崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十五話 リトル・ドラゴンスレイヤー

結婚式の相談

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「モンテは数年前に神父になったんだ。両親が修行のために、僧侶として教会を管理させているらしい。この前町で会ったけど、どっちも元気そうだったよ。今は畑で野菜を作ってる」
「そ、そーなんだね~。びびりぽやっちゃったよ、チョベリバでメンゴ……」
 ナガレが耳打ちして教えてくれた。
「フシカミが何かご迷惑をおかけしたならお詫びします。すいませんでした。……しかし、彼女は確かにこんな見た目ですが、神の教えに触れしっかりと善の心を身につけた、使徒として相応しい者です。どうか彼女の外見だけではなく、中身を見てあげてくれませんか?」
「中身? いいヨ見せてあげル」
 フシカミがそう言うと、いきなり彼女の腹部が、服ごしでっも分かるほどゴポゴポ波打ち始める!
「ぎょわぁぁぁぁぁ!?」
「やめるんだ、フシカミ! 中身ってそっちじゃない」
「えー、そうなノ。分かっタ」
(何を見せる気だったんだコイツ!)
 モンテに叱咤され、ガッカリした顔のフシカミ。明らかに人間をやめている……!
 
「こほん、失礼しました。それで、本日はどのような御用でしょう? 呪いの解呪ですか?」
 ずっと前からズレていた話題を、モンテが戻してくれた。
「あ、そーそー。実はかくかくしかじかで……」
 事情を説明するセンチア。モンテは相槌を打ちながらしっかり聞いてくれる。
「……てなわけで、ダチっ子の結婚式を挙げたいと思ってて。どーにかならんし? ダンケ金持ちだからさ、一番お高いプランで」
「はい、大丈夫ですよ。誠心誠意やらせていただきます! それでは具体的なプランニングを決めましょう。どうぞこちらに……」
 モンテはにっこり笑って頷いた。そしてセンチアと長椅子に座り、プランの相談などを話し始める。
「じゃあ、オレはこれで。……もう聞いてないよ」
 センチアは忙しそうなので、ナガレたちは一旦戻ることにした。
「さよなラ~。次はお夕食とか一緒に食べようネ」
「フシカミが言うと意味合いが違って聞こえるよ……」

~☆~☆~☆~☆~☆~

「流石にそろそろ店開くわ、じゃーな!」
「あ、じゃああたしも! それじゃーね」
 そう言ってアリッサとルックはアルカナショップに戻っていく。ナガレはその様子を見送った後「これからどうしよう……?」と考え込んだ。
「今日は休む日って決めてたけど、実際にそうなるとやることないなぁ」
 毎日特訓していたので、いざ休むとなると何がしたいのか分からない。特に趣味もないし……。

「えいっ!」
 ガシッ!
 すると突然、背中に何かが飛びかかって来た。小さい子供みたいだ。気づく間もなく目をふさがれる。
「えへへー、だーれだっ」
「……もー、久しぶりだからってずいぶんゴアイサツじゃない? ドロシー……」
 ナガレは自分の目をふさいでいた手を取り外す。ナガレの背中に飛びついていたのは、紫肌ツノ付き魔人のドロシーだった。いつもの編み込み黄色髪が風になびいている。
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