158 / 180
5章:王都帰還編
また会う日まで
しおりを挟む
Side:アーク
17歳になり、母さんの誕生日プレゼントは、いつか愛する女性ができたら渡しなさいといって、クレセント公国に代々つたわる由緒正しいネックレスで、母さんが親父からもらってなくなるまでつけていたそうだ。
俺にはまだ愛する人はいないけど、リリーが気になっている。
9月になり親父の誕生日が近い。親父は、35歳になる。爺さんは63歳で婆さんは62歳。まだまだ元気だ。
今日は王都学園の課外授業でツリッティツア大聖堂にきている。
修道女の方が大聖堂を案内している。
ここは、フランシスコ様が初めて人体解剖を行い、そのおかげで人体構造がわかりこの十年で医学が飛躍的に進歩している。
母さんの病気も血液のガンって発表され、末期は死に至る病だけど、早期発見であれば完治する病気になった。
大聖堂にはいってから幻聴が聞こえる。
”ここよ、こっち”って声につられて、俺は1人案内とは離れて声のするほうへ向かう。
すれ違う人がいると隠れつつ、声のするほうへ。地下に続く階段をおりていくとどんどん声が大きくなる。
扉のは硬く閉ざされ、物理的にも魔法的にも閉じられている。
”ねぇ、迎えにきてくれたの?”
何をいっているんだ?
”返事して”
「迎えとか知らないよ。声が聞こえただけ。俺じゃ扉あかないし」
”私の運命の人はどこ?”
「し「」アニータ、ごめん。探すのに時間かかっちゃった。あのね、もう少しまってて。すぐ行くから」
”ルーク!うん待ってる”
俺は親父に口ふさがれている。
扉から離れて、角にはいる。
「お「静かに」」と小声だ。
フランシスコ様もいる。
「アーク、いいか頷くだけ。声だすなよ」
コクと頷く。
「あの扉の先にいるのが魔女だ。あの魔女の封印がとける。」
あの先に魔女が。
「アーク、良く聞いてくれ」といわれコクと頷く。
「魔女の狙いは俺だけ。でも、俺に息子がいるとわかればアークが殺されるし、王国も滅ぼす。」
コクと頷く。
「魔女は俺がここから連れ出すが、お前はフランシスコ様と今すぐ親父の元にいけ」
コクと頷く。
「いい子だ」といって親父はお守りに親父がはめてる指輪すべて外す。
それを俺にかけて、あと斜めかけのバックをかける。
「バックの中に、18歳の誕生日プレゼントがある。18歳になったら見るんだぞ。あと、俺からの手紙を親父に渡してくれ。」
コク。
「ルークさん、時間が」
「フランシスコ様、アークを」
「もう私には力ありません。ルークさんお願いします」
「贖ってみる」
「いつの日か戻る」
親父が俺をだきしめて「愛してる。生まれてきてくれてありがとう」っていってくれた。
「いけ!」
俺の視界はフランシスコ様につうかまれ歪む。親父が扉に向かう姿が最後だった。
俺がフランシスコ様と一緒にきたのは、屋敷の爺さんの執務室。
「フランシスコ様!」と爺さんの声。
「アーク」って婆さんだ。
「ついてこい」といわれて、俺たちは執務室から地下にいく。
奥に扉があり爺さんが鍵をあけるタイミングでローラン叔父さんもきた。
「ローラン早く」
そういって、扉の中にはいる。
そこは不思議な空間。そのまま談話室みたいなところにはいった。
「もう私には力がありません、アーク君、お守りに魔力を流してください」
フランシスコ様
すると淡い結界がこの部屋を包む。
「フランシスコ様、来る日が来たんですね」と爺さん
「不甲斐なく申し訳ありません。」
頭を下げるフランシスコ様。
「いえ、来る日がきたとしかいえません」と爺さん
婆さんとローラン叔父さんは涙目で、婆さんの涙がこぼれた。
静寂のまま、何かのアラート音がなった。
無線で、”陛下!ツリッティツア大聖堂の聖結界が破られました。陛下どこですか?”という声を聞いてローラン叔父さんは返事しない。
しばらくして、”聖結界は破られましたが、特になんの異常もありません。魔道具の故障化も”という声を聞いてローラン叔父さんが魔石をとる。
俺は、爺さんに親父から託された手紙を渡した
「ルーク!!」と爺さんが泣いた。
俺も、婆さんもローラン叔父さんもみんなで抱き合って泣いた。
爺さんあての手紙の最後がみえた。
++++
今までありがとう。大好きだった。何年、何十年かかろうと戻るから、また会う日まで。
++++
その日、親父が魔女の生贄と知った。
もし、親父が魔女の連れ出しに失敗した場合、特に俺に危害を加えるだろう。
最悪の場合、魔女に操られた親父が殺しにくると。だから親父がもっとも大切にしていた人物をここに集めたとの事だった。
この前には不思議な家系図がある。
生死がわかる家系図。親父が大公で別家系のまま、そして俺の名も刻まれたまま。
親父は生きている
17歳になり、母さんの誕生日プレゼントは、いつか愛する女性ができたら渡しなさいといって、クレセント公国に代々つたわる由緒正しいネックレスで、母さんが親父からもらってなくなるまでつけていたそうだ。
俺にはまだ愛する人はいないけど、リリーが気になっている。
9月になり親父の誕生日が近い。親父は、35歳になる。爺さんは63歳で婆さんは62歳。まだまだ元気だ。
今日は王都学園の課外授業でツリッティツア大聖堂にきている。
修道女の方が大聖堂を案内している。
ここは、フランシスコ様が初めて人体解剖を行い、そのおかげで人体構造がわかりこの十年で医学が飛躍的に進歩している。
母さんの病気も血液のガンって発表され、末期は死に至る病だけど、早期発見であれば完治する病気になった。
大聖堂にはいってから幻聴が聞こえる。
”ここよ、こっち”って声につられて、俺は1人案内とは離れて声のするほうへ向かう。
すれ違う人がいると隠れつつ、声のするほうへ。地下に続く階段をおりていくとどんどん声が大きくなる。
扉のは硬く閉ざされ、物理的にも魔法的にも閉じられている。
”ねぇ、迎えにきてくれたの?”
何をいっているんだ?
”返事して”
「迎えとか知らないよ。声が聞こえただけ。俺じゃ扉あかないし」
”私の運命の人はどこ?”
「し「」アニータ、ごめん。探すのに時間かかっちゃった。あのね、もう少しまってて。すぐ行くから」
”ルーク!うん待ってる”
俺は親父に口ふさがれている。
扉から離れて、角にはいる。
「お「静かに」」と小声だ。
フランシスコ様もいる。
「アーク、いいか頷くだけ。声だすなよ」
コクと頷く。
「あの扉の先にいるのが魔女だ。あの魔女の封印がとける。」
あの先に魔女が。
「アーク、良く聞いてくれ」といわれコクと頷く。
「魔女の狙いは俺だけ。でも、俺に息子がいるとわかればアークが殺されるし、王国も滅ぼす。」
コクと頷く。
「魔女は俺がここから連れ出すが、お前はフランシスコ様と今すぐ親父の元にいけ」
コクと頷く。
「いい子だ」といって親父はお守りに親父がはめてる指輪すべて外す。
それを俺にかけて、あと斜めかけのバックをかける。
「バックの中に、18歳の誕生日プレゼントがある。18歳になったら見るんだぞ。あと、俺からの手紙を親父に渡してくれ。」
コク。
「ルークさん、時間が」
「フランシスコ様、アークを」
「もう私には力ありません。ルークさんお願いします」
「贖ってみる」
「いつの日か戻る」
親父が俺をだきしめて「愛してる。生まれてきてくれてありがとう」っていってくれた。
「いけ!」
俺の視界はフランシスコ様につうかまれ歪む。親父が扉に向かう姿が最後だった。
俺がフランシスコ様と一緒にきたのは、屋敷の爺さんの執務室。
「フランシスコ様!」と爺さんの声。
「アーク」って婆さんだ。
「ついてこい」といわれて、俺たちは執務室から地下にいく。
奥に扉があり爺さんが鍵をあけるタイミングでローラン叔父さんもきた。
「ローラン早く」
そういって、扉の中にはいる。
そこは不思議な空間。そのまま談話室みたいなところにはいった。
「もう私には力がありません、アーク君、お守りに魔力を流してください」
フランシスコ様
すると淡い結界がこの部屋を包む。
「フランシスコ様、来る日が来たんですね」と爺さん
「不甲斐なく申し訳ありません。」
頭を下げるフランシスコ様。
「いえ、来る日がきたとしかいえません」と爺さん
婆さんとローラン叔父さんは涙目で、婆さんの涙がこぼれた。
静寂のまま、何かのアラート音がなった。
無線で、”陛下!ツリッティツア大聖堂の聖結界が破られました。陛下どこですか?”という声を聞いてローラン叔父さんは返事しない。
しばらくして、”聖結界は破られましたが、特になんの異常もありません。魔道具の故障化も”という声を聞いてローラン叔父さんが魔石をとる。
俺は、爺さんに親父から託された手紙を渡した
「ルーク!!」と爺さんが泣いた。
俺も、婆さんもローラン叔父さんもみんなで抱き合って泣いた。
爺さんあての手紙の最後がみえた。
++++
今までありがとう。大好きだった。何年、何十年かかろうと戻るから、また会う日まで。
++++
その日、親父が魔女の生贄と知った。
もし、親父が魔女の連れ出しに失敗した場合、特に俺に危害を加えるだろう。
最悪の場合、魔女に操られた親父が殺しにくると。だから親父がもっとも大切にしていた人物をここに集めたとの事だった。
この前には不思議な家系図がある。
生死がわかる家系図。親父が大公で別家系のまま、そして俺の名も刻まれたまま。
親父は生きている
20
あなたにおすすめの小説
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる