崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十三話 希望と絶望の復活

はしれはしれ! にげろにげろ!

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 なぜあんなに走っているのか知らない二人。すると、ナガレが何か叫んでいるのが聞こえてきた。だが、揺れの音でよく聞こえない。
「……なんだ? 何か言ってるが分かんねえな」
「えーっと、口の動きは……『い』『え』『お』かしら~?」
「それじゃあ『ひでお』? それとも『見てよ』?」
「いや『逃げろ』じゃない~?」
「おお、多分それだ。それならあんなに走ってんのも納得いくな。……なんだって?」
 顔を見合わせて前を見る。……ナガレたちを飲み込もうと、紫色の光柱が壁のようにこちらへ迫って来る!
「にーげーろー!」
「ど、どわぁぁぁーーーー⁉︎」
「きゃあぁぁぁぁーーーー⁉︎」
 これはヤバい! 本能でそれを察知して、タネツとヒズマも身を翻し全力疾走! すぐにナガレたちが追いつき、全員必死で走る!
「こ、こりゃなんだぁ⁉︎」
「アレに飲み込まれると死んじゃうよ! 速く走って! 追いつかれる!」
「ウソ~! どどどっどどういう事よ~ッ!」
 角を曲がり段差を飛び越え、ついに行き止まりまでやってきた。
「あ、多分ここだ! 上だ上だよ!」
 ナガレの視線の先に、天井にぽっかり浮かんだ穴が見えた。そこから少しだけ夕陽が差し込んでいる。カモフラージュされていた穴だ! だが天井までは数メートルもある。
「はぁはぁ、くふっ……!」
 ここでサニーが痛みに耐えかねペースダウン。だがタネツが「しっかりしろ!」と素早く後ろに周り、肩に担いでまた走り出す!
 グイッ!
「た、タネツさん!」
「バカヤロウ! てめえを見捨てて行けるかよ! お前を助けにきたんだから!」
「あああ、あーし先に行くよっ!」
 最初にセンチアが壁を蹴って跳躍し、天井の穴へ飛び込んだ。そしてひょっこり顔を出し手を伸ばす。
「みんな速く! もう光が後ろまで来てるよ!」
「えいやぁーっ!」
 次にヒズマが全力ジャンプ! 縁に手をかけぶら下がると、素早くセンチアが引っぱり上げる。
「ヒズマぁ! サニーを頼むっ!」
「え? ちょっと待ってください、まさか……」
「おぉーらぁーーっ!」
 そう言ってタネツがサニーの腹に手を回し、体を回転させサニーをぶん投げる!
 ブンッ!
「うわぁぁぁぁ!」
 悲鳴を上げるサニー。そのまま穴へ一直線……。
 ガツンッ!
「うぎゃ⁉︎」
 ……とはいかず、穴の淵に激突した。そのまま力無く落下……と思いきや、ベルトをヒズマが引っ掴む。
「き、気絶してる! センチアちゃ~ん手伝ってぇ~!」
「わーったよおばさん! ふんぬーーっ!」
 二人の力を合わせて、気絶したサニーを引き上げる。
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