崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第二十八・五話 VSラグナロク・蒼雷

ギルドの一コマ

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「……ところでナガレ、目ぇよく見せて」
「えっ何だよ級に」
 キョトンとしたナガレの顔を、チェリナはジッと見つめる。わずかながら、目の下に色濃くクマができていた。
「……クマができてる。」
 別に早起きは辛くないのだが、どんどん疲れが溜まってきている。ゆっくり眠って体力を戻さなければ、日々の特訓の疲労が取れない。
 そしてそれは、次第にストレスへ繋がっていく……。体は治っても、心が治るかは分からない。ジョーがいつも言っていることだ。
「よく寝てる? ごめんね、私が早起きだから。せめてお金を稼げればいいんだけど……」
「……善処してほしいな」
 なんだか憎めないヤツである。浮気されたことは許してないし、彼の本命は相変わらずサキミだ。しかし……こうも強く言えないのはなんでなんだろう? ナガレ自身でも、よく分からなかった。


~☆~☆~☆~☆~☆~


「……と言うことがあったんだ」
「……なんと言うか、大変だな」
 バッファローの大通り、その突き当たり。リニューアルした冒険者ギルド支部の室内のこと。ばったり出会ったジョーとナガレが話していた。近くには二人を見つめているレンと、書類をパサパサやっているアルクルの姿もある。

「アルクルさーん、スラガン地方の生態系グラフ、こんな感じでどうですかいなンナンナ」
「お、サンキュー。……うん、ほとんど正解だ」
 ……そして、ギルドの制服を着た、知らない女性が働いていた。黒髪ボブカットで丸メガネをかけた可愛い系の女性だ。
 女性が持ってきた大きな紙を広げて、アルクルは顎に手を置き考え込んだ。
「だが、一つ違う。ほらここ、ヒエラルキーの頂点がスカルクリーチャーになってるぞ」
「え、違うのん?」
「お前なんだよその喋り方はもう……まぁいいか。口調は職務に関係ないもんな。スラガン地方の生態系の頂点は、基本的にスカルドラゴンだ。アイツが死ぬか、他にとんでもないモンスターが出てこない限りは、基本的にそれで良い」
「はーい、分かりんこ! りょうかいかーい」
「アルクル? この人さっきからなんなの?」
「あぁ、それは次回の二十九話で紹介するから。今はノーコメントだ」
「今はただの顔見せでーす。読者のみんな、私の名前覚えてるかーい?(第二十七話)」
「あっそ……」
 ナガレがしんねりした視線を向けたところで、レンが「よいしょっと」と椅子から飛び降りる。
「それでナガレ君、今日はどんなクエストにするのじゃ?」
「そうだなぁ……一応準備はしてきたけど」
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