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第三十三・五話 VSラグナロク・無百
行雲流水
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そう、ナガレのスキル『闘魂(中)』が、満を持して発動! 瀕死にまで追い込まれ、全ステータスが大きく強化されていた。それによって、キメルのみならずモモの攻撃をほとんど見切っていたのだ。
「なんでそんなにプライドがあるんですか?」
シルバーがまたも呟いた。なぜそこまでモモは動揺するのだろうか? ……感情の揺れ動きによって、モモの動きにキレがないように見える。
「……こんなことを言うのも何だが、単純な戦闘力において、モモはラグナロク最弱だ。それを『四次元インベントリ』のアイテムと武器の活用、培った戦闘術でそれを補っている」
「えぇ! う、ウソ! あれでさ、最弱……⁉︎」
これにはシルバーだけでなく、三人とも目を見張った。おぞましい強さでナガレを追い詰めていたモモが、最弱……?
「……だが奴は節操なく、他人の技術を盗み続けた。シルヴィア、ペネロペ、シエラ、そして俺の技術も……それに今まで複数の冒険者ギルドを渡り歩いていたらしく、そこでも様々な技術を見て盗んでいたらしい」
「は、ははぁ……」
「……モモが最も強い点は、たくさんの武器やアイテムを持ち込めることではない。その全ての道具を、達人のように扱えるからだ。百を超える量の道具を……」
「…………!」
「それにモモは、戦い以外でも有能だ。奴はかつて、コウヨウ地方の暗殺組織に加入していたらしい。そこが解散して冒険者になったと言っていたが。遠距離狙撃や間諜、諜報活動においては俺も敵わない。だから奴はマッシバーに必要とされている」
マッシバーにとって、モモは都合のいいコマなのだろうか。……いつもぶっきらぼうに見えるが、ジョーは彼らの本心を何となく分かっていた。
「……だが、モモはそれでもいいと笑っていたな。自分は捨て駒だろうと、あの人の元で働けて何よりだって。……悔しいが、奴には確かなカリスマ性がある。それは否定できない事実だ」
マッシバーは、ああ見えて仲間を大切にしている。それは共に死戦を潜り抜けたジョーも知っていた。彼が最初にこんな辺境の土地を訪れたのも、ジョーを連れ戻すためだ。(第六話)
……モモの過去を暴露する間にも、ナガレとモモの決闘はクライマックスへ移っていた。
「はぁぁっ!」
ガキィンッ!
「なっ! は、弾かれ……うぉっと⁉︎」
ナガレはマルチスタッフを起用に動かし、キメルを弾く。そのままモモへ接近して、思いっきり突き攻撃を放つ! 動揺するモモはすぐに反応できず、直前になってかろうじて避けていた。
「なんでそんなにプライドがあるんですか?」
シルバーがまたも呟いた。なぜそこまでモモは動揺するのだろうか? ……感情の揺れ動きによって、モモの動きにキレがないように見える。
「……こんなことを言うのも何だが、単純な戦闘力において、モモはラグナロク最弱だ。それを『四次元インベントリ』のアイテムと武器の活用、培った戦闘術でそれを補っている」
「えぇ! う、ウソ! あれでさ、最弱……⁉︎」
これにはシルバーだけでなく、三人とも目を見張った。おぞましい強さでナガレを追い詰めていたモモが、最弱……?
「……だが奴は節操なく、他人の技術を盗み続けた。シルヴィア、ペネロペ、シエラ、そして俺の技術も……それに今まで複数の冒険者ギルドを渡り歩いていたらしく、そこでも様々な技術を見て盗んでいたらしい」
「は、ははぁ……」
「……モモが最も強い点は、たくさんの武器やアイテムを持ち込めることではない。その全ての道具を、達人のように扱えるからだ。百を超える量の道具を……」
「…………!」
「それにモモは、戦い以外でも有能だ。奴はかつて、コウヨウ地方の暗殺組織に加入していたらしい。そこが解散して冒険者になったと言っていたが。遠距離狙撃や間諜、諜報活動においては俺も敵わない。だから奴はマッシバーに必要とされている」
マッシバーにとって、モモは都合のいいコマなのだろうか。……いつもぶっきらぼうに見えるが、ジョーは彼らの本心を何となく分かっていた。
「……だが、モモはそれでもいいと笑っていたな。自分は捨て駒だろうと、あの人の元で働けて何よりだって。……悔しいが、奴には確かなカリスマ性がある。それは否定できない事実だ」
マッシバーは、ああ見えて仲間を大切にしている。それは共に死戦を潜り抜けたジョーも知っていた。彼が最初にこんな辺境の土地を訪れたのも、ジョーを連れ戻すためだ。(第六話)
……モモの過去を暴露する間にも、ナガレとモモの決闘はクライマックスへ移っていた。
「はぁぁっ!」
ガキィンッ!
「なっ! は、弾かれ……うぉっと⁉︎」
ナガレはマルチスタッフを起用に動かし、キメルを弾く。そのままモモへ接近して、思いっきり突き攻撃を放つ! 動揺するモモはすぐに反応できず、直前になってかろうじて避けていた。
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