崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十一話 地獄への案内役

地獄への入り口

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 脚で地面をガンガン叩いて激昂し、地中の体を軸として、コマのように一回転! 接近していたナガレたちやすぐ近くにいたベネットたちもまとめて弾き飛ばす。
「ガビビーッ……ビガァーーーーッ!」
 そして、頭を上にしてまるで沈むように、地中へ潜っていった。ズズズズズ……と重い音を立てて、完全に姿が消える。
 僅かに大地を進む音が聞こえるが、戦闘中に比べてずっと静かになった。
「えっなに? どういうことだし?」
「……逃げたのかしら?」
 キョトンとするセンチア、また出てくるんじゃないかと周囲を見渡すニンフォ。ナガレとタネツはこの隙に、ひと息に回復薬を飲み干す。
「ぷはぁっ……か、勝ったのか?」
「うひー、正直これ以上はきちぃぞ……盾でガードしても痛えんだから」
「……二人とも、よくやってくれた。だがまだ油断はできない。死体を見るまではな」
 ジョーはまだダガーをしまったりしない。絶対に油断しない男である。
「……でも良かったッス。ひとまずオラたちは、今のうちに逃げましょう。イビル教団のモンスターはニンゲンを生贄にしてるって、みんなに知らせなきゃ…………」

 ゴゴゴゴゴゴ…………!
「どわぁっ⁉︎」
「な、なんだ!」
「地面が揺れてるわ!」
 突然地鳴りがして、みんな一斉に体勢を崩した。自身のような揺れで立っていられない!
「……ッ!」
 その時突然、ジョーは地中から殺気を感じた。の言っている場合ではない。ジョーは華麗にバク転して、揺れる地面から身軽に飛び出した!
「えっジョーっち⁉︎」
 それを見た、同じく身軽なセンチアもすぐに揺れを気にせず飛び退いた。素早さステータスがぼちぼちのナガレたちでは、あんなに軽快な動きは難しい。

 が、その直後……!
「…………ビガーッ……!」

 ドガァーーンッ!
「「「わぁぁぁぁぁ⁉︎」」」
 どこか遠くでバリジゴクの声が聞こえた……と思った瞬間、突然ナガレの周囲の地面だけが、バケツを地面にうずめたようにガクッと下がった!
「な、なんだ! 地盤沈下か……」
 ガクンッ!
「ぎょえあぁぁぁ⁉︎」
 ダルマ落としのように、ガクンガクンと地面が下がっていく。それに伴って地上との壁がどんどん高くなっていくが、地面が揺れて飛び上がるなど不可能だ。
 ガクンッ! ズザザザーッ……!
「どわぁ!」「なに! なんなの⁉︎」「これもバリジゴクの仕業なんッスかぁ~⁉︎」
 見れば、穴の中央がだんだんとくぼんでいる! ……そのまま穴の壁が数メートル級になって、ついに脱出不可能になった。
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