321 / 354
第9章『失楽園のツクり方/冒険者サエジマ・ワタルの章』
第305話 いざ行かん、悪癖龍マルガリータへ(2)
しおりを挟む
マルガリータの進化は、刻一刻と進みつつある。
3つ並んでいるカプセルの、この一番右のカプセルに入っているこの黒ドレスの女----【復讐姫】のコイツをなんとかしなくてはいけない。
このカプセルに入り口はないのだが、今の俺は【化身召喚】によって神と一体化しているから、あの中に直接、召喚獣を放り込むことはできる。
ただし相変わらず、魔物を新たに召喚できないので、そのために放り込む召喚獣を出せないんですが。
「アハハッ!! ----って、笑ってる場合じゃないだろう!」
そう、マジで笑っていられる状況でないのだ。
なんとかしなくては、男であるだけで最低辺な存在になってしまう。
だったら、一番右のカプセルの中から、この【復讐姫】を取り出してみよう!
「【転移召喚】!」
俺は【復讐姫】----黒ドレスの女を指定し、カプセルの外に強制的に取り出す。
ぽいっと、転移の力によって強制的に黒ドレスの女を外へと放り出され、20秒後位すると女の姿がブレ始め、元のカプセルの中に戻ってしまった。
戻ってしまうのは、彼女が進化に使われる重要な要素だからだろう。
マルガリータの進化は、もう止まらないし、解除する事は出来ない。
そしていま現在、【復讐姫】が彼女の進化素材の1つであることは事実であるため、そのままだと元の位置へと戻るようなシステムになっているのだろう。
「----だが、取り出せた」
という事は、まだ猶予がある。
要するに、【復讐姫】を転移させ、戻る前にその代わりを、この中に入れればいいのだ。
「召喚獣は召喚できないが、ここは悪癖龍マルガリータの中」
そもそもあの黒ドレスの女は、【復讐姫】というスキルが召喚獣の形となっているモノ。
別に召喚獣でなくてはいけないという決まりはなく、要はあの中に入れる別のスキルを用意すればいいのだ。
「マルガリータはスキル【アルビノ・アイドル】のおかげで、大量にレアスキルを獲得しやすい召喚獣だからな。スキルには困らないぜ」
マルガリータが持っているスキルの中での候補は、こんな感じ。
===== ===== =====
【悪癖音波】;悪癖龍が持つ特殊な音波。魔力を込めると、放った言葉が実際の形となって相手にダメージを与える事が出来る
【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
【異界の龍】;ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力。介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
【物語の王アナンシ】;この世の全ての物語はアナンシへと帰結する、アナンシの固有能力。伝承や伝説を持つ相手に対して特攻能力を持ち、彼女と仲間の攻撃は全て特攻能力として相手に与えることができる
【アルター・フェザー】悪癖龍マルガリータが出した、異次元の力を纏った龍の羽。彼女の翼から離れた羽がなにかにぶつかると、その物と共に異次元へと帰っていく特殊な羽
【悪癖龍魔法】悪癖龍マルガリータのみが使える魔法。半古代龍魔法をマルガリータなりにアレンジした魔法であり、この魔法に当たった全ての物は、異次元から来たエネルギーに複雑に絡み合い、そしてそれぞれの世界へ持っていかれる。身体が複数の色々な世界に持っていかれるため、召喚獣や魔物であろうとも、この魔法を喰らった場合、二度と元の姿には戻れない
【アルビノ・アイドル】;白い髪と赤い瞳を持つアイドルの容姿関連スキル。レア個体として、レアスキルを獲得できる確率が高くなり、全ての攻撃に敵を魅了する【魅了】を付与する
【ドラゴニック杖術】(マナ系統);四大力の1つである《マナ》を扱う杖術。杖を持つ場合、杖から出る《マナ》を用いた攻撃の全てに補正効果がつきます。また、杖を扱う際に補正効果がかかるだけでなく、ドラゴンとしての強力な能力付与が付きます
【二人三脚】;自分と体力をもう1人の相手と共有するスキル。対象;《悪の手先》吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世
【龍眼】;敵の中で一番、魔法防御力が高い敵の防御力を10%まで下げる
【復讐姫】;魔性の女悪魔の名を冠するスキル。女性限定のスキルであり、全ての男に対し、筋力や戦闘力を著しく下げ、赤子相当にまで減少させる
【魅惑のトップアイドル!!】;自分の仲間全員のステータスを5%上昇させる、ただし相手に狙われやすくなる
【海の美声】;ギリシャ神話に登場する、美しい人魚セイレーンを模したスキル。息を吸った時間と量に応じて、対象を自らのコンサート会場、自身の声が聴ける場所に招待する。招待された者達はスキル発動中、コンサート会場から出る事が出来ない
【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
【ミステリアスドラゴン】;自分の体内で作り出した、特殊な黒い霧を放つスキル。霧を纏っている間、防御力が極端に減少するが、相手から狙われなくなる。また、この状態の時の攻撃はいつもの3倍の威力となる
【抑えられない……この輝き♪】;自分のカリスマ的アイドルオーラを輝かせて、相手に自身を狙わせるスキル。このスキルを使うと相手からの攻撃に狙われやすくなり、また【魅了】の状態異常にかけやすくする
【魔術改変】;魔術式を改変し、独自の魔術として改変する。また、相手の魔術式を改変して、魔術を使えるようにしたり、永遠に魔術を使えなくすることも可能
===== ===== =====
改めてみると、とんでもない数のスキルである。
しかも現在進行形でスキルは増えつつあり、きちんと効果を発揮している訳ではない未発現のスキルも合わせれば、そのスキル総数は100を優に超える。
これだけのスキルがあれば、1つくらいは【復讐姫】を越えるスキルがあるのではなかろうか。
「ちょうどいいスキルがあるから、使わせてもらおう! 【条件指定召喚】!」
これは、範囲内で条件に適合したモノを、召喚するスキル。
今回はこの空間内で、【復讐姫】に匹敵する力を持つスキルを検索しているという状況だな。
「----さぁ、結果は?」
結果は、最悪だった。
【復讐姫】に匹敵するスキルは、1つだけあった。
===== ===== =====
【条件指定召喚】 結果
【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
※このスキルは現在力不足です
===== ===== =====
条件にあったのはこのスキルだけであり、しかも現在の状況では使えない、と。
……で、この達成する条件って何なの?
3つ並んでいるカプセルの、この一番右のカプセルに入っているこの黒ドレスの女----【復讐姫】のコイツをなんとかしなくてはいけない。
このカプセルに入り口はないのだが、今の俺は【化身召喚】によって神と一体化しているから、あの中に直接、召喚獣を放り込むことはできる。
ただし相変わらず、魔物を新たに召喚できないので、そのために放り込む召喚獣を出せないんですが。
「アハハッ!! ----って、笑ってる場合じゃないだろう!」
そう、マジで笑っていられる状況でないのだ。
なんとかしなくては、男であるだけで最低辺な存在になってしまう。
だったら、一番右のカプセルの中から、この【復讐姫】を取り出してみよう!
「【転移召喚】!」
俺は【復讐姫】----黒ドレスの女を指定し、カプセルの外に強制的に取り出す。
ぽいっと、転移の力によって強制的に黒ドレスの女を外へと放り出され、20秒後位すると女の姿がブレ始め、元のカプセルの中に戻ってしまった。
戻ってしまうのは、彼女が進化に使われる重要な要素だからだろう。
マルガリータの進化は、もう止まらないし、解除する事は出来ない。
そしていま現在、【復讐姫】が彼女の進化素材の1つであることは事実であるため、そのままだと元の位置へと戻るようなシステムになっているのだろう。
「----だが、取り出せた」
という事は、まだ猶予がある。
要するに、【復讐姫】を転移させ、戻る前にその代わりを、この中に入れればいいのだ。
「召喚獣は召喚できないが、ここは悪癖龍マルガリータの中」
そもそもあの黒ドレスの女は、【復讐姫】というスキルが召喚獣の形となっているモノ。
別に召喚獣でなくてはいけないという決まりはなく、要はあの中に入れる別のスキルを用意すればいいのだ。
「マルガリータはスキル【アルビノ・アイドル】のおかげで、大量にレアスキルを獲得しやすい召喚獣だからな。スキルには困らないぜ」
マルガリータが持っているスキルの中での候補は、こんな感じ。
===== ===== =====
【悪癖音波】;悪癖龍が持つ特殊な音波。魔力を込めると、放った言葉が実際の形となって相手にダメージを与える事が出来る
【ドラゴンパワー】;ドラゴンの力により、全ての攻撃が強力となります
【ファミリー・スター】;自分と絆を持つファミリーが多ければ多いほど、魔力回復が速くなるスキル。体力などの回復も速くなります
【異界の龍】;ダンジョンに介入し、別のダンジョンから力を奪う特殊なドラゴンの力。介入できるダンジョンはランクが上でも可能。介入できる距離があるため、あまり遠くのダンジョンの力を奪う事は出来ない
【物語の王アナンシ】;この世の全ての物語はアナンシへと帰結する、アナンシの固有能力。伝承や伝説を持つ相手に対して特攻能力を持ち、彼女と仲間の攻撃は全て特攻能力として相手に与えることができる
【アルター・フェザー】悪癖龍マルガリータが出した、異次元の力を纏った龍の羽。彼女の翼から離れた羽がなにかにぶつかると、その物と共に異次元へと帰っていく特殊な羽
【悪癖龍魔法】悪癖龍マルガリータのみが使える魔法。半古代龍魔法をマルガリータなりにアレンジした魔法であり、この魔法に当たった全ての物は、異次元から来たエネルギーに複雑に絡み合い、そしてそれぞれの世界へ持っていかれる。身体が複数の色々な世界に持っていかれるため、召喚獣や魔物であろうとも、この魔法を喰らった場合、二度と元の姿には戻れない
【アルビノ・アイドル】;白い髪と赤い瞳を持つアイドルの容姿関連スキル。レア個体として、レアスキルを獲得できる確率が高くなり、全ての攻撃に敵を魅了する【魅了】を付与する
【ドラゴニック杖術】(マナ系統);四大力の1つである《マナ》を扱う杖術。杖を持つ場合、杖から出る《マナ》を用いた攻撃の全てに補正効果がつきます。また、杖を扱う際に補正効果がかかるだけでなく、ドラゴンとしての強力な能力付与が付きます
【二人三脚】;自分と体力をもう1人の相手と共有するスキル。対象;《悪の手先》吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世
【龍眼】;敵の中で一番、魔法防御力が高い敵の防御力を10%まで下げる
【復讐姫】;魔性の女悪魔の名を冠するスキル。女性限定のスキルであり、全ての男に対し、筋力や戦闘力を著しく下げ、赤子相当にまで減少させる
【魅惑のトップアイドル!!】;自分の仲間全員のステータスを5%上昇させる、ただし相手に狙われやすくなる
【海の美声】;ギリシャ神話に登場する、美しい人魚セイレーンを模したスキル。息を吸った時間と量に応じて、対象を自らのコンサート会場、自身の声が聴ける場所に招待する。招待された者達はスキル発動中、コンサート会場から出る事が出来ない
【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
【ミステリアスドラゴン】;自分の体内で作り出した、特殊な黒い霧を放つスキル。霧を纏っている間、防御力が極端に減少するが、相手から狙われなくなる。また、この状態の時の攻撃はいつもの3倍の威力となる
【抑えられない……この輝き♪】;自分のカリスマ的アイドルオーラを輝かせて、相手に自身を狙わせるスキル。このスキルを使うと相手からの攻撃に狙われやすくなり、また【魅了】の状態異常にかけやすくする
【魔術改変】;魔術式を改変し、独自の魔術として改変する。また、相手の魔術式を改変して、魔術を使えるようにしたり、永遠に魔術を使えなくすることも可能
===== ===== =====
改めてみると、とんでもない数のスキルである。
しかも現在進行形でスキルは増えつつあり、きちんと効果を発揮している訳ではない未発現のスキルも合わせれば、そのスキル総数は100を優に超える。
これだけのスキルがあれば、1つくらいは【復讐姫】を越えるスキルがあるのではなかろうか。
「ちょうどいいスキルがあるから、使わせてもらおう! 【条件指定召喚】!」
これは、範囲内で条件に適合したモノを、召喚するスキル。
今回はこの空間内で、【復讐姫】に匹敵する力を持つスキルを検索しているという状況だな。
「----さぁ、結果は?」
結果は、最悪だった。
【復讐姫】に匹敵するスキルは、1つだけあった。
===== ===== =====
【条件指定召喚】 結果
【プリンセスになりたくて】;条件を達成すると、特殊スキルを取得します
※このスキルは現在力不足です
===== ===== =====
条件にあったのはこのスキルだけであり、しかも現在の状況では使えない、と。
……で、この達成する条件って何なの?
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる