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第二十九話 森林のハンター
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「わ、分かった……ってどわーっ!?」
倒れているセンチアを見つけて驚愕するナガレ。慌てて駆け寄っても、身動き一つできない。
「ナガレ、回復薬を飲ませろ! 長期間放置すると死にかねない」
「なななっなななんだとぅ⁉︎」
狼狽えるナガレに、ケンガは今までの経緯を説明する……暇もないので、すぐさまセンチアの口に解毒薬を流し込んだ。
「ほら飲め! 丸薬タイプは高いんだ」
液体タイプの薬は無味無臭。それを口に流し込んだ。
「…………んっ……」
すると、すぐにセンチアが目を開ける。さすがは解毒薬だ。
「ああ良かった、大丈夫かい?」
「あーしどうしちゃったの? 何で倒れて……」
「それはナガレへの説明も踏まえて、俺様が教えてやる。カクカクシカジカで……」
という訳でセンチアの身に何が起こったか説明してあげた。
「そっか……あーし、毒を食らってたんだ」
「キルスパイダーの毒はダメージの他に、こちらの攻撃ステータスを下げてくる。体の力が抜けてしまうのだ」
「なんにせよ、センチアが無事で良かった。さぁ、バッファローに帰ろうぜ!」
ナガレはニッと笑い、センチアに手を貸す。その手を取って立ち上がるセンチアとケンガの顔にも笑顔が戻った。
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして帰りもまた、通り道の馬車に乗せてもらった。夕暮れのバッファローにて、センチアは速攻で病院に連れ込まれた。
「……解毒剤は飲んだんだろう。なら大丈夫なんじゃないの?」
「そーだよ、あーしこんなに元気なのに」
「いいやダメだ、ミセス。キルスパイダーの毒をくらうのは初めてなんだろう」
「う、うん」
白衣姿のマディソンは、回転椅子をくるりと返し言った。そして手元のカルテのような書類をじっと見つめている。
「なあ、それ何を見てるんだ?」
「これはキルスパイダーの毒の詳細だ。とは言っても、はっきりしたことはいまだに分かっていないがね」
ナガレの質問に答えてから、センチアを座らせる。
「一応、病院で検査したほうがいい。キルスパイダーは肉食である分、危険度が下のモンスターとは実質が異なる。万が一の場合だが、免疫が弱かった場合は大変だ」
そう言って席を立つ。センチアもそれに合わせて、耳をしょんぼりさせながら立ち上がった。イヌ尻尾がだらりと垂れている。
「あーし、病院が嫌いなの。……本能なのかな」
「心配せずとも、私はレディに手荒な真似はしない。自分で行動できるみたいだからね。……まずは鎧を脱いでもらおう。誰かに着替えを取ってきてもらうかい?」
倒れているセンチアを見つけて驚愕するナガレ。慌てて駆け寄っても、身動き一つできない。
「ナガレ、回復薬を飲ませろ! 長期間放置すると死にかねない」
「なななっなななんだとぅ⁉︎」
狼狽えるナガレに、ケンガは今までの経緯を説明する……暇もないので、すぐさまセンチアの口に解毒薬を流し込んだ。
「ほら飲め! 丸薬タイプは高いんだ」
液体タイプの薬は無味無臭。それを口に流し込んだ。
「…………んっ……」
すると、すぐにセンチアが目を開ける。さすがは解毒薬だ。
「ああ良かった、大丈夫かい?」
「あーしどうしちゃったの? 何で倒れて……」
「それはナガレへの説明も踏まえて、俺様が教えてやる。カクカクシカジカで……」
という訳でセンチアの身に何が起こったか説明してあげた。
「そっか……あーし、毒を食らってたんだ」
「キルスパイダーの毒はダメージの他に、こちらの攻撃ステータスを下げてくる。体の力が抜けてしまうのだ」
「なんにせよ、センチアが無事で良かった。さぁ、バッファローに帰ろうぜ!」
ナガレはニッと笑い、センチアに手を貸す。その手を取って立ち上がるセンチアとケンガの顔にも笑顔が戻った。
~☆~☆~☆~☆~☆~
そうして帰りもまた、通り道の馬車に乗せてもらった。夕暮れのバッファローにて、センチアは速攻で病院に連れ込まれた。
「……解毒剤は飲んだんだろう。なら大丈夫なんじゃないの?」
「そーだよ、あーしこんなに元気なのに」
「いいやダメだ、ミセス。キルスパイダーの毒をくらうのは初めてなんだろう」
「う、うん」
白衣姿のマディソンは、回転椅子をくるりと返し言った。そして手元のカルテのような書類をじっと見つめている。
「なあ、それ何を見てるんだ?」
「これはキルスパイダーの毒の詳細だ。とは言っても、はっきりしたことはいまだに分かっていないがね」
ナガレの質問に答えてから、センチアを座らせる。
「一応、病院で検査したほうがいい。キルスパイダーは肉食である分、危険度が下のモンスターとは実質が異なる。万が一の場合だが、免疫が弱かった場合は大変だ」
そう言って席を立つ。センチアもそれに合わせて、耳をしょんぼりさせながら立ち上がった。イヌ尻尾がだらりと垂れている。
「あーし、病院が嫌いなの。……本能なのかな」
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