「あーしらのことは気にすんな。ここでお別れしたっていいさ。……でも、たまには顔見せろよ! オメーはさ、あーしらの仲間でもあるんだから!」
「うぐっ、わ、わたじらばだいじょうぶッズ! ぜ、ぜぇんぜんざみじぐなんで、な、ないッズ!」
「ぢ、ぢょっど急ずぎるわがれやげど、も、もんだいないわい! い、い、いっでまえ!」

「……はい、さよなら。あ、たまには会いに来ますね。行きましょう、ナガレさん!」
「ふぎぃっ! ど、どっどどいげ!」
「は~い、さよなら!」
「それじゃあ、お世話になりました~!」
「よっしゃあ! お土産はもう買ってるから、駅馬車でバッファローまで直行だ!」
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