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第二十一話 髑髏の龍と禁忌の龍
ド説教
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そうしてやっと掃除を終えた。ゴミも残っていない、綺麗な集会所の出来上がりだ。
「さー片付け終わりっと! お祭りへ行っくぞー!」
「おーっ!」「いきましょーっ!」
「よっしゃー!」「楽しみだわ~!」
「うぇ~い!」「ヤッホーイ!」
「もちろんです!」
そのまま大急ぎで逃げ出そうとするナガレたちだったが……。
「くぉらぁーーーーっ!」
「ぎぐっ!」
近くの客がひっくり返るほどの大音量でレンが叫んだ。駆け出す姿勢のまま硬直したナガレたちは、ガクガクしながらゆっくり後ろを振り返る……。
「お主ら……このまま何事もなく祭りを楽しめると思ったか。ここまで酔い潰れておいて、お咎め無しなどあるわけ無かろうて」
そこには激怒の形相になったレンがいた。目を三角に吊り上げて、額に青筋が浮いている……。
「逃さんぞっ! お主ら全員説教じゃあっ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよっ! マスターだってお酒飲んで酔って泣いて……」
「言い訳などするなぁっ! 全員そこで正座しろぉっ!」
クドクドクドクドクドクドクド…………。
ぶっ続けで一時間もありがた~い話をグダグダ聞かされて、並んで正座した一同は全員げんなりした表情だった。
「……くー」
(せ……センチアのやつ、目を開けたまま寝ていやがる……!)
頭をガクガク振るセンチアに戦慄するタネツ。ナガレもものすんごくつまらなさそうな半目になって『早く終われ~早く終われ~』と念を送っていた。……通じてなかったが。
要するにレンは『遊びに来たんじゃないぞ! それなのに酒飲んで酔い潰れるとはどう言うことだ! 意識が低いぞ! 流石に酔い潰れるまで飲んでいいとは言ってない!』と言うことを伝えたらしいが、ここまで話が長いと聞く気も無くしてくる。説教はなるべく簡潔にまとめた方が理解しやすいし反省もしてもらいやすいのだが……。
「……と言うわけで、よく反省するように」
(マスターも酔ってたのに……)
(マスターも酔ってたじゃないですか……)
(マスターも酔ってたじゃねーか……)
(……なんで助けた立場の俺まで)
(なんで迷惑行為なんもしてないオレまで……)
思うところは全員あれど、口には出さない。言ったらレンが逆上しかねないと分かっているからだ。
……だが冒険者の中には、空気が読めない奴が一人いるわけで。
「お言葉ですがマスター。貴方もお酒を飲んで泣いていたそうですが? それを責任転嫁して全員を叱るのは流石に良くないと思いますか」
「「「あっ」」」
そう、いらんことを言うことに定評があるサニー・ワカセラだ。
やっと説教を終えたレンの頬がピクピクっと波打った。
「さー片付け終わりっと! お祭りへ行っくぞー!」
「おーっ!」「いきましょーっ!」
「よっしゃー!」「楽しみだわ~!」
「うぇ~い!」「ヤッホーイ!」
「もちろんです!」
そのまま大急ぎで逃げ出そうとするナガレたちだったが……。
「くぉらぁーーーーっ!」
「ぎぐっ!」
近くの客がひっくり返るほどの大音量でレンが叫んだ。駆け出す姿勢のまま硬直したナガレたちは、ガクガクしながらゆっくり後ろを振り返る……。
「お主ら……このまま何事もなく祭りを楽しめると思ったか。ここまで酔い潰れておいて、お咎め無しなどあるわけ無かろうて」
そこには激怒の形相になったレンがいた。目を三角に吊り上げて、額に青筋が浮いている……。
「逃さんぞっ! お主ら全員説教じゃあっ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよっ! マスターだってお酒飲んで酔って泣いて……」
「言い訳などするなぁっ! 全員そこで正座しろぉっ!」
クドクドクドクドクドクドクド…………。
ぶっ続けで一時間もありがた~い話をグダグダ聞かされて、並んで正座した一同は全員げんなりした表情だった。
「……くー」
(せ……センチアのやつ、目を開けたまま寝ていやがる……!)
頭をガクガク振るセンチアに戦慄するタネツ。ナガレもものすんごくつまらなさそうな半目になって『早く終われ~早く終われ~』と念を送っていた。……通じてなかったが。
要するにレンは『遊びに来たんじゃないぞ! それなのに酒飲んで酔い潰れるとはどう言うことだ! 意識が低いぞ! 流石に酔い潰れるまで飲んでいいとは言ってない!』と言うことを伝えたらしいが、ここまで話が長いと聞く気も無くしてくる。説教はなるべく簡潔にまとめた方が理解しやすいし反省もしてもらいやすいのだが……。
「……と言うわけで、よく反省するように」
(マスターも酔ってたのに……)
(マスターも酔ってたじゃないですか……)
(マスターも酔ってたじゃねーか……)
(……なんで助けた立場の俺まで)
(なんで迷惑行為なんもしてないオレまで……)
思うところは全員あれど、口には出さない。言ったらレンが逆上しかねないと分かっているからだ。
……だが冒険者の中には、空気が読めない奴が一人いるわけで。
「お言葉ですがマスター。貴方もお酒を飲んで泣いていたそうですが? それを責任転嫁して全員を叱るのは流石に良くないと思いますか」
「「「あっ」」」
そう、いらんことを言うことに定評があるサニー・ワカセラだ。
やっと説教を終えたレンの頬がピクピクっと波打った。
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