聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

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｢エルーシア。すごい、すごいですわ。
グリフィン達を気絶させたときも驚きましたが、今回はさらにとどめをさして、あんなに燃えさかっていた火を消したのですわね。
さすが私の友達ですわ｣
ソフィア様は、両手を叩き感動を表現しているようです。

｢エルーシアちゃん。本当にありがとうございます。
貴女がいなければ、もっと大惨事になるところでした｣
フィオナ様は涙目です。

｢ふふふ。ベルティンブルグ家の力を使えばこのような事は簡単に解決です。
フィオナ叔母様の罰は、この後役割分担を決めてからいたしますわ｣

娘のソフィア様とアデリッサ様は、首肯しています。


｢それでは、役割分担です。
ファリカは、先程と同じように風の精霊様にお願いして、魔物達を一カ所に集めてね｣

｢はーい。わかったのです｣
ファリカは元気よくお返事して、風の精霊様にお願いをしています。

｢お母様、レーア叔母様。そしてレオンとゲアートは、速攻で倒した魔物達をアイテムバックに収納してください。魔物はファリカが風の精霊様の力を借りて一カ所に集めるのでよろしくお願いします｣

｢｢わかったわ｣｣
お母様とレーア叔母様は、返事をしてから現場に向かいましたが、レオンとゲアートは、返事よりも先に現場に向かっています。


｢さて、マルちゃんは、ソフィアとアデリッサの3人で、フィオナおばさまに説教をお願いします。
陸に降りて、正座をさせてから説教を始めてくださいね｣

｢え～！もう娘達に散々叱られたのに｣

｢いいえ。フィオナ。貴女のおかげで私の株は上がったようですが、エルーシアちゃんは、貴女をおばさん呼びしました。
かなりお怒りですので、きっちりと指導させていただきます｣

｢そうよ。マルグレーテお義母様のおっしゃる通りですわ。
お母様をしっかりと矯正しないと、エルーシアは私と友達の関係を解消してしまうかも知れません。
ここは、しっかりと指導いたしますわ｣

｢（ソフィア）お姉様が、エルーシアお姉様との関係を解消してしまったら、私もせっかく出来た友達のファリカちゃんに絶交されてしまうかも知れません。
しっかりとお母様を叱ります｣

｢それでは、皆様よろしくお願いします。
私は、みんなの所へ行って魔物を回収後、この地に祝福をしてみます｣

私は、皆のいるところへ行き魔物を回収しました。

そして、
〈燃えてしまった、木々や草花さん達ごめんなさい。
この地が私の祝福で、元の綺麗な森林に戻りますように〉

ピカピカピカ

あたり一面金色に輝きました。
燃えてしまった木々や草花はこの地からなくなり、その場に新たな植物たちの新芽が出てきました。

そして、私の足下（一番魔力を注いでしまったところ）にも新たな木生えました。

それを見たのでしょう、グリフィンのラークが
｢主！｣
｢なあに、ラーク｣

｢主の足下の木ですが｣

｢うん。新しい木がはえたね｣

｢それは、世界樹ですぞ｣

｢ええええ！｣

今度は私がやらかしてしまいました。