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第十五話 リトル・ドラゴンスレイヤー
万策尽きる
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「グ!?」
マルチスタッフの先から白い煙が噴き出し、ナガレの姿を隠す。ドラゴンもさすがにブレスをやめて後ずさった。
「そこだっ!」
その時ナガレはマルチスタッフの上下をひっくり返し、再び発射。狙いは……煙越しにもよく見える、ドラゴンの光る両目!
「くらえっ、クレイボム!」
ぱちゅん……べちょっ!
「グッ!? ゴグォォォ!」
粘土の塊が目にクリーンヒット。その瞬間にはコンクリートが固まり、痛みにドラゴンが怯む。
(今だ、逃げろーっ!)
ナガレはその隙に踵を返し、煙の中を逃げ出した。目くらましをしているうちに、とにかくこの場から離れなければ!
全力疾走で脱出……しようと思ったのだが。
ビュオォォォォッ!
「わ!?」
突然突風が吹いて、ナガレは前につんのめって倒れた。振り向くと、ドラゴンが大きな翼をはためかせ風を起こしていた。
(げっ! ……煙が晴れてる!?)
一生物が起こしたとは思えない突風に、なんと濃い煙が綺麗に流れてしまった。見通しの良い開けた荒野にナガレとドラゴンだけが立っている……想像したくない最悪のシチュエーションだ。
「グルル……!」
(く……くそったれめ! もうどうしようもないぞ……!)
ここまで来れば打つ手なし。絶体絶命!
「グォォォォッ!」
ボォッ!
ドラゴンはいきなり紫の火球を放つ。飛び退いて回避したナガレ。
「くっ……ぐぁーっ⁉︎」
ブンッッッ!
だが次の瞬間、ドラゴンは尻尾で周囲を薙ぎ払う! 直撃をくらったナガレはそのまま跳ね飛ばされた。凄まじい一撃に呼吸が詰まり、鎧がバキバキとひび割れる音が聞こえる……。
ヒュルルルル……ドガァン!
「がはっ……!」
ものすごい勢いで吹っ飛び、荒野の大岩に背中から激突した。体を衝撃が突き抜け、全身の骨にダメージが入ったような嫌な感じがした。
重力には逆らえず、ずるずると地面に落ちるナガレ。手足の激痛で立ち上がることもできない。マルチスタッフを握っているのがやっとだった。
「グルルルァ……ガァァーーーーッ!」
ガシッ……ドガァッ!
「ぐあぁーっ!」
その状態からドラゴンは、ナガレを前足で掴んで地面に叩きつけた! 容赦のない追い討ちに悲鳴を上げるナガレ。だがドラゴンは止まらない……そのまま何度も、まるでオモチャのように地面に打ち付ける!
ドガァッ! ドガァッ! ドガァン!
「がっ! ぐぁっ! がはぁっ!」
背中から地面に叩きつけられる度に、少しずつ意識が薄れていく。息は苦しい頭は痛い体なんて動かない。血塗れの顔も少しずつ固まって来た。
「……ガルルッ……!」
ぐしゃっ……。
「がぁ……っ!」
何度叩きつけただろうか、ドラゴンはトドメとばかりに前足に力を込め、ナガレを押し付ける。体を潰されるナガレは声を上げることすら出来ない。
マルチスタッフの先から白い煙が噴き出し、ナガレの姿を隠す。ドラゴンもさすがにブレスをやめて後ずさった。
「そこだっ!」
その時ナガレはマルチスタッフの上下をひっくり返し、再び発射。狙いは……煙越しにもよく見える、ドラゴンの光る両目!
「くらえっ、クレイボム!」
ぱちゅん……べちょっ!
「グッ!? ゴグォォォ!」
粘土の塊が目にクリーンヒット。その瞬間にはコンクリートが固まり、痛みにドラゴンが怯む。
(今だ、逃げろーっ!)
ナガレはその隙に踵を返し、煙の中を逃げ出した。目くらましをしているうちに、とにかくこの場から離れなければ!
全力疾走で脱出……しようと思ったのだが。
ビュオォォォォッ!
「わ!?」
突然突風が吹いて、ナガレは前につんのめって倒れた。振り向くと、ドラゴンが大きな翼をはためかせ風を起こしていた。
(げっ! ……煙が晴れてる!?)
一生物が起こしたとは思えない突風に、なんと濃い煙が綺麗に流れてしまった。見通しの良い開けた荒野にナガレとドラゴンだけが立っている……想像したくない最悪のシチュエーションだ。
「グルル……!」
(く……くそったれめ! もうどうしようもないぞ……!)
ここまで来れば打つ手なし。絶体絶命!
「グォォォォッ!」
ボォッ!
ドラゴンはいきなり紫の火球を放つ。飛び退いて回避したナガレ。
「くっ……ぐぁーっ⁉︎」
ブンッッッ!
だが次の瞬間、ドラゴンは尻尾で周囲を薙ぎ払う! 直撃をくらったナガレはそのまま跳ね飛ばされた。凄まじい一撃に呼吸が詰まり、鎧がバキバキとひび割れる音が聞こえる……。
ヒュルルルル……ドガァン!
「がはっ……!」
ものすごい勢いで吹っ飛び、荒野の大岩に背中から激突した。体を衝撃が突き抜け、全身の骨にダメージが入ったような嫌な感じがした。
重力には逆らえず、ずるずると地面に落ちるナガレ。手足の激痛で立ち上がることもできない。マルチスタッフを握っているのがやっとだった。
「グルルルァ……ガァァーーーーッ!」
ガシッ……ドガァッ!
「ぐあぁーっ!」
その状態からドラゴンは、ナガレを前足で掴んで地面に叩きつけた! 容赦のない追い討ちに悲鳴を上げるナガレ。だがドラゴンは止まらない……そのまま何度も、まるでオモチャのように地面に打ち付ける!
ドガァッ! ドガァッ! ドガァン!
「がっ! ぐぁっ! がはぁっ!」
背中から地面に叩きつけられる度に、少しずつ意識が薄れていく。息は苦しい頭は痛い体なんて動かない。血塗れの顔も少しずつ固まって来た。
「……ガルルッ……!」
ぐしゃっ……。
「がぁ……っ!」
何度叩きつけただろうか、ドラゴンはトドメとばかりに前足に力を込め、ナガレを押し付ける。体を潰されるナガレは声を上げることすら出来ない。
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