皆さんは呪われました

禰津エソラ

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4 呪いの起源

オカルト研究会

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「長野君、真理さん、翔也君、ちょっと、開けてよ」

 大声で叫んでみても無駄な事は何となく理解している。ただ、ドアが何かで開かないようにされている。これを何とかしないと。

 懐中電灯の明かりを頼りに真っ暗な部屋を探索する。この時の僕は、ここから出たいという気持ちが強すぎて、ここで儀式が行われていたかもという事は頭の片隅にも残っていなかった。

 とにかく、窓もなく、何も置かれていないこの部屋から出るためのヒント探しに必死だった。


 部屋のあちらこちらにある黒いシミが、だんだん人の顔に見えてくる。その顔たちは、僕に何かを訴えているようにも見えるし、嘲り笑っているようにも見える。どんどん恐怖心が増してきて、壁に浮かぶ顔を見たくなく、懐中電灯の光を当てたくはないのだけれど、この部屋から出るためには仕方ない。

 左側の壁に光を当ててよく見てみると、壁の一部が少しめくれていることに気がついた。

 なんだろう、これ?

 僕はめくれている部分を摘んで少し引っ張ってみた。

 パラっ

「んっ」

 何かが壁と隙間から落ちてきた。ノートを破ったような紙に見える。

 薄汚れた汚い紙だけれど、書いてある文字は判別できそうだ。僕は屈んで、その紙を手に取り、書いてある文字を読んでみた。

"この教団は呪われている。教祖を殺してくれ"

「なんだ、これ」

 隠すほどのメッセージなのかな。なんとなく、紙を裏返してみると、何か書いてある。なんて書いてあるんだろう。文字は所々擦れたり、字が流れていて読みづらそうだが、読めない事はなさそうだった。

 読み進めていくうちに、僕のパニックと恐怖は一気に引っ込んでいった……
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