【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都

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幸せな未来設計図

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 明るく穏やかな陽射しが睫毛に優しく差し込むのを感じて、僅かに睫毛を揺らす。

「ん……」

 ルチアは、軽く寝返りをうった。

 あ、れ……?

 隣にあるはずの温もりが消えている。

 クロード様……いらっしゃらない。

 途端に、不安が過る。

 もしかして、また急な公務が入ってしまわれたのかしら。

 躰を起こして夜着を探していると、ガチャッと突然扉が開き、クロードが入ってきた。

「起きていたか」
「クロード様っっ!!」

 ルチアは慌ててシーツを手繰り寄せ、胸元を隠した。

 そんなルチアにクロードは笑みを溢すと、ベッドに腰を下ろした。

「おはよう、ございます……」

 頬を染めてクロードを見上げるルチアの額に、軽く接吻が落とされる。

「ルチア、おはよう」

 優しく髪を撫でられる感触に身を委ねながら、ルチアはクロードに尋ねる。

「こんなに朝早くから、ご公務でしたの?」
「いや、ヒューバートと打ち合わせをしていた」

 打ち合わせ?

 扉がノックされ、ユリアーノの声が扉の奥から聞こえてきた。

「朝食の準備が整いました」

 それを合図にクロードが立ち上がる。

「朝食の席で、話そう」
「はい……」

 なんでしょう……

 朝食の席にて、クロードが優美な笑みを浮かべてルチアに提案した。

「今日は、馬に乗って遠出をするか」
「えっ、どちらに?」

 ルチアは尋ねたものの、クロードは笑みを深めるだけで答えてはくれなかった。

 遠出には、クロードとヒューバートが乗ってきた馬に乗ることになった。ルチアとユリアーノが乗ってきた馬車はお城に着いた時にアルバートの先導により帰ってしまったので、厩舎には二頭の馬しかいないのだ。

 当然、クロードが乗る馬にはルチアが乗るので、ヒューバートの後ろにはユリアーノが乗ることとなった。

「なぜ、お前と同じ馬に乗らなきゃいかんのだ!!」
「しょうがないでしょ、馬は二頭しかいないんだから。なんならヒュービー、城に残って待ってる? 元々これ、俺の馬だしね。ま、やることならたくさん残ってるしぃ……」
「国王陛下のお供なのだ、私が同行するの当然だろう! 国王陛下を命をかけてお守りするのが、私の責務だ」
「だったら文句言わないでよねー」
「クッ……」

 また、言い争いをしてらっしゃる。
 ユーリ、楽しそうですわね。ヒューバートは……分かりませんけれど。
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