聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

領地繁栄編

22 バーベキュー大会 秘密の鍋？

22　バーベキュー大会　秘密の鍋？

時計は十一時三十分になりました。
国王陛下の毒味役を前にして、私とグイダ達使用人達で、デシャップ台に先ずは十皿を並べそこに、お酒などの下味をつけて蜂蜜を使ったソースを塗った焼き鳥と、塩胡椒でピリッと味付けした焼き鳥を並べました。
飾り付け？として、先程焼き上げた磯辺焼きと、水分を含ませて焼いたお餅の上に餡子をのせたものを甘味として盛り付けました。
（八人の審査員に味見役とファリカ分で10皿です）

盛り付けのセンスのないリーサをみると。
口の周りに餡子がついていました。
（もうリーサは食いしん坊キャラね）
そして、私達の焼き台の前に陣とっている古竜達をみると、口の周りに餡子が･･･。
ここにも残念な美少女、美女がいました。

そして、グイダ達に料理を提出して貰い私は司会の二人の会話に耳を傾けました。

｢ここで最後に、両妃殿下の料理が提出され十組の料理の提供が終わりました｣

｢ここで、調理した皆様は、会場の料理の盛り付けを行います。
なお、会場の皆様には、数字書いてある大きなお皿を取っていただき、列に並んでいただき、お皿に担当者がお料理を盛り付けます。
必ず、お盆の上にお皿をのせてくださいね。
小さなお子様がご一緒のお母様は係の者に一言声をかけてください。
そして、お母様など大人一名とお子様の人数分こちらから配膳させていただきます｣

会場の皆様は、まだお食事を配っているところですが、審査員の皆様には審査していただきましょう｣

｢それでは、審査員の皆様、実食して点数をつけてください｣

私とリーサは、急遽出場が決まったため、仕込みがあまり出来なかったため、この地点で、調理はかなり遅れています。
昨日、ブランド豚肉のスペアリブを掃除（血合いや細かい骨などを取り除くこと）して、ある秘密の鍋をつかって下茹でをして、水分をとった後、塩胡椒して、林檎や玉葱やトマト等の果物や野菜とニンニクやショウガなどの香味野菜、グローブやナツメグなどのハーブ類、塩と胡椒と砂糖やお酒とお酢、蜂蜜などで作った調味料に漬けておいたのです。
そのスペアリブを、グイダに持って来てもらい、次々に焼きはじめました。
下味をつけているので、一度茹でてあるので中まで火が通っています。
一度蓋をして、温まってきたら、つけ込みに使った調味料とトマトケチャップを合わせたソースを上から塗りました。

（マジうまそう！）

ふっと横を見ると、リーサの口の周りにソースがついています。
（きっと、添える野菜を、ソースをつけて食べたのね。
お腹がすいているのね。マチルダとキャラがかぶるわね）

そんな、彼女をみて私は、豚のあばら肉のカットをグイダ達に任せて次の料理に取りかかりました。
昨日仕込みの時に、生活魔法のクリーンを使って、雑菌などを殺して、同じくまな板と包丁など、熱湯消毒をしました。
（クリーンの魔法で大丈夫ですが、お料理担当の使用人は、クリーンの魔法を使うことが出来ない者もいるためです）
そして、調理器具を風属性魔法と水属性魔法を使って乾燥させました。
綺麗にした、調理用具を使って、塩胡椒したお肉を調味料等で漬け込んだ物の調理をはじめました。