12 / 77
あの方
久しぶりの図書室
しおりを挟む
お父様に手紙を書いてから数日後。今日も隣にはマーティン様が座る。座ったところで私には関係ないのだけど...なぜ隣に座るのかがわからない。
今日は好きな世界史の授業もあるし、朝からすごく楽しみだった。世界史は他の国のことを知ることができたり、歴史を知ることで今までどのようなことがあったかを知ることができる。世界が広がる感じがしてとても好きなのだ。
先生の話を聞きながら、黒板の内容をノートに写していく。この国の周りは小さい国がいくつもある。以前は小さい国もあわせてスウェード国となっていたが、色々なことがあり、小さく分かれたそうだ、また、一つにまとめようという話もあったみたいだが、国それぞれの伝統や、歴史があるためそのままが一番だと国王が提言している。
国それぞれの伝統は本当に面白い。その国の伝統工芸品や、民族衣装、ダンス。あとは宗教なども違う。そういったいろいろなことを知れるのがとても面白い。
世界史の授業で気になった部分をノートに書き写しながら図書室で何を読もうか考える。
隣国で走っているという汽車について調べるのもいいかもしれない。色々勉強をしながら頭を巡らせていると、不意にマーティン様が話しかけてきた。
「そういえば婚約破棄されたって本当?」なるべく考えないようにしていた言葉が出てきて慌ててしまう。
周りの人が聞いていないか確認をしながら、なぜ知っているのか聞いてたところ、友人から聞いたといっていた。
やっぱり結構な人が見ていたし、仕方がないなと少し思いながら前を向いたままノートを写す。常に平常心でいるために深呼吸を吐いて頭を抱えた。
頭を抱えたことで落ち込んでいると勘違いされたみたいだ。こればかりは勘違いされるのが癪だったので、
「安心してください。婚約者が好きだったから落ち込んでいるわけじゃないんで。寧ろあんな常識知らずと離れられると思うと嬉しい限りです」と一息で伝えた。
本当に婚約破棄については気にしていないのだ。ただ気にしているのは損害賠償の部分だ。このまま二人の証拠が見つからないと、こちらが悪者になってしまう可能性が高い。はやく証拠をみつけないといけないなと思いながら、久しぶりに図書室へ向かった。
図書室につくと、いつも座る窓際の席に座った。ここは外が見えるから好きだ。窓があることで外の声があまり聞こえず、すべての音がシャットダウンされるような感じがまたいい。一人だけ別の世界にいるみたいな錯覚に陥る。
自分の世界に没頭していると、誰かが前の席に座った気がした。放課後の図書室はいつもすいているし、他の席も空いているのに、なんで前に座るのかしらとおもって前を向いた。できれば邪魔をしないでほしいなと思いながら私は本に目をやる。いつかいなくなるかなーと思いながら読んでいたが一向にいなくなる気配がなくて吃驚した。
仕方なく、前を向いてみるとやたら顔の整った見たことない人が座っていた。
「あの、すみません。私の顔に何かついていますか?」っていうか誰だろう。
今日は好きな世界史の授業もあるし、朝からすごく楽しみだった。世界史は他の国のことを知ることができたり、歴史を知ることで今までどのようなことがあったかを知ることができる。世界が広がる感じがしてとても好きなのだ。
先生の話を聞きながら、黒板の内容をノートに写していく。この国の周りは小さい国がいくつもある。以前は小さい国もあわせてスウェード国となっていたが、色々なことがあり、小さく分かれたそうだ、また、一つにまとめようという話もあったみたいだが、国それぞれの伝統や、歴史があるためそのままが一番だと国王が提言している。
国それぞれの伝統は本当に面白い。その国の伝統工芸品や、民族衣装、ダンス。あとは宗教なども違う。そういったいろいろなことを知れるのがとても面白い。
世界史の授業で気になった部分をノートに書き写しながら図書室で何を読もうか考える。
隣国で走っているという汽車について調べるのもいいかもしれない。色々勉強をしながら頭を巡らせていると、不意にマーティン様が話しかけてきた。
「そういえば婚約破棄されたって本当?」なるべく考えないようにしていた言葉が出てきて慌ててしまう。
周りの人が聞いていないか確認をしながら、なぜ知っているのか聞いてたところ、友人から聞いたといっていた。
やっぱり結構な人が見ていたし、仕方がないなと少し思いながら前を向いたままノートを写す。常に平常心でいるために深呼吸を吐いて頭を抱えた。
頭を抱えたことで落ち込んでいると勘違いされたみたいだ。こればかりは勘違いされるのが癪だったので、
「安心してください。婚約者が好きだったから落ち込んでいるわけじゃないんで。寧ろあんな常識知らずと離れられると思うと嬉しい限りです」と一息で伝えた。
本当に婚約破棄については気にしていないのだ。ただ気にしているのは損害賠償の部分だ。このまま二人の証拠が見つからないと、こちらが悪者になってしまう可能性が高い。はやく証拠をみつけないといけないなと思いながら、久しぶりに図書室へ向かった。
図書室につくと、いつも座る窓際の席に座った。ここは外が見えるから好きだ。窓があることで外の声があまり聞こえず、すべての音がシャットダウンされるような感じがまたいい。一人だけ別の世界にいるみたいな錯覚に陥る。
自分の世界に没頭していると、誰かが前の席に座った気がした。放課後の図書室はいつもすいているし、他の席も空いているのに、なんで前に座るのかしらとおもって前を向いた。できれば邪魔をしないでほしいなと思いながら私は本に目をやる。いつかいなくなるかなーと思いながら読んでいたが一向にいなくなる気配がなくて吃驚した。
仕方なく、前を向いてみるとやたら顔の整った見たことない人が座っていた。
「あの、すみません。私の顔に何かついていますか?」っていうか誰だろう。
2,425
あなたにおすすめの小説
余命3ヶ月と言われたので静かに余生を送ろうと思ったのですが…大好きな殿下に溺愛されました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のセイラは、ずっと孤独の中生きてきた。自分に興味のない父や婚約者で王太子のロイド。
特に王宮での居場所はなく、教育係には嫌味を言われ、王宮使用人たちからは、心無い噂を流される始末。さらに婚約者のロイドの傍には、美しくて人当たりの良い侯爵令嬢のミーアがいた。
ロイドを愛していたセイラは、辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうになるのを必死に耐えていたのだ。
毎日息苦しい生活を強いられているせいか、最近ずっと調子が悪い。でもそれはきっと、気のせいだろう、そう思っていたセイラだが、ある日吐血してしまう。
診察の結果、母と同じ不治の病に掛かっており、余命3ヶ月と宣言されてしまったのだ。
もう残りわずかしか生きられないのなら、愛するロイドを解放してあげよう。そして自分は、屋敷でひっそりと最期を迎えよう。そう考えていたセイラ。
一方セイラが余命宣告を受けた事を知ったロイドは…
※両想いなのにすれ違っていた2人が、幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いいたします。
他サイトでも同時投稿中です。
ぐうたら令嬢は公爵令息に溺愛されています
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のレイリスは、今年で16歳。毎日ぐうたらした生活をしている。貴族としてはあり得ないような服を好んで着、昼間からゴロゴロと過ごす。
ただ、レイリスは非常に優秀で、12歳で王都の悪党どもを束ね揚げ、13歳で領地を立て直した腕前。
そんなレイリスに、両親や兄姉もあまり強く言う事が出来ず、専属メイドのマリアンだけが口うるさく言っていた。
このままやりたい事だけをやり、ゴロゴロしながら一生暮らそう。そう思っていたレイリスだったが、お菓子につられて参加したサフィーロン公爵家の夜会で、彼女の運命を大きく変える出来事が起こってしまって…
※ご都合主義のラブコメディです。
よろしくお願いいたします。
カクヨムでも同時投稿しています。
私は側妃なんかにはなりません!どうか王女様とお幸せに
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のキャリーヌは、婚約者で王太子のジェイデンから、婚約を解消して欲しいと告げられた。聞けば視察で来ていたディステル王国の王女、ラミアを好きになり、彼女と結婚したいとの事。
ラミアは非常に美しく、お色気むんむんの女性。ジェイデンが彼女の美しさの虜になっている事を薄々気が付いていたキャリーヌは、素直に婚約解消に応じた。
しかし、ジェイデンの要求はそれだけでは終わらなかったのだ。なんとキャリーヌに、自分の側妃になれと言い出したのだ。そもそも側妃は非常に問題のある制度だったことから、随分昔に廃止されていた。
もちろん、キャリーヌは側妃を拒否したのだが…
そんなキャリーヌをジェイデンは権力を使い、地下牢に閉じ込めてしまう。薄暗い地下牢で、食べ物すら与えられないキャリーヌ。
“側妃になるくらいなら、この場で息絶えた方がマシだ”
死を覚悟したキャリーヌだったが、なぜか地下牢から出され、そのまま家族が見守る中馬車に乗せられた。
向かった先は、実の姉の嫁ぎ先、大国カリアン王国だった。
深い傷を負ったキャリーヌを、カリアン王国で待っていたのは…
※恋愛要素よりも、友情要素が強く出てしまった作品です。
他サイトでも同時投稿しています。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
あなたの事は好きですが私が邪魔者なので諦めようと思ったのですが…様子がおかしいです
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のカナリアは、原因不明の高熱に襲われた事がきっかけで、前世の記憶を取り戻した。そしてここが、前世で亡くなる寸前まで読んでいた小説の世界で、ヒーローの婚約者に転生している事に気が付いたのだ。
その物語は、自分を含めた主要の登場人物が全員命を落とすという、まさにバッドエンドの世界!
物心ついた時からずっと自分の傍にいてくれた婚約者のアルトを、心から愛しているカナリアは、酷く動揺する。それでも愛するアルトの為、自分が身を引く事で、バッドエンドをハッピーエンドに変えようと動き出したのだが、なんだか様子がおかしくて…
全く違う物語に転生したと思い込み、迷走を続けるカナリアと、愛するカナリアを失うまいと翻弄するアルトの恋のお話しです。
展開が早く、ご都合主義全開ですが、よろしくお願いしますm(__)m
公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました
Karamimi
恋愛
マーケッヒ王国は魔法大国。そんなマーケッヒ王国の伯爵令嬢セリーナは、14歳という若さで、治癒師として働いている。それもこれも莫大な借金を返済し、幼い弟妹に十分な教育を受けさせるためだ。
そんなセリーナの元を訪ねて来たのはなんと、貴族界でも3本の指に入る程の大貴族、ファーレソン公爵だ。話を聞けば、15歳になる息子、ルークがずっと難病に苦しんでおり、どんなに優秀な治癒師に診てもらっても、一向に良くならないらしい。
それどころか、どんどん悪化していくとの事。そんな中、セリーナの評判を聞きつけ、藁をもすがる思いでセリーナの元にやって来たとの事。
必死に頼み込む公爵を見て、出来る事はやってみよう、そう思ったセリーナは、早速公爵家で治療を始めるのだが…
正義感が強く努力家のセリーナと、病気のせいで心が歪んでしまった公爵令息ルークの恋のお話です。
私だってあなたなんて願い下げです!これからの人生は好きに生きます
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のジャンヌは、4年もの間ずっと婚約者で侯爵令息のシャーロンに冷遇されてきた。
オレンジ色の髪に吊り上がった真っ赤な瞳のせいで、一見怖そうに見えるジャンヌに対し、この国で3本の指に入るほどの美青年、シャーロン。美しいシャーロンを、令嬢たちが放っておく訳もなく、常に令嬢に囲まれて楽しそうに過ごしているシャーロンを、ただ見つめる事しか出来ないジャンヌ。
それでも4年前、助けてもらった恩を感じていたジャンヌは、シャーロンを想い続けていたのだが…
ある日いつもの様に辛辣な言葉が並ぶ手紙が届いたのだが、その中にはシャーロンが令嬢たちと口づけをしたり抱き合っている写真が入っていたのだ。それもどの写真も、別の令嬢だ。
自分の事を嫌っている事は気が付いていた。他の令嬢たちと仲が良いのも知っていた。でも、まさかこんな不貞を働いているだなんて、気持ち悪い。
正気を取り戻したジャンヌは、この写真を証拠にシャーロンと婚約破棄をする事を決意。婚約破棄出来た暁には、大好きだった騎士団に戻ろう、そう決めたのだった。
そして両親からも婚約破棄に同意してもらい、シャーロンの家へと向かったのだが…
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる