崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十話 崖っぷちのギルド!

迷って迷って

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「ぴんぽ~ん大正解! まーこの前まではワッカーサと二人でまたどっかのパーティに入れてもらおうと思ってたんだけどさぁ……」
 センチアは困ったような笑顔で頭を掻いた。
「例の一件であーし一人だけになっちゃったし、もうイーターズは円満解散ってことにしたんよ」
「ふぅん、そうだったのか。胸ぐらを掴んだりしてすまなかったな」
 しっかり頭を下げて謝ったケンガ。センチアは「気にしないでいーし!」とケラケラ笑っている。
「……ん? それじゃあセンチアさんはこれからどうするんだい。他の町へ行くの?」
「さぁ、考えちゅーかな……あ!」
「なんだどうした?」
 センチアは突然何かを閃いた。そしてテントの骨組みを集めるナガレを指さす。

「あーし、バッファローに行こっかな」
「へえそうなのか。…………は?」
 ケンガは目を丸くした。もともとフクロウみたいな丸っこい目だったが、それがさらに大きくなるとなんだか面白い。
「おいおい……あいつらは解散の危機に瀕しているんだ。三月末までにメンバーを最低八人は集めて、最近の異変の原因を見つけて、なおかつ資金難を解決しなきゃいけないんだからな」
(詳しいな……)
 マックィーンの何か言いたげなチラ見に気づかないままケンガは続ける。
「多分すぐに解散しちまうぞ。そうなったらどうするつもりだ」
「えー、だぁーってそれを解決するために頑張ってるんしょ?」
 センチアは邪気の無い顔でニコッと笑った。
「あーし、マヂヤバな逆境でも立ち向かう人大好きだし。なんかナガレっちはギルドを解散なんかさせないと思うんだよね。勝手なあーしの考えだけんど」
「! ……そ、そうかよ」
 その考えに、ケンガは一瞬たじろいた。
「ま、解散しちゃったらまた次のトコ探せばいーし」
「ドライだな……まあそのくらいがちょうどいいかもしれないが」
 センチアは頑張ってもダメなら普通に諦めるタイプらしい。ポジティブなのは良いことだ。

「んじゃ、そろそろあーしは帰るわ。フツーにみんな心配してるかもだし」
「お、おう」
 そうしてセンチアは村の住宅街へ歩いて行った。
「それじゃ僕たちも一旦帰ろうか。特に手伝うこともないみたいだし」
 マックィーンたちも踵を返して戻っていく。……だがケンガは立ったまま動かなかった。
「どうしたんだケンガ?」
「……ちょっと考え事がある。しばらくここで考える」
 はたから見ればかなり素っ頓狂なことを言っているが、マックィーンが驚いたのは一瞬だった。
「……そうか。分かった。それじゃ、またギルドでな」
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