聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!

幸之丞

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「うわ~。海って大きい。そして あか・・・い?」

私はマチルダとリーニア河の治水の進捗と流行病がないかの確認を終わらせてお母様やリーサお姉様のいる海岸線の上空にいます。

「ねぇ?マチルダ。確か海って晴れている日は青いのよね?赤いってそんなことないわよね?」

私は呆然と海辺をみてマチルダに聞きました。

「海は青いのだ!海の色があんなに赤いのはアルーシャが海竜とクラーゲンを倒したからその血で海に住む魔物や海獣が寄ってきたのを、マルちゃん達がやっつけたのだ!!」

「え?それにしても赤い範囲が多くないかしら?」

「きっとアルーシャとレーアの事だから、後で美味しく食べようと血抜きをしっかりして、海が真っ赤になったのだ!」

マチルダは、お母様と叔母様は食いしん坊と決めつけています。
まあ、あれだけオーク肉を食べているところをみたらそうおみますわよね。

「なるほどね。しっかりと血抜きをしてアイテムバックにしまったのね。
どれだけの血が流れたらこんなに真っ赤になるのかしら?」

「私とエルーシアが治水の進捗を確認する前にあった魔物や海獣の気配が全くなくなっているので、40頭は倒しているのだ!」

「はあ~」とため息をつきながら私は海岸線を見ると大きく手を振るお母様達を発見しました。
私とマチルダは、高度を落として海面を近くで確認して砂浜にいるお母様達のもとへ向かいました。


「エルーシアちゃん。マチルダちゃん。私たちね、大きなワニや、クラーゲンや海竜をいっぱい倒したのよ!すごいでしょ!」

着陸するやいなや、お母様はこのように言って私に頭を向けてきます。

(え?良い子良い子して頭を撫でて欲しいの・・・ キモ)
私はお母様の話を無視して

「リーサ!メリア!そしてクラーラ貴女達常識人がいるのにどうしてとめられなかったの?調子に乗っておばさん達と一緒にリーサは魔法をぶっ放して、メリアとクラーラは、首をはねて血抜きをしていたのでしょう?」
3人はしゅんとします。
そして私は続けて
「マルとアルーシャとレーア。貴女達は私たちの保護者として同行したのよね?そんな態度で親としての威厳は保たれるのかしら?
そしてマル!あんたはベルティンブルグ領地以外での治水の進捗の確認をしやすくするために、同行しているのよね?」
私はおばさん達を冷たい目で見下ろしました。
彼女らは怒られるとは思っていなかたようで固まっています。

「王妃様や姉様は海に蔓延る魔物や海獣を討伐して、オッドリア領の海産物をまた捕れるようにしてくださっただけなのです。
決して、魔法をぶっ放すのが、楽しかったとか、剣や槍を使うのが楽しかった訳ではありません」
とレーア叔母様は目を泳がせて言い訳をしています。

(ああ!確信犯だわ)

「わかりました・・・
けれども、何事もやり過ぎはよくありませんわ!
(私はよくお父様にそう言って怒られます)
魔法や剣術で、魔物を倒すのはかまわないのですが、この真っ赤になってしまった海水とあちらこちらに散らかっている肉片は、誰が片付けるのでしょうか?
このままですと、海からも陸からも魔物や良くない気が集まり負の海となって魔物やアンデットの溜まり場になってしまいますわ」

私はとりあえず、真っ赤に染まってしまった海に向かって浄化の魔法を使いました。
海はキラキラと輝き、綺麗な青い色に戻りました。

(海獣達の血液がプランクトンの餌になって赤潮みたくなってしまう可能性もありましたね。 まあ海洋汚染って考えはないのはわかるけど・・・)

そして、魔物や海獣の肉片やゴミなどが一カ所に
どーん! 
と積み上がっています。
私はそれらを火属性の魔法で焼き尽くしました。


ああ!なんだかんだと理由をつけていましたが、12歳の私がこの国の為に一生懸命になって仕事をしているのに、好き勝手している大人達に腹を立てているみたいです。
そう私は幼児のように拗ねているのです。
それは、私はもう捨てられることはない。いいえ、捨てられても生きていくことができることがわかり甘えるように拗ねてしまったのです・・・
・・・反省・・・


私はしゅんとしているみんなの雰囲気を変えるために

「じゃ。おなかすいたしここでBBQ(バーベキュー)でもしましょう?もう少し離れた所にある岩場もあるところに行けば貝など捕れるはずですから」

そう言うとみんなしゅんとしていたのに目をキラキラと輝かせて私についてきます。

私は岩場が近くにある砂浜で、焼き台や網、炭等を出しました。
設営はお母様達大人に任せて、私とメリアとリーサとマチルダで、岩場で、素潜りをして、アワビ・サザエ・伊勢エビっぽい貝や海老を捕りました。
ほんの10分潜っただけで大漁です。

私たちは捕れた獲物を持って行くとすでに、お野菜や、お肉と先程捕れたクラーゲンをおろした物などがもうすでに焼かれていました。
きっとクラーラが、さっさと準備したのでしょう。

「王妃様、お母様、これも焼いてください」
とリーサが言って素潜りで捕れた魚貝類を渡しました。

「おお!沢山捕れたのですね!」

と大人達が言いますがだれも焼こうとしません。

(あ、そうか! 食べ方がわからないのね)

「じゃ、最初は私が焼いて見せますので後はおのおので焼いてください」

私は、貝類を一度、身と貝殻から外し貝の中に入れ焼き、海老はそのまま焼きはじめました。

きゅるるる!と数人のお腹の音が聞こえます。

焼きはじめた貝や海老はとても良い匂いがして、お腹が活発に動き始めたのでしょう?
私は、サザエとアワビに軽く醤油をかけて、王妃様に渡しました。
王妃様はビクビクしていましたが、パクッと口に入れると

「まいうー」
目をキラキラさせてと言いました。そして残りを皆に分け始めました。

海老はマチルダに渡しました
「マチルダ。先ずは頭を外して、その他の部分は殻から外すのよ。そのまま食べちゃ駄目よ。頭の部分を軽く握って汁を出してそれを剥いた身にかけて食べてみて」

マチルダは、海老を殻のまま食べようとしていました。
海老をじぃーと見てから私の言う通りに剥いて頭の汁を身にかけて一口入れたところで

「美味しいのだ!」
マチルダはむしゃむしゃと残りを食べ始めました。

それに続き皆も自分で焼き始めてそれぞれ食べました。




「そういえば、エルーシアちゃん。なぜ貴女は、リーサをお姉様と呼ぶのかしら? 同じ誕生日なのに?」

レーア叔母様は私に尋ねてきました。

「だって、リーサの方が先に生まれているじゃないですか!」

(しまったー! 不意に言われたので素で答えてしまった!)

「・・・ ・・・」
無言で私を見つめる大人達

「ってお父様から聞きました!」
私はお父様をつかってごまかしました。
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