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6悪夢の夜
しおりを挟む義理父はミモザのベッドに近づくといきなり手を伸ばしてミモザの髪に触れた。
ミモザはびくっと肩をすくませて慌てて義理父から離れる。
「昼間はすまなかった。ミモザが嫌がることはしない。いつもはあいつが外で見張っているから優しい言葉一つかけてやれないが今夜はあいつもいない。私だって感情があるんだ。ミモザは良くやっていると思っているしせっかくの閨にもっと優しくしてやりたいって思ってるんだ。だから今夜はたっぷり可愛がってやる。そんな顔をするな。恥ずかしい事はない。みんなやってることだ」
義理父はおかしいほど饒舌にしかも真面目にミモザに話をした。
ミモザはショックで声も出ないまま脳内で叫ぶ。
(あんた(義理父)がそんな気持ちだったなんて思った事もなかったです。
でも、私そんなのちっともうれしくなんかないですから。
本当に私の事を思ってるならこんなことをすぐにやめてもらえませんか。
あんたからあのくそ(義理母)にこんなことは間違っているというべきです。
それに私はライオスとは離縁したいと思ってるんです。
私には夢があったんです。学院で頑張って勉強したのだって子爵家程度の家では結婚もあまり期待できないと思っていたんです。
って言うかはっきり言って結婚はしたくなかったんです。
何よりずっと祖父や父に言いなり男に抑圧されて生きて行くなんて嫌だったんです。
最初の計画では政務院に就職してバリバリ仕事をして将来は執務官くらいになるつもりでした。
なのにいきなり父から結婚しろと言われて。
誰も私の味方などいません。我が家は父の命令は絶対ですから。
それに家の借金も知らないふりをする事も出来ませんでしたでしょうし。
それに私が断れば何より母が父からひどい目に合うと分かっていたのですから)
呆れた顔で義理父を見上げていたと思う。
ミモザはいきなり抱きつかれて固まる。
「あ、あの。何をするんです。こんなの間違ってます。離れて下さい。それに私今日は足が痛くてとてもそんな事は…」
(いくらこいつと呼んではいても一応義理父)と遠慮気味にやんわり拒絶する。
「ああ、もちろん。だから優しくする。眼鏡をかけていないミモザは初めて見たな。なんだ。とっても可愛いじゃないか。さあ、いいから脱ごうミモザ」
義理父は遠慮なく私の寝間着のボタンを外して行く。
「や、やめて…」
ミモザは義理父の身体を力いっぱい押して抵抗した。
「どうして、いつもやってる事だ。何を恥かしがる?それに今夜はミモザが気持ちいいようにしてやる。嫌がらなくていい」
義理父は当たり前のようにさらりとそう言う。
ミモザがさらに恐くなって叫ぶ。
(こんなの。こんなの…)
「いやっ……ん、ぐぐぐぅ……」
義理父の手のひらがミモザの口を抑え込んだ。そしてベッドの端にあった布を口の中に押し込まれた。
ミモザが手をバタバタさせて暴れる。眦からは涙が伝い落ちる。
「大人しくしてくれ。乱暴する気はないんだ。やることはいつもと同じじゃないか!少し雰囲気をよくしてやろうと思っただけだろう?」
にやつく顔がさらに恐怖をあおる。(いやだ。いやだ。まじ、恐い)
ミモザの爪が義理父の頬をかすめる。
「チッ!何をする。こうなったら仕方がない」
義理父はガウンの紐を緩めるとミモザの両手をベッドの上部で縛り上げた。
ミモザは全身で嫌だと抵抗する。脚が痛いがそんな事構ってはいられない。
「いいかミモザお前もすぐに気持ち良くなる。少しの辛抱だ…」
義理父はミモザの寝間着の前をはだけた。
ミモザは必死で顔を横に振って嫌だと抵抗する。口には布を入れられているので声は出せない。
おまけに部屋は明るいまま。
(こんな事間違ってる。このくそエロ親父。早く手をほどきなさいよ!いやだ。いやだ。誰か助けて)
「うん、ん、ん、ん、…」
義理父はそんな抵抗すら嬉しそうに顔をほころばす。
「ずっとお前の胸はどうなってるのか見たかった。可愛いぞ。ほら、先がこんなにきれいな色をしてる」
義理父は信じられない事に、胸を手の平でこね回し、反対の胸の先に吸い付いた。
「んんんん…」
塞がれた喉の奥から嗚咽とうめき声がもれる。
屈辱だった。こんな行為が許されるはずがないのに。
ミモザの中で言い知れない恐怖と気色悪い感覚と怒りがないまぜになって行く。
義理父はさらにミモザの下履きも取っ払うと脚の間に入ってミモザの脚を大きく広げた。
「初めて見た。ミモザ…はぁぁぁこんなに可愛い色をして…ちゅぅ~」
ぎょっとしてお腹の向こうを見る。
義理父が自分の股間に顔を埋めている。
ミモザは身体をよじりそれを避けようと踏ん張る。が…相手は男。その力にかなうはずもない。
力任せに抑え込まれた。
「ぐっ…ん”。ぐぅぅぅぅぅ!!」
叫び声はくぐもった声にしかならず悔しさと怒りがこみ上げる。
そんなミモザを気にすることもなく義理父は思う存分ひとりでそこを堪能して最後に自分の欲望のまま腰を打ち付けた。
確かにその周りはべちょべちょだった。でも、ナカはいつものような潤滑油で滑りをよくしたわけではなかった。
「ぐ、はぁぁ!んん、うぅぅ…」
最期に恍惚とした表情を浮かべ最奥にぐっと腰を押しつけられた。
「う”、ぐぐぐ…」
ミモザは引き裂かれるような痛みで声にならない声を上がたが欲情した義理父いそんな声は耳に入らなかった。
何度も拳を義理父のあちこちに振り下ろした。でも、無駄だった。
必死の抵抗もむなしく力尽きてずっと泣いたままだった。
そんな中で義理父はたっぷりとミモザの中に子種を植え付けた。
絶望的な光景だった。
ミモザの身体も心も完全に麻痺していた。
「気持ち良かっただろう?これからはいつもこうやって可愛がってやるからなミモザ。さあ、いつものようにこれをつけておこう」
義理父だけが機嫌よくミモザの股に大き目なワインのコルクのような栓をつぷりと差し込む。
それは奥に入らないように先にひもが取り付けられてあり、紐はTの字のようになっていて腰に巻き付ける。
「さあ、これでいい。子種を垂れ流さないようにしないとな。明日までこうやってきちんと栓をしておくんだぞ!」
義理父は今にも鼻歌でも歌うのではないかと言うほど機嫌がいい。
ミモザの手の縛りをほどくとガウンを羽織った。
「そうだミモザ。脚は痛むか?」
心配そうな顔でミモザを見た。
ミモザはボー然としたままだった。
「返事がないのは痛みがないということだな。ではおやすみ」
そう言うと義理父は颯爽と出て行った。
「こんなもの!」
ミモザは取り付けられた栓を引きぬいた。
中から流れ出る子種を泣きながら掻きだす。
張り裂けそうな痛み。吐き出しそうな精の匂い。裂傷をおったらしいナカの痛み。
悔しさと悲しみが押し寄せた。
ミモザは何度も力いっぱい拳をベッドに振り下ろしていた。
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