崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十二話 闇照らす黄金の太陽

夜散歩

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 そうしてアルクルが事情を話して、着替えを持って来てくれた。ナガレ用の白いシャツと黒いズボンだ。
「ほ、本当に申し訳ありません! ですが正直私より可愛くて、まさか男性だったとは……今からナガレ様に謝罪しますっ!」
「傷口に塩を塗ることになるぞ! やめろったらやめろー!」
 心の底から気づいてなさそうだったメイドさんも口止めしておいた。
「おーいナガレ君。着替えを……ありゃ、寝ちまってるぜ」
「すぅ……すぅ……」
 見るとナガレは、パンイチのままベッドに横たわっていた。仰向けになって静かな寝息を立てている。
「……マスターが見たら鼻血吹いて気絶するかもしれねえが、俺はノンケなんでね。ほらナガレ君、素っ裸で寝てたら風邪引くぞ」
「ん……あ、アルクル。ありがとう」
 そうして着替えて電気のランプも消して、二人とも横になった……。


~☆~☆~☆~☆~☆~


 そして数時間後。
「ん……ふわぁ~よく寝た……」
 ナガレがぱっちり目を覚ます。部屋はまだ暗かった。アルクルの方を見ても、仰向けの姿勢からピクリとも動かない。
「んぐが……も、もう飲めねえよ~……ぐぅ……」
(しっかり寝ちゃってるな。起こしちゃ悪いや。ところでどのくらいまで寝てたんだろう?)
 立ち上がってカーテンをチラッと開いても、まだ外は暗い。夜明けはまだ遠くのようだ。
(もしかすると、朝の三時くらいかな?)
 普段起きる時間から、ナガレはそう推測した。少し早く寝たから少し早く起きた、というわけだ。
(……ちょっと散歩してみよう。一応オレはサキミの客だし、変なことしなきゃ大丈夫でしょ)
 好奇心が勝ち、ナガレはベッドから降りた。ひっくり返してハンガーにぶら下げていたブーツを履いていつものレザージャケットを羽織る。ちょっと迷ったが、トレードマークの緑スカーフもつけておいた。
 キィィ……。
 ゆっくりと静かにドアを開く。廊下はランプの灯りでまだ明るかった。流石に真っ暗にするわけにはいかないようだ。
 他の部屋からは物音ひとつ聞こえない。みんな寝ているようだ。
(よーし、まずは厨房を探してみるか。水でも貰おうっと)
 そう考えて廊下を歩き、角を曲がったところで……。

「……ナガレ」
「ひょえあっ⁉︎」
 いきなり暗闇から声をかけられ、ナガレは飛び上がって驚いた。
「な、なんだよジョー脅かすなよ。起きてたのか?」
「……まあな。お前が出て来たのに気づいて声をかけてみた。何かあったのかと思ったが、ただの散歩なら別に良い」
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