崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十八話 正義の羽音

ただいま参上! ブリーダマン

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 スカルウルフが噛み付いてくるのを、咄嗟に回避するナガレ。その間も「「はーっはっはっはっは!」」と高笑いは続く。
「何者だ、てめえらは!」
 タネツがお約束の叫びをすれば、待ってましたとばかりに高笑いが止んだ。
「あそこッス! バックボス山の中腹にいるッス!」
 ベネットの声に視線を向ければ、聳え立つバックボス山の中腹の陸地に、何者かが二人立っていた。影でよく見えない中、二人はビシッと前方を指差し決めポーズ! 
「カウガウガウッ!」
「わぁぁぁぁ⁉︎」
 ナガレとスカルウルフは、キィンキィンキィン! と何度も金属音を響かせている。その間に、謎の人物が名乗りを上げた。
「古池や悪を滅ぼす虫の音!」
 キィンキィンキィン!
「大空駆けし昆虫の王!」
 キィンキィンキィン!
「名乗りはいいから! 手を貸すのなら早く貸してくれぇ~!」
 なぜかスカルウルフから集中砲火を喰らっているナガレ。焦りつつも冷静に攻撃を全て受け流している。

「「ブリーダマン、参上ッ!」」
「ビビビビーーッ!」
 虫が鳴くような効果音に合わせ、二人組は「「ハァッ!」」と山から飛び降りた! そのままナガレたちのすぐ近くへ着地する。
 片方は帽子を被り、赤く長いスカーフを首に巻いている、高身長の男性。髪は金色の短髪で若干ボサボサ。真っ白なツナギのような身軽な服装だ。手には鉤爪のついたロープを握っている。
 もう片方も同じ帽子をかぶって、おんなじような青いスカーフを巻いていた女性。こちらも金髪のショートヘアで、手には鞭を持っている。
 ……そして二人とも、仮面で目元を隠していた。
「な、なんですかあなたたちは!」
「え、いや、ほ、本当にナニ⁉︎」
「変態ッス! ニンフォとは別ベクトルの変態ッス! 今すぐブッ飛ばすッス!」
 困惑するサニーとニンフォ。ベネットはワイルドアックスを振り上げたが、二人は「チッチッチッ……」と指を振った。
「ぐわぁー!」
「くっ!」
「カウガウガウッ!」
 キィンキィンキィンッ! と、その間にもナガレとジョーが後ろで戦っているのに……。
「私たちはブリーダマン! 正義の味方です」
「正義を求める声がした……ならば助太刀します!」
「助太刀するなら早く来いやぁゴラァ! マジで顔面崩壊するまでぶん殴るぞテメェら!」
 と、ここでガチギレ五秒前のナガレから怒声が飛んでくる。それにブリーダマンと名乗る二人は振り返った。
「いいだろう! 敵を討つぞ、二号!」
「オッケー一号! ブリーダマンの力をみせてやりましょっ!」
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