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第二十九話 森林のハンター
撃退法
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なぜかわざとらしい独り言を、わざと聞こえるように言いつつグラスを受け取る。バーテンダーさんとチェリナが見つめる中……ナガレは突然グラスを手に持ち真上に上げた。
「ナガレさん? ……うわ⁉︎」
「きゃっ、またぁ⁉︎」
「! …………♫」
その直後、二人とも血相を変えてガタッと後ずさる。突然ナガレの頭上から、蜘蛛のように黒ずくめの女がワイヤーで降りてきた!
怖がるバーテンダーさんと目があったその女性……要するにオギンさんは、ヒラヒラと手を振る。
そしてナガレの手からアンチモンドレッドがなみなみ注がれたグラスを貰って(ナガレは全く抵抗しない)、壁を這いながら窓を開け出ていった。
「な、なんだあのシノビ! いや変質者だ! シノビというより変質者!」
「ナガレも気づいたんならもうちょっとびっくりしてよぉもうっ!」
ひとしきり驚きの声を漏らし、二人ともため息をついた。だがその直後……。
「おげぇッッッッ⁉︎」
いきなり天井から、女性とは思えない重低音のえずく声が聞こえてきた。
ゴロゴロゴロ……ドシャァッ!
……そして、何かが天井を転がって、窓の外へ頭から落下。窓越しに見つめる三人に気づかず、ヘロヘロになったオギンさんは千鳥足で撤退していった。
「……よし、これで厄介な奴は去った。仕切り直しでお願い! バーテンダーさん、おつまみある?」
「え、えぇ~……」
確かにオギンさんにはびっくりした……だがそれ以上に、状況に適合しているナガレの方が驚くべきものだった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして二人でお酒を楽しみ、酔っ払ったチェリナが露骨に誘惑しても、ナガレは全然酔ってないしサキミちゃんラブだったので、何事もなく今に至る。
「ご馳走様っと。たまにはライスの朝ご飯もいいもんだね」
「まるでコウヨウ地方だね~! ミソスープとグリルサーモンとピクルス、それにライスなんでしょ?」
ナガレが作った……とは言ってもフライパンと蓋を使って炊いた普通のお米だが……朝食を二人で食べ終わる。ちょっと水が多くてお粥になっていたが、普段ライスなんで食べない二人にはいいものだった。
一応ナガレのそばには、もう一つお皿に入れられたライスセットがある。……しかし例のヤツはアンチモンドレッドをイッキして懲りたのか、数回に一回くらいしか手を出さなくなっていた。
「……アイツ、時々冷蔵庫を漁ってたらしいからな。いい薬になったでしょ」
「それは普通にダメでしょ! 通報案件だよっ!」
「ナガレさん? ……うわ⁉︎」
「きゃっ、またぁ⁉︎」
「! …………♫」
その直後、二人とも血相を変えてガタッと後ずさる。突然ナガレの頭上から、蜘蛛のように黒ずくめの女がワイヤーで降りてきた!
怖がるバーテンダーさんと目があったその女性……要するにオギンさんは、ヒラヒラと手を振る。
そしてナガレの手からアンチモンドレッドがなみなみ注がれたグラスを貰って(ナガレは全く抵抗しない)、壁を這いながら窓を開け出ていった。
「な、なんだあのシノビ! いや変質者だ! シノビというより変質者!」
「ナガレも気づいたんならもうちょっとびっくりしてよぉもうっ!」
ひとしきり驚きの声を漏らし、二人ともため息をついた。だがその直後……。
「おげぇッッッッ⁉︎」
いきなり天井から、女性とは思えない重低音のえずく声が聞こえてきた。
ゴロゴロゴロ……ドシャァッ!
……そして、何かが天井を転がって、窓の外へ頭から落下。窓越しに見つめる三人に気づかず、ヘロヘロになったオギンさんは千鳥足で撤退していった。
「……よし、これで厄介な奴は去った。仕切り直しでお願い! バーテンダーさん、おつまみある?」
「え、えぇ~……」
確かにオギンさんにはびっくりした……だがそれ以上に、状況に適合しているナガレの方が驚くべきものだった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして二人でお酒を楽しみ、酔っ払ったチェリナが露骨に誘惑しても、ナガレは全然酔ってないしサキミちゃんラブだったので、何事もなく今に至る。
「ご馳走様っと。たまにはライスの朝ご飯もいいもんだね」
「まるでコウヨウ地方だね~! ミソスープとグリルサーモンとピクルス、それにライスなんでしょ?」
ナガレが作った……とは言ってもフライパンと蓋を使って炊いた普通のお米だが……朝食を二人で食べ終わる。ちょっと水が多くてお粥になっていたが、普段ライスなんで食べない二人にはいいものだった。
一応ナガレのそばには、もう一つお皿に入れられたライスセットがある。……しかし例のヤツはアンチモンドレッドをイッキして懲りたのか、数回に一回くらいしか手を出さなくなっていた。
「……アイツ、時々冷蔵庫を漁ってたらしいからな。いい薬になったでしょ」
「それは普通にダメでしょ! 通報案件だよっ!」
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