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第二十八・五話 VSラグナロク・蒼雷
一触即発!
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「ふん、そんなことでバッファローを売るもんか! 世界中のレディから愛されたって、オレが好きなのはたった一人の女性なんだっ」
誘惑に屈せず、ビシッと言い放ったナガレ。
「……フッ」
「あ、アルクル……私……」
「はいはい、泣かないの。まだナガレ君も若いんだから心変わりするかもよ」
適当な笑顔でレンの背中をポンポン叩くアルクル。それはさておきマッシバーは「ふーん」と続ける。
「それともアレか? そのギルドを見捨てちゃ後味が悪いってか。だったら俺が金を出してどうにかしてやる。ディズとかなんとかいう金持ちのスポンサーも、札束でぶん殴れば静かになんだろ」
「……え、マジ? それなら……」
「おいっ!」
一斉にズッコケたジョーたち。
「……ハッ! い、いや、その手には乗らないぞ! どうせこのままうまく続ければ、ギルドは存続するんだ。お前の助けなんか、一ダラーも借りるもんか!」
「……そうかい」
しっかり突っぱねたナガレ。しかしマッシバーは、意外にも冷静だった。静かに肩をすくめる。
一瞬の沈黙。青空の下、穏やかな風が吹いた。
「……なら、力づくでも連れていくまでよ!」
ダァンッ!
「ッ⁉︎」
マッシバーは突然地面を勢いよく踏みつける。たった一人が地団駄踏んだだけで大地が小さく揺れ、地面にクレーターができる。砂埃が舞い、地面に植えられていたヨビカリ草の切れ端が舞った!
「きゃあ!」「うわぁ!」「地震だ!」
町の人々が大慌てで飛び出してくる。……だが、殺気立つマッシバーを見るなり、一斉に家の中へUターンしていく。一般人にも分かるほど、マッシバーはギラギラとした殺気を放っていた。
「なんだ、やるか!」
ナガレとジョーは同時に武器を抜いた。
「……やめておけ、マッシバー」
「なんだジャック? 俺様が、最強の冒険者パーティ『ラグナロク』のリーダーにしてZランク冒険者の、この俺様が……Bランクの才能もねえ素質もねえ努力だけが取り柄の、クソザコ冒険者に勝てねえってか!」
ノコギリのように鋭い歯を剥き出しにして唸るマッシバー。その姿はまさに怒れるドラゴンそのもの。しかしジョーも怯まない。
「……ナガレには勝てる。俺にも勝てるだろう。お前の強さは本物だ」
「分かってんならそいつを諭してくれや。言っとくが……俺には金がある。そして人殺しも金で揉み消せるようなコネもある。……そこのザコとは違って、お前は頭がいいんだ。その意味がわかるな、ジャック……?」
「……だが、ここでナガレを無理やり連れていけば……お前も、ただではすまないぞ」
誘惑に屈せず、ビシッと言い放ったナガレ。
「……フッ」
「あ、アルクル……私……」
「はいはい、泣かないの。まだナガレ君も若いんだから心変わりするかもよ」
適当な笑顔でレンの背中をポンポン叩くアルクル。それはさておきマッシバーは「ふーん」と続ける。
「それともアレか? そのギルドを見捨てちゃ後味が悪いってか。だったら俺が金を出してどうにかしてやる。ディズとかなんとかいう金持ちのスポンサーも、札束でぶん殴れば静かになんだろ」
「……え、マジ? それなら……」
「おいっ!」
一斉にズッコケたジョーたち。
「……ハッ! い、いや、その手には乗らないぞ! どうせこのままうまく続ければ、ギルドは存続するんだ。お前の助けなんか、一ダラーも借りるもんか!」
「……そうかい」
しっかり突っぱねたナガレ。しかしマッシバーは、意外にも冷静だった。静かに肩をすくめる。
一瞬の沈黙。青空の下、穏やかな風が吹いた。
「……なら、力づくでも連れていくまでよ!」
ダァンッ!
「ッ⁉︎」
マッシバーは突然地面を勢いよく踏みつける。たった一人が地団駄踏んだだけで大地が小さく揺れ、地面にクレーターができる。砂埃が舞い、地面に植えられていたヨビカリ草の切れ端が舞った!
「きゃあ!」「うわぁ!」「地震だ!」
町の人々が大慌てで飛び出してくる。……だが、殺気立つマッシバーを見るなり、一斉に家の中へUターンしていく。一般人にも分かるほど、マッシバーはギラギラとした殺気を放っていた。
「なんだ、やるか!」
ナガレとジョーは同時に武器を抜いた。
「……やめておけ、マッシバー」
「なんだジャック? 俺様が、最強の冒険者パーティ『ラグナロク』のリーダーにしてZランク冒険者の、この俺様が……Bランクの才能もねえ素質もねえ努力だけが取り柄の、クソザコ冒険者に勝てねえってか!」
ノコギリのように鋭い歯を剥き出しにして唸るマッシバー。その姿はまさに怒れるドラゴンそのもの。しかしジョーも怯まない。
「……ナガレには勝てる。俺にも勝てるだろう。お前の強さは本物だ」
「分かってんならそいつを諭してくれや。言っとくが……俺には金がある。そして人殺しも金で揉み消せるようなコネもある。……そこのザコとは違って、お前は頭がいいんだ。その意味がわかるな、ジャック……?」
「……だが、ここでナガレを無理やり連れていけば……お前も、ただではすまないぞ」
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