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第二十二話 闇照らす黄金の太陽
大慌てのバッファロー
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そして数日後。ジョーはすぐにバッファローへ帰ってきた。
(ナガレは今頃、必死でメンバーを集めているんだろうか)
素朴なゲートを通りながら考えるジョー。正面の町はいつも通り賑やかだ。
(……そういえば、数日後は奴らの結婚式だったか)
今から大体三日後、ケンガの幼馴染だったカナとダンケの結婚式が行われる。とはいえ町はいつも通りだ。
「おや? あなたはジョーさん」
……と、ここで横から誰かに話しかけられる。見れば黒っぽい装束を着た金髪マッシュの少年がにこやかな顔で立っていた。
「……お前は確か、教会にいる奴だな。名は……ええと……」
「モンテです。しばらく登場してなかったので覚えてないかもしれませんが」
彼はモンテ。両親から神父の修行として指示を受け、教会で働いている男の子だ。
「……今思い出した。今日はあの化け物は一緒じゃないのか」
「フシカミは神殿でお仕置き中です。花壇の土を勝手に食べたので、罰掃除をさせています。私は結婚式で使うブーケについて、町のお花屋さんと相談していました」
(百歩譲って何か食べるとしても、花ではなく土を食うのか……)
一体彼女は何者なのか、謎は深まるばかりである。
「どこか出かけていらしたんですか?」
「……ああ。少々故郷の風に当たって来た」
「ふふふ、良いですね里帰り。ではケランさんの家に戻られるんですか?」
「……そうだ。怒っているだろうし、お土産を持って来た。アオアオヨモギという薬草を使ったヨモギまんじゅうというお菓子らしい」
帰り道の町で買った、米をぺったんぺったんこねて餅にして、ヨモギを練り込んだお菓子らしい。ほんのり感じる苦味がクセになる美味しいお味だとか。中身はアンコとカスタードの二種があったが、ジョーは後者を選んだ。
「それはそれは。きっとケランさんも喜ぶことでしょう。ここ数日、あなたがいないせいでずっとピリピリしていましたからね」
「……そ、そうなのか」
ちょっと怖くなって来た……ところで、モンテが妙なことを言った。
「ですが……残念なお知らせになるかもしれません。冒険者の皆様は、今お忙しいかもしれませんよ」
「……ああ。そんなことだろうと……」
「なんでもお仲間の一人がいなくなったと、みんな大騒ぎでした」
「……なんだって⁉︎」
ジョーの表情がキッと険しくなる。仲間がいなくなった……まさか誰かが厄介ごとに巻き込まれたのだろうか?
いずれにせよ、嫌な予感がする。
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