聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!

幸之丞

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今年も作物が沢山とれました!大豊作です。
さすが豊穣の女神フレイヤ様を崇める農地です。

収穫祭は、ベルンの街を皮切りに約14日間で領地内の全ての村や町や街で行われます。
それに合わせて、病院に携わる者は、シアナ、アルデモ、ハンスを各団長にして、3組の使節団をつくり、3使節団で全領土をまわる事になっています。
基本は顔見せの所もありますが、基本は村などの公衆衛生のレベルの確認、対処と、病気や怪我をしている者の治療が目的です。
(炊き出しは、行わなくても大丈夫とは思いますが、そのときはそこを治めている村長などに連絡をすると食料を送る手はずをしています。

今年は、まさしく食べ物祭りと言うことで、
小麦を主材料に、ピザを焼きます。
ブランド豚を原料にした、ベーコン、ソーセージ。新鮮なミルクで作ったチーズをたんまりと使っています。

米を使った料理は、オッドリアの海の幸をふんだんに使ったパエリア。
私が試作手作った海苔を使ったおにぎり。

汁物は、けんちん汁とミネストローネを作りました。

その他、ポテトサラダ、シーザーサラダ、ポテトフライなどを作りました。

みんな大好きお肉は、炭火で焼き上げる豚の丸焼き、こちらも炭で焼き上げた、焼き鳥、そして火属性魔法を駆使して作ったローストビーフ。
ローストビーフは、お肉が赤いままなので、大人達は犬猿しましたが、私とファリカがむしゃむしゃと食べるのを見て子供達も食べました。

「エルーシア様。私、今日皆様に提供されているお料理を全て作れるようになりました」

「シアナ素晴らしいですね」
私は両手を挙げました。そして
「レオンの大好きな物ばかりですものね」
シアナは顔を真っ赤にして私の胸をポカポカと叩いています。
「もう もう もう」
まるで牛のようにもうもう鳴いています。
「ところでシアナ。他の皆様も料理を覚えたのかしら?」

「いいえ。ハンスの組は、お料理が苦手な者ばかりで、できあがった料理をマジックバッグに詰め込んで各地を回るようです。
そして現地の食材をBBQにして感謝祭を行うようです」

「話を戻しますが、エルーシア様の知っている料理を私にももっと教えていただけないでしょうか?」

「そうですね。シアナは、医療の幹部も兼ねているので、簡単で栄養のある料理や病み上がりの方に良い料理なども教えましょう」

「ほ、本当ですか!ありがとうございます」
シアナはピョンピョン跳びはねています。

「教える代わりにお願いがあります」

「え?私に出来ることでしょうか?」

私は、新たに作った、豚毛を使った歯ブラシと
《出来て歯磨き粉》と祈って作った、歯の汚れはもちろん、エナメル質がつよくなり、歯槽膿漏を防ぐ効果がある歯磨き粉をポケットから出しました。

「シアナと元聖女候補のかた方に、歯磨き大使として、食後の歯磨きを広めて欲しいのです。今回は領地全体に皆様が行きますので、領民の健康の為に是非お願いします」

シアナは、何故か、歯ブラシと歯磨き粉を持って小躍りしています。
恋する乙女は、お口のエチケットが気になるのでしょうね。
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