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出国
カンパリ領②
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馬車に乗り、次の領地を目指して進むと次第に天気も悪くなってきた。
窓の外を眺めながら一雨降りそうだなと思っていると、少しずつ街並みも変化してきた。
ここまでの街並みは道も整備されておりそこまで馬車が揺れることはなかったが、次第に砂利道に変わっていく。
領地に入る際、同じ国の中のため特に通行許可が必要だったりはないが、大きな街に入る先は通行許可が必要だったりする。
今回は街には入らず道並みに進む予定だ。
「今どき珍しくカンパリ領は砂利道なんですね。馬車の車部分を変えておいて良かったです。」
ここまではそこまで車部分の良し悪しがわかりにくかったが砂利道になったらありがたみがすごいわかった。
「いつもより衝撃が少ないなと思ったんだ。これはこの車部分とクッションのおかげだったんだね。今までは馬車に乗るとすぐ体に痛みが走ったが今回はそう言ったこともなく快適に過ごせている。おかげで馬車の進みも早いよ。」
「そうなんです。今回はいろいろ馬車に改良を加えたんです。新しい木材などが必要になりますが、上手くいけば貴族相手に売ることができる馬車間違いなしですわ。」
どんな資材を使ったのか細かく書いてある書類をお兄様に渡した。あくまで私は試作品を想像で作り、ここから販売に持っていけるか、別の方法で作成が可能かを含め考えるのはお兄様の仕事になっていたりする。スキルは無限に使えると言ってもなんでもスキルを使うのはよくないのだ。あくまでも生活水準を上げるために、領民たちが少しでも過ごしやすい環境を作るために力をかすだけ。私は一人しかいないから一人でできることも限られているし、周りの力を借りることが大切だと思っている。
このことについては家族みんなが同じ考えだった。だからこそ領地を変えることにつながったと思う。
しかし王族は違った。私利私欲のために新しいドレスを作れだの。小物を作れだの。そう言ったことばかりで、自分たちのことしか考えていなかった。
おかげで毎日違うドレスを作らされた。今思うと腹立たしいと思った。
「このゴムの木はもしかしたら次に行くミュール領でとれたかもしれない。育ちはいいがなかなか使い道がなくて困っていると言っていたんだ。今日話してみよう。軽木はあまり見かけないが、私の方で探してみるよ。」
書類に目を向けながらどんどん話が進んでいく。上手くいけば別の領地との縁もできるし事業が拡大することで他の領地も潤うだろう。どんなふうに変わっていくのか考えるととても楽しみだ。
いろいろ想像しながら馬車を走らせていると急に大きな雷が鳴り始めた。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
雷が鳴り始めた後と少しでも前へ進もうと馬車を走せる。
すると護衛の一人が声をかけてきた。
「エドワード様。大変です!落雷が落ちたようで道が塞がっております。いかがいたしましょう。」
馬車に馬を近づけながら外の様子を伝えてくれた。
「このままでは巻き込まれる可能性もあるが街の中に入ることは難しいだろう。近くに森などがあればそこに入りたいがどうだろうか。」
探してきますと護衛の一人が馬で探しに行ってくれた。
幸い周りには私たち以外いないようだ。
「取り敢えず森があったら小さい小屋を私のスキルで作りましょう。できれば見えないところがいいのですが、この天気です。もしかしたら明日まで止まないかもしれません。」
カンパリ領過ぎてから雨が降ってくれるのが一番だったが、天気までは操ることができない。
明日まで無事に雨宿りをして、ミュール領に向かえることを祈るしかない。
窓の外を眺めながら一雨降りそうだなと思っていると、少しずつ街並みも変化してきた。
ここまでの街並みは道も整備されておりそこまで馬車が揺れることはなかったが、次第に砂利道に変わっていく。
領地に入る際、同じ国の中のため特に通行許可が必要だったりはないが、大きな街に入る先は通行許可が必要だったりする。
今回は街には入らず道並みに進む予定だ。
「今どき珍しくカンパリ領は砂利道なんですね。馬車の車部分を変えておいて良かったです。」
ここまではそこまで車部分の良し悪しがわかりにくかったが砂利道になったらありがたみがすごいわかった。
「いつもより衝撃が少ないなと思ったんだ。これはこの車部分とクッションのおかげだったんだね。今までは馬車に乗るとすぐ体に痛みが走ったが今回はそう言ったこともなく快適に過ごせている。おかげで馬車の進みも早いよ。」
「そうなんです。今回はいろいろ馬車に改良を加えたんです。新しい木材などが必要になりますが、上手くいけば貴族相手に売ることができる馬車間違いなしですわ。」
どんな資材を使ったのか細かく書いてある書類をお兄様に渡した。あくまで私は試作品を想像で作り、ここから販売に持っていけるか、別の方法で作成が可能かを含め考えるのはお兄様の仕事になっていたりする。スキルは無限に使えると言ってもなんでもスキルを使うのはよくないのだ。あくまでも生活水準を上げるために、領民たちが少しでも過ごしやすい環境を作るために力をかすだけ。私は一人しかいないから一人でできることも限られているし、周りの力を借りることが大切だと思っている。
このことについては家族みんなが同じ考えだった。だからこそ領地を変えることにつながったと思う。
しかし王族は違った。私利私欲のために新しいドレスを作れだの。小物を作れだの。そう言ったことばかりで、自分たちのことしか考えていなかった。
おかげで毎日違うドレスを作らされた。今思うと腹立たしいと思った。
「このゴムの木はもしかしたら次に行くミュール領でとれたかもしれない。育ちはいいがなかなか使い道がなくて困っていると言っていたんだ。今日話してみよう。軽木はあまり見かけないが、私の方で探してみるよ。」
書類に目を向けながらどんどん話が進んでいく。上手くいけば別の領地との縁もできるし事業が拡大することで他の領地も潤うだろう。どんなふうに変わっていくのか考えるととても楽しみだ。
いろいろ想像しながら馬車を走らせていると急に大きな雷が鳴り始めた。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
雷が鳴り始めた後と少しでも前へ進もうと馬車を走せる。
すると護衛の一人が声をかけてきた。
「エドワード様。大変です!落雷が落ちたようで道が塞がっております。いかがいたしましょう。」
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