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第二十七話 粉骨砕身カルテット
お手伝いナイト
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二人同時に絶叫。その声にアリッサが「どひゃ⁉︎」とひっくり返った。
「いった~い……ちょっとぉ! びっくりするからいきなり大声出さないでっきっきっきっ騎士様ぁ~~⁉︎」
せっかく立ち上がったのに、再びひっくり返ってしまうアリッサ。二頭の牛もブラウンの見つめる視線も、なんだか冷ややかに感じてきた。
「あーん、お気に入りのワンピースなのにぃ……ってそうじゃなくって!」
すぐに飛び起きて、片足でぴょんぴょん跳ねているルックとジュランの背中を引っ叩き、足元にひれ伏した。
「どうもお疲れ様ですわん! いつもあたしみたいな一般ピーポーをお守りしてくださって、ありがとうございます!」
「……え、いや……は、ははは。そんなに敬う必要はないよ」
ふざけてやってるのかと思うくらい、大袈裟なアリッサ。昔話みたいな騎士への対応に、クリストフも苦笑している。
「どれ、貸してみなさい。どこに運べばいいんだい」
「いででっでで……あ、それじゃあ店の中に……」
「ああ、任せておけ!」
そう言うとクリストフは鎧をガシャガシャ言わせながらしゃがんで、落っこちた木箱を軽々と持ち上げる。ジュランが「あ、軍手を……」と言いかけたが、結局口をつぐんだ。鋼鉄のガントレットをつけていれば、安物なんて必要ないだろう。
「わぁ~力持ち……っていやいやっ! そんな、気遣いなんていいですよ。これは私たちの仕事ですし……」
「え、そうかい?」
店へ行こうとしたクリストフは立ち止まった。
「私が手伝うと、迷惑かい?」
「い、いえ、そりゃありがたいですけど、でも申し訳ないですよ」
アリッサがそう言うと、ルックとジュランもコクコク頷いた。しかしクリストフは「はっはっは!」と笑う。
「おじさんのこと……というか、騎士のことを買い被りすぎだよ。おじさんたちは町を守るのが仕事で、普段はパトロールという名の散歩をしてるだけだからね」
「え! い、いやそんなことないでしょうに」
「良いって。おじさんたちの仕事は、バッファローの町の人を助けることだから。つまりこれもおじさんの仕事なんだよ。少年、これはどこに置いておこうか?」
「あ、じ、じゃあそこでお願いします……」
「ああ、分かった。よっこいせっと」
まるでスイカでも持つように、二十キログラム以上はありそうな木箱を軽々と置いた。さすがは騎士、力持ちだ。
「……あれ? たいちょー! 何やってるんですかーっ!」
声が聞こえて振り向くと、同じく鎧を着た数人の騎士がやって来るところだった。
「いった~い……ちょっとぉ! びっくりするからいきなり大声出さないでっきっきっきっ騎士様ぁ~~⁉︎」
せっかく立ち上がったのに、再びひっくり返ってしまうアリッサ。二頭の牛もブラウンの見つめる視線も、なんだか冷ややかに感じてきた。
「あーん、お気に入りのワンピースなのにぃ……ってそうじゃなくって!」
すぐに飛び起きて、片足でぴょんぴょん跳ねているルックとジュランの背中を引っ叩き、足元にひれ伏した。
「どうもお疲れ様ですわん! いつもあたしみたいな一般ピーポーをお守りしてくださって、ありがとうございます!」
「……え、いや……は、ははは。そんなに敬う必要はないよ」
ふざけてやってるのかと思うくらい、大袈裟なアリッサ。昔話みたいな騎士への対応に、クリストフも苦笑している。
「どれ、貸してみなさい。どこに運べばいいんだい」
「いででっでで……あ、それじゃあ店の中に……」
「ああ、任せておけ!」
そう言うとクリストフは鎧をガシャガシャ言わせながらしゃがんで、落っこちた木箱を軽々と持ち上げる。ジュランが「あ、軍手を……」と言いかけたが、結局口をつぐんだ。鋼鉄のガントレットをつけていれば、安物なんて必要ないだろう。
「わぁ~力持ち……っていやいやっ! そんな、気遣いなんていいですよ。これは私たちの仕事ですし……」
「え、そうかい?」
店へ行こうとしたクリストフは立ち止まった。
「私が手伝うと、迷惑かい?」
「い、いえ、そりゃありがたいですけど、でも申し訳ないですよ」
アリッサがそう言うと、ルックとジュランもコクコク頷いた。しかしクリストフは「はっはっは!」と笑う。
「おじさんのこと……というか、騎士のことを買い被りすぎだよ。おじさんたちは町を守るのが仕事で、普段はパトロールという名の散歩をしてるだけだからね」
「え! い、いやそんなことないでしょうに」
「良いって。おじさんたちの仕事は、バッファローの町の人を助けることだから。つまりこれもおじさんの仕事なんだよ。少年、これはどこに置いておこうか?」
「あ、じ、じゃあそこでお願いします……」
「ああ、分かった。よっこいせっと」
まるでスイカでも持つように、二十キログラム以上はありそうな木箱を軽々と置いた。さすがは騎士、力持ちだ。
「……あれ? たいちょー! 何やってるんですかーっ!」
声が聞こえて振り向くと、同じく鎧を着た数人の騎士がやって来るところだった。
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