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第十八話 悪夢の遠吠え
参上! ゴースト
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「な、なんだアレ?」
タネツも目を凝らすと、空から何かこちらへ近づいてくる。まるで空間が歪んだみたいな丸くて白い物体が浮遊している……。
「……ま、まさか!」
と、マックィーンが叫んだ。周囲の視線を一身に集めながら口を開く。
「ゴーストだ! たくさんいるぞ!」
「な、なんだって⁉︎」
慌てて武器を構えるナガレたち。
「……!」
ダッ! ガキィン!
「ぐわ! こんのっ……!」
しかし裏切り兵士たちはなおも襲ってくる。それを蹴散らす間に、ゴーストはさらに近づいてくる……。
まるでベッドのシーツを頭から被ったみたいな、白い体がユラユラ動いていた。ゴーストは魔法攻撃が得意なモンスターだ。一体一体は非力だが、集まれば一斉放火をくらってしまいベテラン冒険者でも大怪我する危険な存在だ。
物理攻撃の効き目が悪く、ノーダメージではないもののかなり硬い。魔を封じる専用のアイテムで対策しなければ、魔法で倒すしかなくなる。
「ど、どうしようっ! ゴーストなんて、準備してなきゃ流石に倒せないよっ」
「落ち着け! まずは兵士に注意しろっ」
慌てるカナを落ち着かせるダンケだが、それでも劣勢に歯噛みした。ゴーストの群れまでやって来ては、さすがに勝ち目はない。数の暴力で潰されて終わりだ。
「へへへ……それじゃあ、ごきげんよう冒険者の諸君! 俺はこれで失礼するぜ」
明らかに調子が崩れ始めた冒険者たちを見て、ワッカーサはグレッグを抱えて踵を返した。
「ふぐー! むぐぐー!」
「グレッグ様! マズイぞ!」
涙目で叫ぶグレッグ。ナガレも駆け付けたいが、兵士に邪魔されてそうもいかない。
「ゴラァ!」
パキパキパキッ!
剣撃を避けてからの、氷を纏った腕で腹パン。それで兵士を凍らせたケンガはゴーストの群れを睨みつけた。
「なんだって来やがれ! 俺様が全員ぶっ飛ばしてやる! 蘇った亡霊なんだか知らねえが、もう一度地獄へ帰ってもらうぜ!」
「抜け駆けさせるもんですか! 私がそんなインチキモンスター、成敗してくれるっ!」
兵士を蹴散らしながらフローレンスが叫んだ、その瞬間!
ガチャガチャガチャッ!
「な⁉︎」
突然屋敷中の窓や扉が開き、屋内から兵士たちが飛び出して来た!
「行け行け!」「遅れをとるな!」「グレッグ様を取り返せ!」
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
「……ん?」
よく見れば屋敷から出て来た兵士はみんな、剣や槍や弓など武器がぼんやり白く光っている。
すると扉の前で、鎧姿のハーバードが剣を振り上げ叫んだ。
「待たせたな、冒険者の諸君! さあ皆のもの! ゴーストを迎え撃つのだぁ!」
タネツも目を凝らすと、空から何かこちらへ近づいてくる。まるで空間が歪んだみたいな丸くて白い物体が浮遊している……。
「……ま、まさか!」
と、マックィーンが叫んだ。周囲の視線を一身に集めながら口を開く。
「ゴーストだ! たくさんいるぞ!」
「な、なんだって⁉︎」
慌てて武器を構えるナガレたち。
「……!」
ダッ! ガキィン!
「ぐわ! こんのっ……!」
しかし裏切り兵士たちはなおも襲ってくる。それを蹴散らす間に、ゴーストはさらに近づいてくる……。
まるでベッドのシーツを頭から被ったみたいな、白い体がユラユラ動いていた。ゴーストは魔法攻撃が得意なモンスターだ。一体一体は非力だが、集まれば一斉放火をくらってしまいベテラン冒険者でも大怪我する危険な存在だ。
物理攻撃の効き目が悪く、ノーダメージではないもののかなり硬い。魔を封じる専用のアイテムで対策しなければ、魔法で倒すしかなくなる。
「ど、どうしようっ! ゴーストなんて、準備してなきゃ流石に倒せないよっ」
「落ち着け! まずは兵士に注意しろっ」
慌てるカナを落ち着かせるダンケだが、それでも劣勢に歯噛みした。ゴーストの群れまでやって来ては、さすがに勝ち目はない。数の暴力で潰されて終わりだ。
「へへへ……それじゃあ、ごきげんよう冒険者の諸君! 俺はこれで失礼するぜ」
明らかに調子が崩れ始めた冒険者たちを見て、ワッカーサはグレッグを抱えて踵を返した。
「ふぐー! むぐぐー!」
「グレッグ様! マズイぞ!」
涙目で叫ぶグレッグ。ナガレも駆け付けたいが、兵士に邪魔されてそうもいかない。
「ゴラァ!」
パキパキパキッ!
剣撃を避けてからの、氷を纏った腕で腹パン。それで兵士を凍らせたケンガはゴーストの群れを睨みつけた。
「なんだって来やがれ! 俺様が全員ぶっ飛ばしてやる! 蘇った亡霊なんだか知らねえが、もう一度地獄へ帰ってもらうぜ!」
「抜け駆けさせるもんですか! 私がそんなインチキモンスター、成敗してくれるっ!」
兵士を蹴散らしながらフローレンスが叫んだ、その瞬間!
ガチャガチャガチャッ!
「な⁉︎」
突然屋敷中の窓や扉が開き、屋内から兵士たちが飛び出して来た!
「行け行け!」「遅れをとるな!」「グレッグ様を取り返せ!」
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
「……ん?」
よく見れば屋敷から出て来た兵士はみんな、剣や槍や弓など武器がぼんやり白く光っている。
すると扉の前で、鎧姿のハーバードが剣を振り上げ叫んだ。
「待たせたな、冒険者の諸君! さあ皆のもの! ゴーストを迎え撃つのだぁ!」
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