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第三十五話 吹雪に舞う白蝶
二対二
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「キュウゥゥゥ……」
ジョーの予想通り、ついにスノウィンバタフライが攻撃に出た。毎度お馴染みの氷の息で榴弾を作り、それを破裂させる!
「……ナガレ!」「くっ、仕方ない。分かったッ!」
キィンキィンキィンッ! と、氷の礫を弾くナガレ。素早く後ずさろうとするも、敵は帰り道を塞ぐように立ち塞がった。
ナガレたちはいつのまにか『敵』へと変化しているようだ。大人しく帰れば許す……なんてテンションには到底見えない。早く逃げないとここで氷つけだ!
「ハァッ!」
ジョーが素早くスノウィンバタフライの一匹に駆け寄る。攻撃後の隙を逃さずダガーを構え、三連続で斬りつけた!
「はぁぁぁぁっ! ……デルタスラッシュ!」
ジャキジョキジャキーンッ!
「キュウゥゥゥ……!」
まるでハサミの音のように、気持ちよく敵の腹部に三角ができた。その瞬間ジョーははダガーを持ち換え、三角の切れ込みの中央へ思いっきり突き刺す!
「くらえっ……!」
ザシュッッッ!
虫の柔らかい腹部に、ダガーがブッ刺さった! しかし与えたのは刺突のダメージのみでは無い。次の瞬間、インクが紙に染みるかの如く、ドス黒いオーラが広まっていき……。
「……弾けろッ!」
ブシャアァーーーーッ!
「グギュウゥッ……!」
なんとその部位が、黒い爆発を起こす。腹の中で爆弾が炸裂したような衝撃に、スノウィンバタフライは悲鳴を上げて後退した!
「キュ……キュウ……!」
これは勝負あったか……と思いきや、まだまだ敵は立ち上がってくる。多少無茶してでもこちらを逃したく無いようだ。
ビュオォォォォ!
「うぐっ……!」
冷たい風と、風に舞う粉雪が吹きつけジョーは歯噛みする。自分一人なら簡単に逃げられるだろうが、彼の中にそんな選択肢はなかった。あまり長居している暇はない。雪崩などが起きれば一巻の終わりである……。
「くっ! させるかっ!」
キィンッ!
「キュウゥゥゥ……!」
ジョーの背後から襲おうとしたもう一匹の攻撃は、ナガレが素早く横へ受け流した。鈍重ながらのスピン攻撃は左へズレていく。
「ジョー、そっちは任せた! ……とぁっ!」
「キュウゥゥゥ……」
ふわふわとした体当たりをナガレは受け流す。そしてブンブンと長棒を振り回して、思い切り振りかぶる!
「石猿流棒術! 霊感大波ッ!」
フォーーンッ! ……ドシャアッ!
「キュワワワ……⁉︎」
半透明の斬撃が、スノウィンバタフライの体を突き抜ける。一瞬魔力が消えたみたいな感覚を覚え、なんと空中で不恰好に足掻いていた。
ジョーの予想通り、ついにスノウィンバタフライが攻撃に出た。毎度お馴染みの氷の息で榴弾を作り、それを破裂させる!
「……ナガレ!」「くっ、仕方ない。分かったッ!」
キィンキィンキィンッ! と、氷の礫を弾くナガレ。素早く後ずさろうとするも、敵は帰り道を塞ぐように立ち塞がった。
ナガレたちはいつのまにか『敵』へと変化しているようだ。大人しく帰れば許す……なんてテンションには到底見えない。早く逃げないとここで氷つけだ!
「ハァッ!」
ジョーが素早くスノウィンバタフライの一匹に駆け寄る。攻撃後の隙を逃さずダガーを構え、三連続で斬りつけた!
「はぁぁぁぁっ! ……デルタスラッシュ!」
ジャキジョキジャキーンッ!
「キュウゥゥゥ……!」
まるでハサミの音のように、気持ちよく敵の腹部に三角ができた。その瞬間ジョーははダガーを持ち換え、三角の切れ込みの中央へ思いっきり突き刺す!
「くらえっ……!」
ザシュッッッ!
虫の柔らかい腹部に、ダガーがブッ刺さった! しかし与えたのは刺突のダメージのみでは無い。次の瞬間、インクが紙に染みるかの如く、ドス黒いオーラが広まっていき……。
「……弾けろッ!」
ブシャアァーーーーッ!
「グギュウゥッ……!」
なんとその部位が、黒い爆発を起こす。腹の中で爆弾が炸裂したような衝撃に、スノウィンバタフライは悲鳴を上げて後退した!
「キュ……キュウ……!」
これは勝負あったか……と思いきや、まだまだ敵は立ち上がってくる。多少無茶してでもこちらを逃したく無いようだ。
ビュオォォォォ!
「うぐっ……!」
冷たい風と、風に舞う粉雪が吹きつけジョーは歯噛みする。自分一人なら簡単に逃げられるだろうが、彼の中にそんな選択肢はなかった。あまり長居している暇はない。雪崩などが起きれば一巻の終わりである……。
「くっ! させるかっ!」
キィンッ!
「キュウゥゥゥ……!」
ジョーの背後から襲おうとしたもう一匹の攻撃は、ナガレが素早く横へ受け流した。鈍重ながらのスピン攻撃は左へズレていく。
「ジョー、そっちは任せた! ……とぁっ!」
「キュウゥゥゥ……」
ふわふわとした体当たりをナガレは受け流す。そしてブンブンと長棒を振り回して、思い切り振りかぶる!
「石猿流棒術! 霊感大波ッ!」
フォーーンッ! ……ドシャアッ!
「キュワワワ……⁉︎」
半透明の斬撃が、スノウィンバタフライの体を突き抜ける。一瞬魔力が消えたみたいな感覚を覚え、なんと空中で不恰好に足掻いていた。
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