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第三十三・五話 VSラグナロク・無百
おまけ・モモの過去③
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全てをかけた戦いっぷりに、モモは三人のニンジャを殺害した……が、やはり多勢に無勢、ついにカタナで刺し貫かれモモは地面に倒れた。
空には満月が浮かんでいる。夜の闇の中、武器を構えたニンジャたちがジリジリと距離を詰めてくる。
流石にここまで……モモは観念した。ニンジャの一人が油断なく近づき、カタナを突き刺さんと振り上げる。……が、その瞬間。
「あの世に行け、抜け忍!」
「…………いやお前がなァッ!」
ガバァッ! と、モモが突然起き上がった。死んだフリだ。突然のことに驚くニンジャにしがみ付きニヤリと笑う。
……彼の最後のとっておき、それは、装束の装甲裏に仕込んだ小型の爆弾。火薬がぎっしり詰まった超強化爆弾で、爆発すれば近くの人々は例外なく吹っ飛ぶほどの威力である。
モモはそのまま、装束の裏に隠していた紐を引っ張って起爆しようとするが……。
「やめろ!」
「な……⁉︎」
突然マッシバーが、モモを止めた。驚いて一瞬動きが止まり、その瞬間ニンジャに振り解かれてしまう。
「ぐわっ!」
ドサッ!
地面に仰向けに倒れたモモ。今度こそ打つでが無くなり、モモは観念した。もう流石に出来ることはない。ここまでか……。
しかしマッシバーは、なんとモモの前に立つ。彼を守るように、仁王立ちでニンジャたちの前に立ちはだかった。
「……気に入った。コイツの身柄は俺たちラグナロクが頂いていくぜ」
「え…………⁉︎」
何を考えているのだろうか。困惑するモモ。
反面、交渉に背いて裏切ったマッシバーを見て、ニンジャたちは一斉に動く。次なるターゲットをマッシバーとして、静かに集団で襲いかかった。
……だが、彼らは考えられなかった。
最強のニンジャだったモモが勝てなかったのに、普通ニンジャの一同が入って勝てるのかということに……。
瞬く間に、マッシバーはニンジャ全員を叩きのめした。武器すら使わず、殺しもせず、まるで「殺すまでもない」と言わんばかりに全員を気絶させてしまった。
その後、キャリーケースを取り出して、気絶したリーダーニンジャの近くに置いた。それは大量の金が入っていた。
「……勝利への飽くなき周年、気に入った。ラグナロクへ来い。最強の冒険者にならせてやるよ」
「な、なんだって……⁉︎」
ラグナロクの英雄譚は広く知られている。それに自分が……モモは訝しんだ。
「ほらよ、金は返金した。手切れ金も混ぜてやった。これであいつらもお前を追いかけられなくなる」
「ま、マッシバー……」
「……少しだけ倒れて休めたとはいえ、俺の拳をくらって、まだ立っていられるとは。さぁ、来い!」
「……。分かった。ぼくの……ぼくのリーダーはあんただ。ついていくよ」
何が起こるかは分からない。しかしモモは少ししか迷わず、マッシバーの後についていく。
こうして二人の運命が始まったのだった。
空には満月が浮かんでいる。夜の闇の中、武器を構えたニンジャたちがジリジリと距離を詰めてくる。
流石にここまで……モモは観念した。ニンジャの一人が油断なく近づき、カタナを突き刺さんと振り上げる。……が、その瞬間。
「あの世に行け、抜け忍!」
「…………いやお前がなァッ!」
ガバァッ! と、モモが突然起き上がった。死んだフリだ。突然のことに驚くニンジャにしがみ付きニヤリと笑う。
……彼の最後のとっておき、それは、装束の装甲裏に仕込んだ小型の爆弾。火薬がぎっしり詰まった超強化爆弾で、爆発すれば近くの人々は例外なく吹っ飛ぶほどの威力である。
モモはそのまま、装束の裏に隠していた紐を引っ張って起爆しようとするが……。
「やめろ!」
「な……⁉︎」
突然マッシバーが、モモを止めた。驚いて一瞬動きが止まり、その瞬間ニンジャに振り解かれてしまう。
「ぐわっ!」
ドサッ!
地面に仰向けに倒れたモモ。今度こそ打つでが無くなり、モモは観念した。もう流石に出来ることはない。ここまでか……。
しかしマッシバーは、なんとモモの前に立つ。彼を守るように、仁王立ちでニンジャたちの前に立ちはだかった。
「……気に入った。コイツの身柄は俺たちラグナロクが頂いていくぜ」
「え…………⁉︎」
何を考えているのだろうか。困惑するモモ。
反面、交渉に背いて裏切ったマッシバーを見て、ニンジャたちは一斉に動く。次なるターゲットをマッシバーとして、静かに集団で襲いかかった。
……だが、彼らは考えられなかった。
最強のニンジャだったモモが勝てなかったのに、普通ニンジャの一同が入って勝てるのかということに……。
瞬く間に、マッシバーはニンジャ全員を叩きのめした。武器すら使わず、殺しもせず、まるで「殺すまでもない」と言わんばかりに全員を気絶させてしまった。
その後、キャリーケースを取り出して、気絶したリーダーニンジャの近くに置いた。それは大量の金が入っていた。
「……勝利への飽くなき周年、気に入った。ラグナロクへ来い。最強の冒険者にならせてやるよ」
「な、なんだって……⁉︎」
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「ほらよ、金は返金した。手切れ金も混ぜてやった。これであいつらもお前を追いかけられなくなる」
「ま、マッシバー……」
「……少しだけ倒れて休めたとはいえ、俺の拳をくらって、まだ立っていられるとは。さぁ、来い!」
「……。分かった。ぼくの……ぼくのリーダーはあんただ。ついていくよ」
何が起こるかは分からない。しかしモモは少ししか迷わず、マッシバーの後についていく。
こうして二人の運命が始まったのだった。
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