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第二十八・五話 VSラグナロク・蒼雷
豪雨
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「と、突然雨が……」
困惑を隠せないナガレ。先ほどまでは、雲ひとつない青空だったのに。金持ちの豪邸にあるような、シャワーの如き雨が降り注いている。乾燥した地面はすぐさまぬかるんで泥混じりになった。
「こんな荒野のど真ん中でゲリラ豪雨ですか? 雲もなかったのにそんなわけ無いでしょ」
ちょうど屋根の下なので濡れずに済んだフローレンス。一人で疑問に思っている反面……ケンガは何も言わない。黙って空を見上げて、何か考えるように目を凝らしていた。
「……もしかして、お前がやったのか!」
「ご名答~。やっぱりすぐ分かるよね」
ナガレがハッとしてシエラに声をかけると、不敵な笑みが返ってきた。
「……やはりか。さすが俺様、見立ては間違っていなかったか」
「え? どう言う意味だ」
不思議そうなアルクルに、ケンガは待ってましたと口を開く。
「ふっふっふ。俺様ほどの魔術師ならば、常人が気づかないほどの力にも気づくことができる。これは……」
「……これはシエラのスキルだ」
「「「ええっ⁉︎」」」「…………」
レンとアルクル、そしてフローレンスは驚いて目を丸くした。不満そうなケンガはさておき……ジョーの顔色が悪い。マスクをつけていても良く分かるほど、嫌な感じがする。
その間に、シエラは再び駆け出した! 神時の剣を手にしてナガレへ斬りかかる!
「そろそろ終わりかな。てなわけで、そりゃあ!」
ブンッ! バチバチバチッ!
「そうは行くかっ!」
ナガレも素早くマルチスタッフで受け止める……が!
ピシャーンッ!
「あがががががっ⁉︎」
しっかりガードしたはずなのに、突然ナガレが感電! 体が痺れ動きが止まる。すぐに立て直し防御に移ろうとするが、その隙を逃すシエラではない!
「残念でした~ってねッ!」
ブンッ! ……バキィッ!
「ぐはっ……⁉︎」
青白いベールをはためかせ、痛恨の回し蹴り! 細い足をしならせたキックはナガレの頬にクリーンヒット。ナガレは錐揉み回転して吹き飛び、そのまま床に叩きつけられた。
口の中ですぐさま血の味がする。口内が切れて出血したようだ。
(ぐっ……! そ、そうか!)
「ナガレ! 避けろっ!」
突然ジョーに叱咤され、泥に塗れたナガレはハッとした。……見ればシエラが、神時を今まさに振り下ろそうとしている!
「え? ……どわぁっ⁉︎」
慌てて横に転がって、なんとかトドメを回避した。回転のまま立ち上がると、シエラは驚いたようにナガレを見つめる。
「へぇ~。結構頑張るね。もうギブアップかと思ったのに」
困惑を隠せないナガレ。先ほどまでは、雲ひとつない青空だったのに。金持ちの豪邸にあるような、シャワーの如き雨が降り注いている。乾燥した地面はすぐさまぬかるんで泥混じりになった。
「こんな荒野のど真ん中でゲリラ豪雨ですか? 雲もなかったのにそんなわけ無いでしょ」
ちょうど屋根の下なので濡れずに済んだフローレンス。一人で疑問に思っている反面……ケンガは何も言わない。黙って空を見上げて、何か考えるように目を凝らしていた。
「……もしかして、お前がやったのか!」
「ご名答~。やっぱりすぐ分かるよね」
ナガレがハッとしてシエラに声をかけると、不敵な笑みが返ってきた。
「……やはりか。さすが俺様、見立ては間違っていなかったか」
「え? どう言う意味だ」
不思議そうなアルクルに、ケンガは待ってましたと口を開く。
「ふっふっふ。俺様ほどの魔術師ならば、常人が気づかないほどの力にも気づくことができる。これは……」
「……これはシエラのスキルだ」
「「「ええっ⁉︎」」」「…………」
レンとアルクル、そしてフローレンスは驚いて目を丸くした。不満そうなケンガはさておき……ジョーの顔色が悪い。マスクをつけていても良く分かるほど、嫌な感じがする。
その間に、シエラは再び駆け出した! 神時の剣を手にしてナガレへ斬りかかる!
「そろそろ終わりかな。てなわけで、そりゃあ!」
ブンッ! バチバチバチッ!
「そうは行くかっ!」
ナガレも素早くマルチスタッフで受け止める……が!
ピシャーンッ!
「あがががががっ⁉︎」
しっかりガードしたはずなのに、突然ナガレが感電! 体が痺れ動きが止まる。すぐに立て直し防御に移ろうとするが、その隙を逃すシエラではない!
「残念でした~ってねッ!」
ブンッ! ……バキィッ!
「ぐはっ……⁉︎」
青白いベールをはためかせ、痛恨の回し蹴り! 細い足をしならせたキックはナガレの頬にクリーンヒット。ナガレは錐揉み回転して吹き飛び、そのまま床に叩きつけられた。
口の中ですぐさま血の味がする。口内が切れて出血したようだ。
(ぐっ……! そ、そうか!)
「ナガレ! 避けろっ!」
突然ジョーに叱咤され、泥に塗れたナガレはハッとした。……見ればシエラが、神時を今まさに振り下ろそうとしている!
「え? ……どわぁっ⁉︎」
慌てて横に転がって、なんとかトドメを回避した。回転のまま立ち上がると、シエラは驚いたようにナガレを見つめる。
「へぇ~。結構頑張るね。もうギブアップかと思ったのに」
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