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第二十七話 粉骨砕身カルテット
出動!バッファロー
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呆れたナガレは声を荒げた。
「……それはまぁ、後で説明してやる。オレ準備してくるよ!」
と言うわけでナガレは即座に駆け出した。階段を二段飛ばしで駆け上がり、騒音にも配慮せず扉を開く。すぐさま防具立てにかけていたライトアーマーを装着して、レザージャケットを羽織りスカーフをつける。マルチスタッフを三つ折りに格納し、ベルトにカチンとセットした。
そのタイム、わずか三分!
「はぁはぁっ、行こう! エレナ、それはどこなんだ?」
「え、ナガレさん早いね~……えっと、ホクス平原の端っこだ」
「くそっ、そこそこ遠いな……」
走っていっても一時間はかかる。しかしエレナは「大丈夫!」と言った。
「心配しないで! アタシら騎士隊の馬車を貸してあげる。結構すごい作りになってるから、多分二十分くらいで着くよ!」
「おぉ、すごいです! 政府の努力の賜物ですね」
フローレンスが歓声を上げると……。
「話は聞かせてもらった! 俺様も準備してきたぞ! いつでも戦える」
「うぉっケンガ!」
いきなりナガレの視線外からケンガが現れた。いつもの魔術的なローブ姿だ。
「ところでナガレ、大変だと言う話は聞いたが何が大変なのかは……」
「そのくだり、さっきおんなじのやったわっ!」
なんだか能天気な奴らだが、それでも準備は整った。だがジョーはふと気になったことを口に出した。
「……待て、馬車があるならお前たち騎士が行けば良いんじゃないのか。人命の危機ならば冒険者を待たずとも、即座に馬車に乗って出動すれば良いだろう。それにお前のとこの騎士団長だか隊長だかは、冒険者が嫌いなんじゃなかったのか」
「え? だぁって……」
エレナは不満気に俯いた。足元の石ころをつまらなさそうに蹴っ飛ばす。
「アタシたち騎士は、この町を守るのが仕事。それを助けに行ってる間に、町が襲われたら大変じゃん。要するにアタシたち、この街から離れちゃう行けないのよねぇ……」
「な、なんてヒドイやつだ……」
「よせ、ナガレ。これも任務だ、仕方がない」
騎士の言うのは王国から派遣された正式な戦闘員である。身勝手な行動は許されない。だからこそ彼らは治安維持に一役買っているのだ。
「隊長も『他の町から部隊が来る。気にしなくても良い』と言っていたけど……」
「え、それじゃあエレナはなんでオレたちに頼んできたの?」
「あ、これは勝手に行動してるの」
「いいのか、それで……」
不信感を感じる冒険者一同。しかしエレナは「さあさあ!」と手を打った。
「アタシ、今から馬車をパクって来る。みんなはゲート前で待っといて! 薬とかアイテムとか、忘れ物がないようにね!」
そう言うなり、道を走っていってしまった。あんなに重そうな鎧を着ているのに軽快な足取りである。
「オレたちも行こう。ボケもツッコミも、いっぺん終わらせてからだ!」
ナガレたちも頷いて、ゲートの方へ駆け出した。
「私たちが行けば足手纏いになるでしょう。どうかお気をつけて……!」
「ナガレお兄ちゃんたち、が、頑張ってね」
サニーとターショ君の言葉を背に受け、目指すはゲート、そしてホクス平原だ!
「……それはまぁ、後で説明してやる。オレ準備してくるよ!」
と言うわけでナガレは即座に駆け出した。階段を二段飛ばしで駆け上がり、騒音にも配慮せず扉を開く。すぐさま防具立てにかけていたライトアーマーを装着して、レザージャケットを羽織りスカーフをつける。マルチスタッフを三つ折りに格納し、ベルトにカチンとセットした。
そのタイム、わずか三分!
「はぁはぁっ、行こう! エレナ、それはどこなんだ?」
「え、ナガレさん早いね~……えっと、ホクス平原の端っこだ」
「くそっ、そこそこ遠いな……」
走っていっても一時間はかかる。しかしエレナは「大丈夫!」と言った。
「心配しないで! アタシら騎士隊の馬車を貸してあげる。結構すごい作りになってるから、多分二十分くらいで着くよ!」
「おぉ、すごいです! 政府の努力の賜物ですね」
フローレンスが歓声を上げると……。
「話は聞かせてもらった! 俺様も準備してきたぞ! いつでも戦える」
「うぉっケンガ!」
いきなりナガレの視線外からケンガが現れた。いつもの魔術的なローブ姿だ。
「ところでナガレ、大変だと言う話は聞いたが何が大変なのかは……」
「そのくだり、さっきおんなじのやったわっ!」
なんだか能天気な奴らだが、それでも準備は整った。だがジョーはふと気になったことを口に出した。
「……待て、馬車があるならお前たち騎士が行けば良いんじゃないのか。人命の危機ならば冒険者を待たずとも、即座に馬車に乗って出動すれば良いだろう。それにお前のとこの騎士団長だか隊長だかは、冒険者が嫌いなんじゃなかったのか」
「え? だぁって……」
エレナは不満気に俯いた。足元の石ころをつまらなさそうに蹴っ飛ばす。
「アタシたち騎士は、この町を守るのが仕事。それを助けに行ってる間に、町が襲われたら大変じゃん。要するにアタシたち、この街から離れちゃう行けないのよねぇ……」
「な、なんてヒドイやつだ……」
「よせ、ナガレ。これも任務だ、仕方がない」
騎士の言うのは王国から派遣された正式な戦闘員である。身勝手な行動は許されない。だからこそ彼らは治安維持に一役買っているのだ。
「隊長も『他の町から部隊が来る。気にしなくても良い』と言っていたけど……」
「え、それじゃあエレナはなんでオレたちに頼んできたの?」
「あ、これは勝手に行動してるの」
「いいのか、それで……」
不信感を感じる冒険者一同。しかしエレナは「さあさあ!」と手を打った。
「アタシ、今から馬車をパクって来る。みんなはゲート前で待っといて! 薬とかアイテムとか、忘れ物がないようにね!」
そう言うなり、道を走っていってしまった。あんなに重そうな鎧を着ているのに軽快な足取りである。
「オレたちも行こう。ボケもツッコミも、いっぺん終わらせてからだ!」
ナガレたちも頷いて、ゲートの方へ駆け出した。
「私たちが行けば足手纏いになるでしょう。どうかお気をつけて……!」
「ナガレお兄ちゃんたち、が、頑張ってね」
サニーとターショ君の言葉を背に受け、目指すはゲート、そしてホクス平原だ!
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