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第十五話 リトル・ドラゴンスレイヤー
ギルドの一コマ
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そしてドロシーとも別れたナガレ。いよいよやる事がなくなってしまった……。
「仕方ない、ギルドにでも行くか。クエスト眺めてたら一日が終わるでしょ」
こんな田舎町でそんなわけないと思うのだが、他にやることも思いつかない。
ギィィィィッ……。
そんな訳でギルドに入ると……。
「あ、ナガレさん。こんにちは」
「あー! フローレンス! もう来たのか⁉︎」
そこにいたのは金髪糸目デカ女のフローレンス! ボロっちい椅子に座って書類を書いている。ナガレを見たフローレンスは嬉しそうにニコッと笑った。
「はい! 今日引っ越してきました。今日からよろしくお願いしますね」
「そっかー、良かった! もちろんだとも、よろしくな!」
「はいっ! Cランク冒険者フローレンス・イフシノー、これより加入します!」
「いやー、いい子じゃのう。まさかこのタイミングで、ケンガ殿の後釜が出来るとは」
「でかしたぞ、ナガレ君!」
レンとアルクルもいつも通りにいた。なんだか会うのも久しぶりだ。
「いい町ですね、バッファローって。それにギルドの加入もスムーズです。これが他のギルドなら、いろんな審査があって最短でも三ヶ月はかかりますよ」
「まぁ、ウチは人が少ないからのう」
「……嬉しそうに言わないでよマスター」
情けないことを言うレンに、不満げに頬を膨らませるナガレ。
「……ああ、そうそう。ナガレ君に良いニュースがあるのじゃ。コレはきっと喜ぶべき物じゃぞ」
ふと、レンが気になることを言った。
「え、なんですか?」
「ふっふっふ……」
レンはニヤッと笑った。そして横にいたアルクルが一枚の紙を差し出してくる。
「ナガレくん、これ」
「ん……なになに? 『リトルドラゴン一頭の討伐』か。報酬は五千ダラー、場所は……ナゴーヤン高原?」
ナゴーヤン高原とは、スラガン地方とエンペリオン地方の境界線近くにあるエリア。(スラガン地方の西にエンペリオン地方がある)
開けた平和な草原地帯が特徴的なエンペリオン地方との境界線だけあって、大荒野広がるスラガン地方には珍しく、緑の草が生い茂った綺麗な高原。いわゆる『ステップ気候』であり、気温は涼しく心地良く、凶暴化モンスターの目撃情報も少ない交通の要となっている。
……しかし、なぜか危険度の高いドラゴン系のモンスターが出やすいという特徴もある。そう言ったモンスターは大体人間ごとき歯牙にもかけず、妙なことをしなければ襲われることもないのだが……。なぜ定期的にドラゴンが現れるのか、その理由はまだ明らかにされていない。
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