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第十八話 悪夢の遠吠え
ライカンスロープ
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「……ナガレ、こいつに普通の物理攻撃は効かない!」
「ほぉ! よーやく気づいたかジョー・アックス! そうさ俺に攻撃は効かねえぞ~? そんな生ぬるい剣撃じゃ、血が出ねえからなァ」
「なに?」
余裕綽々と言った雰囲気で、挑発するように両手を上げた。睨みつけるナガレ達の前でニヤリと笑う。
「……ナガレ。奴はおそらく『ライカンスロープ』だ」
「……は? ライカンスロープって、あの御伽噺とかに出て来るヤツ?」
突然ジョーに言われて、ナガレはキョトンとした顔になった。
ライカンスロープ……ナガレの言う通り、昔話などに出て来る邪悪なオオカミ男。獣人とは全くの別物で、人間の姿からオオカミに変身できる怪物だ。黒魔術によって生み出されるらしく、人間の知性と獣人の力強さ、そして大半の攻撃をほぼ無効化する特殊な加護を持つ。
「その通り~! てめえのナマクラ武器じゃ、俺にはほとんどノーダメージよ! 必死こいて剣を振っても効かねえ! てめえら人間とは格が違うんだよなァ!」
「ふ、ふざけんな! そんな化け物が出て来るのは昔話だけだ! オオカミ男なんて実在するわけ……」
セリフを途中まで行って、その言葉を飲み込んだ。現に目の前に、ライカンスロープがいる……。信じたくはないが、本当のようだ。
「……ライカンスロープの弱点は銀、それと純粋な聖なる力だ。魔法を使った聖属性の攻撃では、多少有効だが効き目は薄い。ナガレ、何か持っていないか」
「そ、そんなの無いぞ!」
「グフフッ、打つ手無しか。それじゃあテメエらを殺して、悠々とブラッドリーの一族を襲うとするかねぇ」
ニヤニヤ笑いながら近づいて来るワッカーサ。攻撃したいが、効き目がないと分かるとどうしても足が動かない。
「くははははは! 観念するのはそちらだったようだな! さぁ終わりだ!」
ブンッ! ガキィン!
「くっ!」
振り下ろされる剣をガードするナガレ。
「ジョー、下がってろ! お前は作戦を考えてくれ……くっ!」
「ムダだムダだ! 諦めてあの世へ行け!」
ガンッ! キィン! カァン……!
「くそっ!」
防御ステータスが高く『防御上手』のステータスもあるナガレ。だが相手が不死身では流石に分が悪い……。
「……ナガレ、すまん!」
ジョーは素早く駆け出して屋敷に向かった。準備も無くライカンスロープを倒すのは、いくら元Sランク冒険者のジョーでも不可能だ。
「くそ……待ってろナガレ、必ずヤツを倒して見せる!」
「ムダだと言っているだろう! それに俺を倒しても……」
ワッカーサがそう叫んだ直後。
「……なら、これはどうだっ!」
突如声がして、ナガレとワッカーサの間に何者かが割り込んだ。
「え⁉︎」「なっ⁉︎」
ナガレもワッカーサも同時に驚きの声を上げる。
「……ナガレさん、ここは任せてください!」
「さ、サニーっ!」
その正体は、光り輝くエルドラサーベルを携えたサニーだった!
「ほぉ! よーやく気づいたかジョー・アックス! そうさ俺に攻撃は効かねえぞ~? そんな生ぬるい剣撃じゃ、血が出ねえからなァ」
「なに?」
余裕綽々と言った雰囲気で、挑発するように両手を上げた。睨みつけるナガレ達の前でニヤリと笑う。
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「……は? ライカンスロープって、あの御伽噺とかに出て来るヤツ?」
突然ジョーに言われて、ナガレはキョトンとした顔になった。
ライカンスロープ……ナガレの言う通り、昔話などに出て来る邪悪なオオカミ男。獣人とは全くの別物で、人間の姿からオオカミに変身できる怪物だ。黒魔術によって生み出されるらしく、人間の知性と獣人の力強さ、そして大半の攻撃をほぼ無効化する特殊な加護を持つ。
「その通り~! てめえのナマクラ武器じゃ、俺にはほとんどノーダメージよ! 必死こいて剣を振っても効かねえ! てめえら人間とは格が違うんだよなァ!」
「ふ、ふざけんな! そんな化け物が出て来るのは昔話だけだ! オオカミ男なんて実在するわけ……」
セリフを途中まで行って、その言葉を飲み込んだ。現に目の前に、ライカンスロープがいる……。信じたくはないが、本当のようだ。
「……ライカンスロープの弱点は銀、それと純粋な聖なる力だ。魔法を使った聖属性の攻撃では、多少有効だが効き目は薄い。ナガレ、何か持っていないか」
「そ、そんなの無いぞ!」
「グフフッ、打つ手無しか。それじゃあテメエらを殺して、悠々とブラッドリーの一族を襲うとするかねぇ」
ニヤニヤ笑いながら近づいて来るワッカーサ。攻撃したいが、効き目がないと分かるとどうしても足が動かない。
「くははははは! 観念するのはそちらだったようだな! さぁ終わりだ!」
ブンッ! ガキィン!
「くっ!」
振り下ろされる剣をガードするナガレ。
「ジョー、下がってろ! お前は作戦を考えてくれ……くっ!」
「ムダだムダだ! 諦めてあの世へ行け!」
ガンッ! キィン! カァン……!
「くそっ!」
防御ステータスが高く『防御上手』のステータスもあるナガレ。だが相手が不死身では流石に分が悪い……。
「……ナガレ、すまん!」
ジョーは素早く駆け出して屋敷に向かった。準備も無くライカンスロープを倒すのは、いくら元Sランク冒険者のジョーでも不可能だ。
「くそ……待ってろナガレ、必ずヤツを倒して見せる!」
「ムダだと言っているだろう! それに俺を倒しても……」
ワッカーサがそう叫んだ直後。
「……なら、これはどうだっ!」
突如声がして、ナガレとワッカーサの間に何者かが割り込んだ。
「え⁉︎」「なっ⁉︎」
ナガレもワッカーサも同時に驚きの声を上げる。
「……ナガレさん、ここは任せてください!」
「さ、サニーっ!」
その正体は、光り輝くエルドラサーベルを携えたサニーだった!
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