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第十五話 リトル・ドラゴンスレイヤー
一触即発
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「な!」「え⁉︎」「あぁっ⁉︎」
みんな一斉に悲鳴を上げる。
「くっ⁉︎」
ダッ……ガシッ!
なんとかアルクルが飛びついてナイスキャッチ。ギルドの制服に血が滲んで気にしない!
「ナガレっ、ナガレっ! おいっ!」
「…………」
必死の呼びかけにも耳を貸さず、ナガレは目を開けない。……だが弱々しい呼吸で、かろうじて生きていた。
「何をするっ、貴様!」
「あばばばばああああアルクルさん~っ! 今はナガレの治療が先でしょ~っ!」
「心配はいらねえ! 早くいくんだっ! このままじゃ死んでしまうぞっ」
「わ、分かった!」
アルクルはナガレを抱えて、大急ぎで踵を返し走り出す。
「ミスター・ハイルディン! こちらへ!」
そのままマディソンに連れられて、町の病院へと向かった。
タッタッタッタッタッ……。
その姿をしばらく見送るバンド。しかし、すぐにこちらも後ろを振り返って歩き去ろうとした。
「……おう、ちょっと待ちな」
ガシッ!
……だが、その肩をタネツが掴む。
「…………なんだ」
煩わしそうに振り返るバンド。するとタネツはサングラスを外して、鋭い三白眼で睨みつけた。
「てめえ、このまま何も言わずに帰るつもりじゃねえだろうな」
「…………そのつもりだが」
「そうかい。……俺はなぁ。お前が何か細工をして、ナガレ君をあんな目に合わせたんじゃねえのかって疑ってんだよ」
「……なに?」
バンドはタネツに向き直った。威圧的な言葉にも全く怯まない。……それどころか瞬時に落ち着いたヒズマまで隣に並んだ。こちらも目を三角に吊り上げて、タネツに負けじと凄まじい剣幕で睨みつけている。
「そうよ。このままお咎め無しで帰れると思ってんの? 私だってやるときゃやるのよ。何があったのか話してもらおうじゃないの」
「……知ったことか。だが喧嘩を売ろうというならやめておけ。……俺は悪人や自分に仇なす存在以外は殺さないと決めている。だが自らを襲う小物に手加減するほど生優しくはない」
ゴゴゴゴゴ……!
凄まじい殺気を放出するバンド。まるで周囲の空気が淀んだ風に見えるほどの気迫! タネツとヒズマも一瞬たじろぐほどのプレッシャーだ。
「く……なめやがって!」
「ビビらせて逃げられると思ったら大間違いよっ!」
「……チッ」
二人同時に拳を構え、バンドの出す殺気も一層濃くなった。あわや一触即発の空気……。
……だが、タネツが啖呵を切った瞬間、周囲の空気が変わった。
「ふざけてんじゃねえぞ、この野郎! 『仲間』を半殺しにされて黙ってられっか! ナガレ君の……仲間の仇を俺が取ってやらぁ!」
「……なんだと?」
『仲間』という言葉に、バンドが反応したからだ。
みんな一斉に悲鳴を上げる。
「くっ⁉︎」
ダッ……ガシッ!
なんとかアルクルが飛びついてナイスキャッチ。ギルドの制服に血が滲んで気にしない!
「ナガレっ、ナガレっ! おいっ!」
「…………」
必死の呼びかけにも耳を貸さず、ナガレは目を開けない。……だが弱々しい呼吸で、かろうじて生きていた。
「何をするっ、貴様!」
「あばばばばああああアルクルさん~っ! 今はナガレの治療が先でしょ~っ!」
「心配はいらねえ! 早くいくんだっ! このままじゃ死んでしまうぞっ」
「わ、分かった!」
アルクルはナガレを抱えて、大急ぎで踵を返し走り出す。
「ミスター・ハイルディン! こちらへ!」
そのままマディソンに連れられて、町の病院へと向かった。
タッタッタッタッタッ……。
その姿をしばらく見送るバンド。しかし、すぐにこちらも後ろを振り返って歩き去ろうとした。
「……おう、ちょっと待ちな」
ガシッ!
……だが、その肩をタネツが掴む。
「…………なんだ」
煩わしそうに振り返るバンド。するとタネツはサングラスを外して、鋭い三白眼で睨みつけた。
「てめえ、このまま何も言わずに帰るつもりじゃねえだろうな」
「…………そのつもりだが」
「そうかい。……俺はなぁ。お前が何か細工をして、ナガレ君をあんな目に合わせたんじゃねえのかって疑ってんだよ」
「……なに?」
バンドはタネツに向き直った。威圧的な言葉にも全く怯まない。……それどころか瞬時に落ち着いたヒズマまで隣に並んだ。こちらも目を三角に吊り上げて、タネツに負けじと凄まじい剣幕で睨みつけている。
「そうよ。このままお咎め無しで帰れると思ってんの? 私だってやるときゃやるのよ。何があったのか話してもらおうじゃないの」
「……知ったことか。だが喧嘩を売ろうというならやめておけ。……俺は悪人や自分に仇なす存在以外は殺さないと決めている。だが自らを襲う小物に手加減するほど生優しくはない」
ゴゴゴゴゴ……!
凄まじい殺気を放出するバンド。まるで周囲の空気が淀んだ風に見えるほどの気迫! タネツとヒズマも一瞬たじろぐほどのプレッシャーだ。
「く……なめやがって!」
「ビビらせて逃げられると思ったら大間違いよっ!」
「……チッ」
二人同時に拳を構え、バンドの出す殺気も一層濃くなった。あわや一触即発の空気……。
……だが、タネツが啖呵を切った瞬間、周囲の空気が変わった。
「ふざけてんじゃねえぞ、この野郎! 『仲間』を半殺しにされて黙ってられっか! ナガレ君の……仲間の仇を俺が取ってやらぁ!」
「……なんだと?」
『仲間』という言葉に、バンドが反応したからだ。
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