崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第三十三・五話 VSラグナロク・無百

特訓……?

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「そ、そうか。……そうか、ナガレもこんなに甘い方が好きか?」
「ああ! まぁ、流石に甘すぎるところあるし、毎日食ってたらなんかビョーキになりそうだけど……でも美味しいよコレ!」
「……ふ、フッ……そうか。アリッサにも伝えておこう。きっと喜ぶぞ。……無理やり付き合わされたとはいえ、慣れないお菓子作りを頑張った甲斐があった」
「おいおいっなーに言ってんのさ。アリッサのお菓子はエディ店長が腰を抜かすレベルなんだぜ? うまいに決まってるだろ~?」
 とすっとぼけて言いつつ、バレバレなほど露骨に喜んでいるジョーを見て、ナガレはなんとなく分かっていた。これはジョーが作ったのだと……。
 だがそれを隠しているジョーの意思を尊重して、黙っておいてあげた。


~☆~☆~☆~☆~☆~


「……んで、今日も特訓はするつもりなのか」
「んまぁね~~♪」
 その数十分後、ナガレとジョーは高台広場に来ていた。まだお昼時だというのに、もうである。
「丸二日特訓できなかったからな! これ以上サボってると体がなまっちゃうよ」
「……入院していたのなら仕方がないと思うが」
「へへっ、そうかもな!」
 あっさり認めるナガレ。現在バンドはまだ姿を見せていない。
「……そういえば俺は、前回の特訓は行っていなかった。ちょっとした用事があってだな。ちなみにどんなことをしたんだ?」
「オレか? えーっとな、バンドの攻撃をひたすら避ける特訓だ。バンドってさ、チャージ攻撃の使い手だから」
 そう言ってナガレは、困ったような笑顔を見せた。頭を掻いている彼を見て、ジョーは何があったのか分かった。
「そうか。……バントは容赦のない戦士だ。一度や二度気絶しても、また無理やり起こされたんじゃないのか」
「ああ!」
 ナガレはニコッと笑って頷いた。
「三十回くらい意識を失ってさ。その度に、突然冷水ぶっかけられたみたいに起きんの。今思えばアレも魔法だったのかなぁ」
「………………」
 悪魔的な特訓内容だった。流石にやりすぎな気がして、ジョーが苦言をていしようとすると……。


「…………! 何か来る!」
「え? 急にどうしたんだよ」
 突然ジョーが明後日あさっての方向を睨みつけた。一気に空気が張り詰めた気がしたが、ナガレにはその意図が分からない。
「…………ん?」
 どうやら太陽を見ているらしい。目を焼かないよう慎重に凝視する。よくよく見ると、とても細かいがそこから何か飛んでくるような……
「いやっアレは……矢だぁ⁉︎」
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