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第三十話 浄蓮の八つ足
一件落着?
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「ぐぉっ……!」
ヨロヨロと前方へつんのめる戦士を前に、ナガレはすぐさま身を翻す。逃げるのかと思いきやそうではない。敵に背中を向け……思いっきり背後にマルチスタッフを突き出した!
「石猿流棒術! 牛魔壊ッ!」
ドスッ……パキィーンッ!
「ぐぁ……⁉︎」
一心に打ち出した攻撃は腹部に当たり、剣を弾く鎖帷子を一発で粉砕した。一部分だけを引きちぎったのではない。一寸の狂いもない渾身の突きが、なんと鎖を粉々に砕いたのだ!
信者の戦士はその一撃をくらい数メートルも吹き飛んだ。内臓が破裂したかのような衝撃に、視界の九割がブラックアウトする。
ドサァッ!
「あ……が、かっ……」
地面に着く頃には、痛みをほとんど感じないほどグロッキーになっていた。
「……急所は外した。今の隙で、オレは鳩尾を狙うこともできた……とだけ言っておくよ」
「シバルナッケンナゴラーッ!」
ドゴォン! パラパラパラ……。
凄まじい騒音に振り向くと、岩の大地をカチ割るほどの攻撃で、ベネットが敵を沈めたところだった。……腹の半分が抉れるほどの攻撃で、信者は倒れたままピクピク痙攣していた。どくどく流れる血が、大地のひび割れに溶け込んでいく。なんと恐ろしい……。
「グォォアァァァァ……フ、フーッ、ふぅっ……ナガレ先輩! い、一匹倒したッス!」
「……こっちも片付けたぞ」
振り向くと返り血で真っ赤になったジョーがそばにいた。どうやらタネツを襲っていたヤツまでブッ殺してしまったらしく、まるでゲリラ豪雨の後のような血まみれっぷりだ。地面にボトボト滴るほどである。
「助かったぜジョー。流石に二対一じゃあ不利だったもんでな」
「……いえ、よく守ってくださいました。俺たちではルックたちを守りながら戦うなんてできなかった」
ジョーはマスクの下で「フーッ……」と深呼吸。……まるで血の香りを吸い込んでいるかのようだった。
「……はぁ~」
続いてニンフォもやって来る。露出が多い鎧なのに傷ひとつない。……だがため息なんか吐いて、なんだか残念そうだ。
「どうしたのニンフォ」
「……うっかり殺しちゃった。搾精してやりたかったのに」
「…………」
心の底から悲しんでいるニンフォに、聞くんじゃなかったと目を逸らすナガレ。……と、一同の視線が、ナガレが倒した敵の戦士へ向いた。
「か、かはっ……」
内臓にまでダメージが入り、感覚がないようだ。しかしうめいているため、まだ生きている。彼は急所をしっかり外していた。
ヨロヨロと前方へつんのめる戦士を前に、ナガレはすぐさま身を翻す。逃げるのかと思いきやそうではない。敵に背中を向け……思いっきり背後にマルチスタッフを突き出した!
「石猿流棒術! 牛魔壊ッ!」
ドスッ……パキィーンッ!
「ぐぁ……⁉︎」
一心に打ち出した攻撃は腹部に当たり、剣を弾く鎖帷子を一発で粉砕した。一部分だけを引きちぎったのではない。一寸の狂いもない渾身の突きが、なんと鎖を粉々に砕いたのだ!
信者の戦士はその一撃をくらい数メートルも吹き飛んだ。内臓が破裂したかのような衝撃に、視界の九割がブラックアウトする。
ドサァッ!
「あ……が、かっ……」
地面に着く頃には、痛みをほとんど感じないほどグロッキーになっていた。
「……急所は外した。今の隙で、オレは鳩尾を狙うこともできた……とだけ言っておくよ」
「シバルナッケンナゴラーッ!」
ドゴォン! パラパラパラ……。
凄まじい騒音に振り向くと、岩の大地をカチ割るほどの攻撃で、ベネットが敵を沈めたところだった。……腹の半分が抉れるほどの攻撃で、信者は倒れたままピクピク痙攣していた。どくどく流れる血が、大地のひび割れに溶け込んでいく。なんと恐ろしい……。
「グォォアァァァァ……フ、フーッ、ふぅっ……ナガレ先輩! い、一匹倒したッス!」
「……こっちも片付けたぞ」
振り向くと返り血で真っ赤になったジョーがそばにいた。どうやらタネツを襲っていたヤツまでブッ殺してしまったらしく、まるでゲリラ豪雨の後のような血まみれっぷりだ。地面にボトボト滴るほどである。
「助かったぜジョー。流石に二対一じゃあ不利だったもんでな」
「……いえ、よく守ってくださいました。俺たちではルックたちを守りながら戦うなんてできなかった」
ジョーはマスクの下で「フーッ……」と深呼吸。……まるで血の香りを吸い込んでいるかのようだった。
「……はぁ~」
続いてニンフォもやって来る。露出が多い鎧なのに傷ひとつない。……だがため息なんか吐いて、なんだか残念そうだ。
「どうしたのニンフォ」
「……うっかり殺しちゃった。搾精してやりたかったのに」
「…………」
心の底から悲しんでいるニンフォに、聞くんじゃなかったと目を逸らすナガレ。……と、一同の視線が、ナガレが倒した敵の戦士へ向いた。
「か、かはっ……」
内臓にまでダメージが入り、感覚がないようだ。しかしうめいているため、まだ生きている。彼は急所をしっかり外していた。
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