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第三十六話 雪原の大都市!
異常発生
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紙に書かれてあったのは、増殖中のモンスターだった。知ってたり知らなかったりするモンスターの名前がリストアップされている。
「えーっとなになに? エレメントスライム、スノウィンバタフライ、リッパーベアー……大体はコナキ地方のモンスターって感じだな」
「……ふむ。スカルラプトルやココリョナカイマンの目撃情報もあったのか。……他地方から紛れ込んできたモンスターも多い、と」
雪のモンスターには炎がよく効く……というのはみなさんご存知だろうが、スラガン地方やミラグアナ地方のような暑い地域からやってくるようなモンスターは火や熱に強い。炎さえあれば万事解決、とはいかなさそうだ。
「あ、もしかして炎があれば大丈夫かって思いました? それが違うんですよ。事情がちょっと変わってきてまして」
従業員のお兄さんの表情が、少し真剣なものになった。
「なんでもここ最近、冒険者の間でも噂になってるんです?」
「噂ってなにー?」
「……紫色の炎を出す、変なモンスターがいるって。ええ、最近いろんな地方で悪いことしてるっていう、イビル教団……とかいう奴らに似てるんです。その炎とかがね」
「「「…………!」」」
バッファローの冒険者は、みんな顔を見合わせた。紫色の炎を出すモンスター。十中八九ネフェリアス個体だ。
「みんな怖がって戦おうとしませんし、すぐにどっかへ隠れて見つからなくなってるそうです。紫色の炎の個体はニンゲンが生贄にされてるっていう、物騒な噂もありますしねぇ……皆さんもどうかお気を付けください」
「……そうか」
それは本当だよ、などと下手なことは言わなかった。
「そんなおっかない奴らが理不尽に暴れてるせいで、辺境にあるたくさんの小さな町とか村とかが壊滅してるんです。避難してきた人たちも大勢います」
「そりゃあ大変だにゃあ。ニャアたちはバッファローから来たから、小さな町の防衛力が低いのもよくわかるにゃ」
「おお、それは長旅でしたね。……しかし、あなたたちより長旅の人も多いかもしれませんよ」
はあ……とため息を吐く受付のお兄さん。今住んでる地方が不穏というのは気に入らない様だ。
「あいつらは本来の耐性と真逆になるみたいなんですよ。氷水に落ちたら動かなくなったとか、ダメもとで氷魔法を撃ったら大きなダメージを与えたとか……」
「そっか。分かった、ありがとう。気を付けるよ」
「油断しないでくださいね。辺境とはいえ結構大きな町からも避難民が来るほどですから」
「えーっとなになに? エレメントスライム、スノウィンバタフライ、リッパーベアー……大体はコナキ地方のモンスターって感じだな」
「……ふむ。スカルラプトルやココリョナカイマンの目撃情報もあったのか。……他地方から紛れ込んできたモンスターも多い、と」
雪のモンスターには炎がよく効く……というのはみなさんご存知だろうが、スラガン地方やミラグアナ地方のような暑い地域からやってくるようなモンスターは火や熱に強い。炎さえあれば万事解決、とはいかなさそうだ。
「あ、もしかして炎があれば大丈夫かって思いました? それが違うんですよ。事情がちょっと変わってきてまして」
従業員のお兄さんの表情が、少し真剣なものになった。
「なんでもここ最近、冒険者の間でも噂になってるんです?」
「噂ってなにー?」
「……紫色の炎を出す、変なモンスターがいるって。ええ、最近いろんな地方で悪いことしてるっていう、イビル教団……とかいう奴らに似てるんです。その炎とかがね」
「「「…………!」」」
バッファローの冒険者は、みんな顔を見合わせた。紫色の炎を出すモンスター。十中八九ネフェリアス個体だ。
「みんな怖がって戦おうとしませんし、すぐにどっかへ隠れて見つからなくなってるそうです。紫色の炎の個体はニンゲンが生贄にされてるっていう、物騒な噂もありますしねぇ……皆さんもどうかお気を付けください」
「……そうか」
それは本当だよ、などと下手なことは言わなかった。
「そんなおっかない奴らが理不尽に暴れてるせいで、辺境にあるたくさんの小さな町とか村とかが壊滅してるんです。避難してきた人たちも大勢います」
「そりゃあ大変だにゃあ。ニャアたちはバッファローから来たから、小さな町の防衛力が低いのもよくわかるにゃ」
「おお、それは長旅でしたね。……しかし、あなたたちより長旅の人も多いかもしれませんよ」
はあ……とため息を吐く受付のお兄さん。今住んでる地方が不穏というのは気に入らない様だ。
「あいつらは本来の耐性と真逆になるみたいなんですよ。氷水に落ちたら動かなくなったとか、ダメもとで氷魔法を撃ったら大きなダメージを与えたとか……」
「そっか。分かった、ありがとう。気を付けるよ」
「油断しないでくださいね。辺境とはいえ結構大きな町からも避難民が来るほどですから」
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