崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十七話 粉骨砕身カルテット

不安なまま捜索

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「なんだとっ! ならそんなこともう必要無い! 俺様のことは放っておけ!」
「そっちだって邪魔だったら背中から撃ってくれたって良いですよぉ~だ! ヘタクソなアンタが『私を避けて敵に当てる』な~んてトリックショット出来るわけないですも~ん」
「てめえ、やるかっ!」
「望むところですよっ!」 
「えーかげんにせぇーっ!」
 ナガレが声を荒げたその時。……ジョーの目が「むっ!」と、キラリと光る。

「とーちゃーくっ!」
 キキーーッドガーン!
「「「どわーーっ!」」」
 咄嗟に捕まったジョー以外、三人まとめて壁に叩きつけられた。馬車とは思えないドリフト走行でブレーキしたのだ。
「ついたよ、ナガレ! 他のみんなも! ささ、行ってきて!」
「も、もっと普通に止めてくれよぉ~」
 警戒に飛び降りたジョーと、扉から這い出てべしゃっと地面に落ちるナガレ。
 目の前に広がる褐色の荒野。あちこちに大岩やアカシアに似た木が立ち並んでいる。
「……お前は来ないのか」
「アタシは馬車に乗って、向こうのほうを探してみる。散り散りに逃げたら危ないから。みんなは荒野の方を探して! 道には何か痕跡があるはずだから」
「……分かった。だが一人で大丈夫か」
「ジョー、心配してくれるの? やっさし~い。でもアタシだって騎士なんだ。それにアンタらと違って無茶しないからダイジョーブ!」
「へへっ、言ってろコラァ! それじゃ気をつけてな!」
 ナガレがニッと笑うと、エレナもウィンクする。そして、すぐにキッとした表情に戻り馬を走らせていった。
 ガラガラガタガタ……。

「……さて、オレたちも行くか。……ってオイッ!」
「むむむ……!」「ぐぐぐ……!」
 早速ケンガとフローレンスはバチバチと睨み合って火花を散らしていた。フローレンスは鉄球・メタルスターをジャラジャラ鳴らしている。ケンガの方もパキパキと音を立てて、青白い氷塊を両腕に纏わせていた。
「わぁ、やめろって! こうしている間にも、人々が危険に晒されてるんだぞ!」
「そうですけど、こんの弱虫ケンガが……」
「この筋肉僧侶が言い出したことだ!」
「なんですかいっつもいっつも筋肉僧侶って! 私は確かに僧侶みたいな格好している自覚はありますよっ! でも私、いつ僧侶って名乗りました⁉︎」
「んな自覚あったら着替えろよ! 紛らわしいんだてめえ!」
「ギャオォーーーー!」
「グエーーーーーー!」
「いい加減にしろっ!」
 ついにナガレもイラっときて声を荒げた。どれだけやめろと言っても聞かない……。
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