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私は仮面舞踏会が大好きだった。
普通のパーティならご機嫌取りをしないと行けないが、仮面舞踏会は気楽に参加出来るから
「お嬢さん」
「何でしょう?」
「同族でしょうか?」
その人を見るとすぐに分かった。
「えぇ、貴方と同じ.....同族ですよ」
この人も嘘吐きだ
目を見ればわかる。
「お名前を伺っても?」
「あら.....仮面舞踏会で名前を聞くのですか?」
「でしたら.....私が先に仮面を取るので.....貴女も仮面をとって下さい」
「いいですよ」
仮面を取った彼は上流階級の貴族だった。
「あら......私も取らないと行けませんね」
お互いに仮面を外すと思った事がある。
この人と.......結婚したいなぁ....と
私の母と父はパーティで知り合ったらしい。同じ電波を感じたとか
こんな感じなのかぁ
「あぁ、ファントム家の......」
「えぇ、貴方は......ドラコニア家の....」
「貴方ともっと話がしたい」
「では.....文通から始めませんか?」
それからは毎日のように文通をした。
彼との文通では嘘を付く事が無かった。
彼との話は気楽だった。
「私と結婚してくれませんか?」
「喜んで!」
嘘吐き同士は相性がいいみたい
彼の前では気楽になれた。
普通のパーティならご機嫌取りをしないと行けないが、仮面舞踏会は気楽に参加出来るから
「お嬢さん」
「何でしょう?」
「同族でしょうか?」
その人を見るとすぐに分かった。
「えぇ、貴方と同じ.....同族ですよ」
この人も嘘吐きだ
目を見ればわかる。
「お名前を伺っても?」
「あら.....仮面舞踏会で名前を聞くのですか?」
「でしたら.....私が先に仮面を取るので.....貴女も仮面をとって下さい」
「いいですよ」
仮面を取った彼は上流階級の貴族だった。
「あら......私も取らないと行けませんね」
お互いに仮面を外すと思った事がある。
この人と.......結婚したいなぁ....と
私の母と父はパーティで知り合ったらしい。同じ電波を感じたとか
こんな感じなのかぁ
「あぁ、ファントム家の......」
「えぇ、貴方は......ドラコニア家の....」
「貴方ともっと話がしたい」
「では.....文通から始めませんか?」
それからは毎日のように文通をした。
彼との文通では嘘を付く事が無かった。
彼との話は気楽だった。
「私と結婚してくれませんか?」
「喜んで!」
嘘吐き同士は相性がいいみたい
彼の前では気楽になれた。
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