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第三十六話 雪原の大都市!
マリーオウ冒険者ギルド本部
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そして中には様々な装備を着た冒険者たちが、和気あいあいと過ごしていた。ソファに座って作戦会議をしたり、みんなにアピールしてチームを募集したり、クエストを受けるのに並んだり……。
見ているだけで、なんだかとても暖かくなった。寒さの中でも逞しく生きる希望、生命力に満ち溢れていた。
ギルドに入るとみんな一瞬こちらを向いたが、すぐに興味を失っていく。よそからくる冒険者は、今は珍しくない。
お上りさんみたいに周囲を見渡すこちらを見つけて、受付のお兄さんが「おーーい!」と手を振った。
「新しく入って来た冒険者さんはこちらで受付いたしまーす! そこの黒いレザージャケットの銀髪のお嬢さーん!」
「銀髪のお嬢さん?」
「……お前のことだ。グチは後で聞いてやるから今は黙っていけ」「…………」
ムカついた表情のナガレの背中を押してみんなで受付へ向かう。
「ようこそようこそ! チラシを見てきてくださった冒険者さんですよね。それではサクサク行きましょう!」
と言う訳でサクサクと書類を書いて、あっという間に登録が完了した。何人も接客していたからか、お兄さんは手早く確認を済ませて「はいオッケーでーす!」と終わらせてしまった。
「へえ、あそこの宿屋ですね。分かりました! 料金の方は補正させていただきますね~」
そう言って見送ってくれるお兄さん。ナガレは一応周囲をキョロキョロ見回した。……他に用がある人はいなさそうだ。
「あの、ちょっと質問いいですか?」
「はい? ええいいですよお嬢さん。あ、でも彼女いるんで逆ナンはちょっと……」
「まず言っとくとオレは男だよ。ちそちそ見る?」
「……独特な圧のかけ方だな。それで、何か聞きたいことがあるのか?」
「どんなモンスターがいるんですか? 大量発生って言うと、こっちもちゃんと準備しないと……」
「あーー。確かに大事ですよねそういうこと。もちろんわかる範囲ならお教えいたしますよ」
お兄さんも一応周囲を確認してから邪魔にならないと判断し、ニコッと微笑む。
「そんなこと聞いてどうするんッスか?」「ベネット、ちょっと考えなさい。……イビル教団よ」
「あー、そういうことッスか……」
何か予兆が無いか気になったのだ。お兄さんは「んーー……」と少し考えて、デスクの下から書類を取り出す。
ワイワイガヤガヤしている周囲だが、それでもよく通る声で説明してくれた。
「見てもらった方が早いんですが、こんな感じのモンスターがヤケに多いんです」
見ているだけで、なんだかとても暖かくなった。寒さの中でも逞しく生きる希望、生命力に満ち溢れていた。
ギルドに入るとみんな一瞬こちらを向いたが、すぐに興味を失っていく。よそからくる冒険者は、今は珍しくない。
お上りさんみたいに周囲を見渡すこちらを見つけて、受付のお兄さんが「おーーい!」と手を振った。
「新しく入って来た冒険者さんはこちらで受付いたしまーす! そこの黒いレザージャケットの銀髪のお嬢さーん!」
「銀髪のお嬢さん?」
「……お前のことだ。グチは後で聞いてやるから今は黙っていけ」「…………」
ムカついた表情のナガレの背中を押してみんなで受付へ向かう。
「ようこそようこそ! チラシを見てきてくださった冒険者さんですよね。それではサクサク行きましょう!」
と言う訳でサクサクと書類を書いて、あっという間に登録が完了した。何人も接客していたからか、お兄さんは手早く確認を済ませて「はいオッケーでーす!」と終わらせてしまった。
「へえ、あそこの宿屋ですね。分かりました! 料金の方は補正させていただきますね~」
そう言って見送ってくれるお兄さん。ナガレは一応周囲をキョロキョロ見回した。……他に用がある人はいなさそうだ。
「あの、ちょっと質問いいですか?」
「はい? ええいいですよお嬢さん。あ、でも彼女いるんで逆ナンはちょっと……」
「まず言っとくとオレは男だよ。ちそちそ見る?」
「……独特な圧のかけ方だな。それで、何か聞きたいことがあるのか?」
「どんなモンスターがいるんですか? 大量発生って言うと、こっちもちゃんと準備しないと……」
「あーー。確かに大事ですよねそういうこと。もちろんわかる範囲ならお教えいたしますよ」
お兄さんも一応周囲を確認してから邪魔にならないと判断し、ニコッと微笑む。
「そんなこと聞いてどうするんッスか?」「ベネット、ちょっと考えなさい。……イビル教団よ」
「あー、そういうことッスか……」
何か予兆が無いか気になったのだ。お兄さんは「んーー……」と少し考えて、デスクの下から書類を取り出す。
ワイワイガヤガヤしている周囲だが、それでもよく通る声で説明してくれた。
「見てもらった方が早いんですが、こんな感じのモンスターがヤケに多いんです」
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