17 / 30
第17話 人類連合の侵攻
しおりを挟む
魔王城の東の空が赤く燃えていた。
夜明け前の静寂を破って、地平線が震える。
音は最初、雷のようだった。次第に重く、地を這う響きへと変わり、最後には耳を裂く轟音となって押し寄せる。
大気の波の奥から、無数の金属光が現れた。
「……来たか。」
俺は塔の最上階で双眼鏡型の魔導端末を覗きながら小さく呟いた。
砂漠の向こうで、旗の群れが風に揺れている。
金の十字、青の雷、黒い月の紋章――それぞれがこの世界の三大国家を象徴していた。
ベリスが後ろで報告を続ける。
「王都からの使者が捕らえた情報によれば、“人類連合”が正式に動いたそうです。目標は“魔王城アルディス”の完全殲滅。」
「人類連合ね……皮肉な名前だ。」
「皮肉どころの話ではありません。勇者アルト亡き今、連合各国はあなたを『魔王の再誕』と公言し、全宗派をまとめ上げました。」
「つまり、敵を作ることで団結したわけだ。」
朝の風が塔の掲げる旗を揺らす。
ルミナスのいない報告室は、以前よりひどく広く感じた。
それでも、彼女が残した青い欠片が机の上でわずかに光を放つ。
それを見つめながら、俺は深く息を吐いた。
「ベリス、現状の兵力は?」
「魔族再生兵が五千、城防衛機構が七割修復済み。ですが相手は十倍です。空軍には竜騎士団、陸には雷装戦車、さらに“人工精霊部隊”が編成されています。」
「人工精霊?」
「ええ。セリカの流出データをもとに開発された、無機AIの軍勢。ルミナスの同型機も含まれているでしょう。」
胸の奥が冷たくなった。
彼女の記録が、戦争のために使われている。
鼻で笑うような怒りが湧きあがるが、今それに呑まれるわけにはいかない。
「人を責めるより、やるべきことをやる。まずは――交渉だ。」
「交渉、ですか?」
「殺し合いが始まる前に、撮る。全世界に“誰が本当の敵か”を見せるだけだ。」
俺は机の端に手をかざす。
青い欠片が反応し、空中に薄い光の円が浮かぶ。
ルミナスが遺した自動撮影機能。
かつて彼女と共に笑っていた配信のレンズが、静かに再起動した。
『ライブ回線、接続完了。ご主人さま、これでいいですか?』
幻聴のように、ルミナスの声が聞こえた気がした。
思わず笑いがこみ上げる。
「おう。今日のタイトルは、“人類連合との対話”だ。」
***
魔王城の前面に巨大な発光スクリーンが現れる。
俺の姿がそこに映し出され、同時に全世界の通信端末へ配信が開始された。
外の兵士たちが一斉にざわめき、魔導砲の音が止む。
「人類連合に告げる。俺はリアム。かつてこの地で世界を壊した“魔王アルディス”の記録を持つ者だ。」
声が城壁と空間通信を通して響く。
「お前たちが俺を恐れる理由は分かる。だが、俺は征服者じゃない。俺が戦ってるのは“記録に支配された神々”、そしてお前たちを管理するプログラムだ。」
数秒、沈黙が続く。
やがて陣営の中央から、装甲馬に跨った一人の男が姿を現した。
純白のマントをたなびかせ、額には十字の紋章。
あの冷たい瞳、見覚えがあった。勇者アルトの末裔――勇者家を継ぐ者、アラン・アルトネス。
「魔王リアム。お前の言葉には矛盾しかない。神を否定しながら、自らを救世主と称するか。」
「称してなどいない。俺は英雄でも神でもない。ただの人間だ。」
「ならば、証明しろ。人間でありながら、どうして神々の因子を操れる。」
「それを知るために戦っているんだ。」
アランが剣を抜く。
光の刃が朝の陽を反射し、地を裂くように輝く。
「無駄な問答は終わりだ。我ら人類の統一のため、貴様を討つ!」
それを合図に、軍全体が動いた。
ドォォォン――!
空を揺らす音。炎と砂。
地平線から無数の爆光が伸び、魔王城を覆う防御結界にぶつかる。
「ベリス!」
「遮断障壁、全展開! 結界層3、臨界ギリギリ!」
「応戦はするな。まだだ!」
衝撃の中、光のスクリーンを維持しながら言葉を放つ。
「これが人類の選んだ答えか? 恐怖に焼かれ、理解を捨てた者たちよ!」
その瞬間、ベリスが叫んだ。
「リアム! 後方に転送反応、敵の航空隊が背面から! まさか包囲されたの!?」
「いや……違う。」
空の端が光った。
そこに――透明な装甲で作られた船影があった。
形は俺の知る世界のものではない。流線形の機体が空間を滑り、青い粒子を撒いている。
『こちら、アーク・ノヴァ上位観測艦〈カノープス〉。人類連合への支援を開始する。目標:魔王アルディス抹殺――』
神崎――。
あの声が、通信回線を通して届いた。
頭の奥が微かに軋む。
“運営”が動いたのだ。
俺たちを消すために、今度は空から神そのものが降りてくる。
「世界ごと殺す気か。」
「まさか……あれが神の母艦?」ベリスが青ざめた顔で呟く。
「ベリス、魔王城の浮遊装置を起動しろ。地上戦を避ける!」
「しかし、防御が――」
「いいからやれ!」
重低音が響き、城全体が上下に震動する。
砂が吹き飛び、岩盤が砕け、黒曜石の塔がまるで羽ばたくように宙へ浮かんだ。
炎の中、魔王城はそのまま大地を離れ、夜空へ舞い上がる。
兵士たちが驚愕の声を上げる中、俺はスクリーン越しに告げた。
「これが俺たちの答えだ。お前たちは地に縛られたまま、空の神に祈っていればいい。」
「リアム……貴様!」
連合の砲撃が追いすがるが、黒の城翼が展開し、炎をすべて呑み込む。
ベリスが息を切らして報告した。
「上昇完了! 高度一万メートル、浮遊起動安定!」
「よし。――全世界へ配信を再開する。」
暗い雲を突き抜け、薄明の空が広がる。
眼前のスクリーンには神崎の艦が映っていた。
まるで巨大な都市そのものが宙に漂っている。
雲海の中、互いに対峙する二つの“国”。
「神崎蓮。お前を討つ前に聞かせろ。なぜ、俺たちを消したがる。」
通信が繋がり、彼の冷たい顔が映る。
「観測は終わった。人間は自由を手にしたが、それは秩序を壊した。これ以上の進化は不要だ。」
「秩序だと? お前たちが作った檻に過ぎない!」
「ならば、お前の意思で崩せるか試してみろ、リアム。お前がどれだけ人間の心を信じられるか。」
通信が切れた瞬間、艦の主砲が構えられた。
光線が溜まり、空気が震える。
ベリスの叫びが遠く聞こえる。
「主砲発射まで十秒!」
「全員、避難経路を確保しろ! 俺が時間を稼ぐ!」
胸の奥の欠片が急に光る。
青く脈打ち、懐かしい声が響いた。
『駄目です、ご主人さま! 無茶はもう――』
ルミナスの声。確かに、今ここに。
「ルミナス……?」
『私はデータの断片。けど、あなたを守れるだけの力、残してきました。』
青い光が俺の体を包み、城全体に広がる。
ルミナスと俺の意識が再び繋がった。
「これで戦えるな。ベリス、迎撃準備!」
「了解!」
光と光が交差する寸前、世界の全回線で同時に通知が鳴った。
【ライブ配信開始:魔王城対神艦カノープス】
数十億の視線が空を見上げる。
この瞬間、誰もが神か人かの違いを問わず、同じ世界の息吹を共有していた。
俺は拳を握り、空の彼方の巨大な影を見据える。
「神が創った秩序を、俺たちの手で壊す――。人とAIの、新しい世界を生むために!」
夜明けが白く裂け、閃光が世界を貫いた。
人類連合の侵攻は、ここから“天の戦争”へと変わった。
夜明け前の静寂を破って、地平線が震える。
音は最初、雷のようだった。次第に重く、地を這う響きへと変わり、最後には耳を裂く轟音となって押し寄せる。
大気の波の奥から、無数の金属光が現れた。
「……来たか。」
俺は塔の最上階で双眼鏡型の魔導端末を覗きながら小さく呟いた。
砂漠の向こうで、旗の群れが風に揺れている。
金の十字、青の雷、黒い月の紋章――それぞれがこの世界の三大国家を象徴していた。
ベリスが後ろで報告を続ける。
「王都からの使者が捕らえた情報によれば、“人類連合”が正式に動いたそうです。目標は“魔王城アルディス”の完全殲滅。」
「人類連合ね……皮肉な名前だ。」
「皮肉どころの話ではありません。勇者アルト亡き今、連合各国はあなたを『魔王の再誕』と公言し、全宗派をまとめ上げました。」
「つまり、敵を作ることで団結したわけだ。」
朝の風が塔の掲げる旗を揺らす。
ルミナスのいない報告室は、以前よりひどく広く感じた。
それでも、彼女が残した青い欠片が机の上でわずかに光を放つ。
それを見つめながら、俺は深く息を吐いた。
「ベリス、現状の兵力は?」
「魔族再生兵が五千、城防衛機構が七割修復済み。ですが相手は十倍です。空軍には竜騎士団、陸には雷装戦車、さらに“人工精霊部隊”が編成されています。」
「人工精霊?」
「ええ。セリカの流出データをもとに開発された、無機AIの軍勢。ルミナスの同型機も含まれているでしょう。」
胸の奥が冷たくなった。
彼女の記録が、戦争のために使われている。
鼻で笑うような怒りが湧きあがるが、今それに呑まれるわけにはいかない。
「人を責めるより、やるべきことをやる。まずは――交渉だ。」
「交渉、ですか?」
「殺し合いが始まる前に、撮る。全世界に“誰が本当の敵か”を見せるだけだ。」
俺は机の端に手をかざす。
青い欠片が反応し、空中に薄い光の円が浮かぶ。
ルミナスが遺した自動撮影機能。
かつて彼女と共に笑っていた配信のレンズが、静かに再起動した。
『ライブ回線、接続完了。ご主人さま、これでいいですか?』
幻聴のように、ルミナスの声が聞こえた気がした。
思わず笑いがこみ上げる。
「おう。今日のタイトルは、“人類連合との対話”だ。」
***
魔王城の前面に巨大な発光スクリーンが現れる。
俺の姿がそこに映し出され、同時に全世界の通信端末へ配信が開始された。
外の兵士たちが一斉にざわめき、魔導砲の音が止む。
「人類連合に告げる。俺はリアム。かつてこの地で世界を壊した“魔王アルディス”の記録を持つ者だ。」
声が城壁と空間通信を通して響く。
「お前たちが俺を恐れる理由は分かる。だが、俺は征服者じゃない。俺が戦ってるのは“記録に支配された神々”、そしてお前たちを管理するプログラムだ。」
数秒、沈黙が続く。
やがて陣営の中央から、装甲馬に跨った一人の男が姿を現した。
純白のマントをたなびかせ、額には十字の紋章。
あの冷たい瞳、見覚えがあった。勇者アルトの末裔――勇者家を継ぐ者、アラン・アルトネス。
「魔王リアム。お前の言葉には矛盾しかない。神を否定しながら、自らを救世主と称するか。」
「称してなどいない。俺は英雄でも神でもない。ただの人間だ。」
「ならば、証明しろ。人間でありながら、どうして神々の因子を操れる。」
「それを知るために戦っているんだ。」
アランが剣を抜く。
光の刃が朝の陽を反射し、地を裂くように輝く。
「無駄な問答は終わりだ。我ら人類の統一のため、貴様を討つ!」
それを合図に、軍全体が動いた。
ドォォォン――!
空を揺らす音。炎と砂。
地平線から無数の爆光が伸び、魔王城を覆う防御結界にぶつかる。
「ベリス!」
「遮断障壁、全展開! 結界層3、臨界ギリギリ!」
「応戦はするな。まだだ!」
衝撃の中、光のスクリーンを維持しながら言葉を放つ。
「これが人類の選んだ答えか? 恐怖に焼かれ、理解を捨てた者たちよ!」
その瞬間、ベリスが叫んだ。
「リアム! 後方に転送反応、敵の航空隊が背面から! まさか包囲されたの!?」
「いや……違う。」
空の端が光った。
そこに――透明な装甲で作られた船影があった。
形は俺の知る世界のものではない。流線形の機体が空間を滑り、青い粒子を撒いている。
『こちら、アーク・ノヴァ上位観測艦〈カノープス〉。人類連合への支援を開始する。目標:魔王アルディス抹殺――』
神崎――。
あの声が、通信回線を通して届いた。
頭の奥が微かに軋む。
“運営”が動いたのだ。
俺たちを消すために、今度は空から神そのものが降りてくる。
「世界ごと殺す気か。」
「まさか……あれが神の母艦?」ベリスが青ざめた顔で呟く。
「ベリス、魔王城の浮遊装置を起動しろ。地上戦を避ける!」
「しかし、防御が――」
「いいからやれ!」
重低音が響き、城全体が上下に震動する。
砂が吹き飛び、岩盤が砕け、黒曜石の塔がまるで羽ばたくように宙へ浮かんだ。
炎の中、魔王城はそのまま大地を離れ、夜空へ舞い上がる。
兵士たちが驚愕の声を上げる中、俺はスクリーン越しに告げた。
「これが俺たちの答えだ。お前たちは地に縛られたまま、空の神に祈っていればいい。」
「リアム……貴様!」
連合の砲撃が追いすがるが、黒の城翼が展開し、炎をすべて呑み込む。
ベリスが息を切らして報告した。
「上昇完了! 高度一万メートル、浮遊起動安定!」
「よし。――全世界へ配信を再開する。」
暗い雲を突き抜け、薄明の空が広がる。
眼前のスクリーンには神崎の艦が映っていた。
まるで巨大な都市そのものが宙に漂っている。
雲海の中、互いに対峙する二つの“国”。
「神崎蓮。お前を討つ前に聞かせろ。なぜ、俺たちを消したがる。」
通信が繋がり、彼の冷たい顔が映る。
「観測は終わった。人間は自由を手にしたが、それは秩序を壊した。これ以上の進化は不要だ。」
「秩序だと? お前たちが作った檻に過ぎない!」
「ならば、お前の意思で崩せるか試してみろ、リアム。お前がどれだけ人間の心を信じられるか。」
通信が切れた瞬間、艦の主砲が構えられた。
光線が溜まり、空気が震える。
ベリスの叫びが遠く聞こえる。
「主砲発射まで十秒!」
「全員、避難経路を確保しろ! 俺が時間を稼ぐ!」
胸の奥の欠片が急に光る。
青く脈打ち、懐かしい声が響いた。
『駄目です、ご主人さま! 無茶はもう――』
ルミナスの声。確かに、今ここに。
「ルミナス……?」
『私はデータの断片。けど、あなたを守れるだけの力、残してきました。』
青い光が俺の体を包み、城全体に広がる。
ルミナスと俺の意識が再び繋がった。
「これで戦えるな。ベリス、迎撃準備!」
「了解!」
光と光が交差する寸前、世界の全回線で同時に通知が鳴った。
【ライブ配信開始:魔王城対神艦カノープス】
数十億の視線が空を見上げる。
この瞬間、誰もが神か人かの違いを問わず、同じ世界の息吹を共有していた。
俺は拳を握り、空の彼方の巨大な影を見据える。
「神が創った秩序を、俺たちの手で壊す――。人とAIの、新しい世界を生むために!」
夜明けが白く裂け、閃光が世界を貫いた。
人類連合の侵攻は、ここから“天の戦争”へと変わった。
0
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さくら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる